活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2017年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年04月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

マンガでわかる 私って、ADHD脳!?

満足度:★★★
付箋数:18

オトバンクの上田さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

  「片づけられない、間に合わない、ミスが多い
  ・・・・こうした悩みをもたれている方は、
  もしかしたら “ADHD脳” かもしれません。
   “ADHD脳” とはいわばニックネーム。
  発達障害のひとつであるADHD傾向にある方を
  本書ではこう呼んでいます。
  本書はこの “ADHD脳” をもつ方々のために
  書きました。なるべくわかりやすくお伝えする
  ために、漫画を交えて説明していきます。」

ADHDとは、Attention-Deficit/Hiperactivity
Disorder(注意欠如・多動性障害)の略。

自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群
など)やLD(学習障害)のような発達障害の
ひとつです。

 ・忘れ物やなくし物が多い(不注意)
 ・じっとしていられず、いつももぞもぞ動く
  (多動性)
 ・順番を待てない、人の邪魔をする(衝動性)

こういった症状があり、仕事や日常生活に
大きな支障がある場合、ADHDと診断されます。

ADHDは子どもだけに見られる発達障害ではなく、
大人にもあります。

人口の5%がADHDであるというデータも
あるようですから、20人に一人と考えると、
結構な割合ですね。

本書は、完全にADHDと診断されていなくても、
ADHDと同じ傾向の「脳のクセ」をもつ人
向けに書かれた本です。

  「なぜ、こんなにも集中できないのか?
  なぜ、こんなにもミスしちゃうのか?
  なぜ、こんなにも片づかないのか?
  なぜ、こんなにもしょっちゅう遅刻して
  しまうのか?

  その “なぜ” への答えと対処法が書かれて
  います。」

著者は、1997年に『のび太・ジャイアン症候群
を刊行して、ADHDをはじめて日本に本格的に
紹介した精神科医の司馬理英子さん。

漫画のパートは、しおざき忍さんが担当します。

各章は前半が漫画のストーリーで
「ADHD脳」とその対処法を簡単に知り、
後半が文章での詳しい解説になっています。

漫画のパートを読むだけでも、
「ADHD脳」の概略がわかるのがイイところ。

漫画パートの主人公は、月刊「ルビー」
編集者の丸山里子、28歳。

頑張っているつもりなのに、締め切りに
間に合わなかったり、ミスを連発します。

ある日、企画書の作成を先延ばしし、
大事な取材のアポを取り忘れて、
編集長から大目玉を食らいます。

そこに追い打ちをかけるように、
自分が一から仕事を教えた後輩が
編集チーフに抜擢されます。

後輩がチーフになることに納得でない
里子は、編集長に詰め寄りますが、
逆に社会人失格の烙印を押されて
しまいます。

意気消沈して歩いていた里子は、
メンタルクリニックの看板が見に止まり、
精神科医の木場えり子と出会います。

里子は、そこで自分が発達障害の
ADHDと同じ傾向の脳のクセを持つ
「ADHD脳」だと知り、改善を図ります。

里子が木場から渡されたのは、
ADHD脳がラクになるコツが書かれた
一冊の「コツノート」。

そこに書かれたコツメモを使いながら、
自分の「ADHD脳」との付き合い方を知り、
仕事やプライベートが好転していく
ストーリーです。

本書は、ADHDの3つの特徴すべてを
備えていない人でも、部分的に活用できます。

特に「片づけ」ができない人には、
本書の対処法は効果があるように思えます。

半分漫画なので、ちょっとしたスキマ時間に
気軽に読めるのがいいところです。

この本から何を活かすか?

「ADHD脳」は脳のクセで病気ではありませんが、
気をつけたいのは二次障害です。

  「 “脳のクセ” がもたらす “生きづらさ” や
  周囲の無理解などが長年続くことが
  うつ、不安障害、強迫性障害などの
  精神疾患につながってしまうことがあります。」

二次障害を防ぐためには、脳のクセを知る
だけではなく、次のように心の不調にも
気を配ることが大切のようです。

  ・ネガティブ妄想に気づく
  ・傷つきやすい自分を知る
  ・友達をはげます言葉で自分をはげます
  ・脳内信号機をを赤にする
  ・心の中にフォロ友をもつ

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 心に効く本 | 06:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |