活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2017年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年03月

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夢の叶え方を知っていますか?

満足度:★★★
付箋数:25

  「自分の庭に小さな鉄道を建設することが
  小学生の頃から夢だった」

作家の森博嗣さんはもともと国立大学の
工学部助教授でしたが、38歳のときに
小説『すべてがFになる』でデビューし、
いきなり作家として成功します。

作家になってから印税は年々倍増して、
デビューしてから5年後には年収が1億円を
突破したといいます。

  「1億数千万円の家付きの土地へ引っ越し、
  そこで庭園鉄道の建設を始めることができた。
  これが小説を書き始めて四年後、2000年の
  ことだ。このときの土地は、三百坪ほどだった。
  そこに総延長百メートルほどの路線を敷き、
  機関車を走らせて遊んだ。
  この機関車というのは実物の六分の一の
  大きさで、後ろの貨車に自分が乗って運転する。
  大人を数人乗せて牽引することができるものだ。
  子どものときに思い描いていた夢そのもの
  だった。夢が叶った、と実感できて、
  とても嬉しかった。」

森さんは、40代で自分の夢を実現しました。

大学は2006年に辞め、2008年には小説家も
引退宣言をして、現在の仕事量は1日1時間
以内の執筆と決めて、趣味に影響しない程度に
細々とやっているようです。

庭園鉄道は、何度か広い土地へ引っ越し、
現在は三千坪の土地に、総延長五百メートル
の路線を敷いています。

本書は、そんな森さんが夢について考え、
実現するための方法論について語った本です。

  「夢を実現したい、と思ったときに、
  まず考えなくてはならないことは、
  それは本当に自分の夢か、ということ。
  その次には、そこへ向かう道を、
  自分で見つけること。まずは、この二つが、
  夢を手に入れる最低限必要なことといえる。」

森さんは、夢には2種類あると言います。

1つは、「自分が見たい夢」、
そして、もう1つは、「他人に見せたい夢」。

結婚や就職が夢だったとしても、
それが人からどう見られるかを意識した
「他人に見せたい夢」であることが
多いようです。

他人から認められることに重点を置くと、
見せたい相手が自分のことをまったく
気にもかけないこともあります。

そうすると、次第に夢は歪になっていく。

そもそも人から羨ましがられる状況
そのものが幻想です。

もし、あなたの夢が「他人に見せたい夢」
なら、その願いは永遠に実現しないでしょう。

だからこそ、森さんは「それは本当に
あなたの夢なのか?」を最初に問うのです。

では、あなたの夢が「自分が見たい夢」
だった場合は、どうすればそれを
実現することができるのか?

夢を実現するには、自分で考えて、
工夫しなければなりません。

誰かに言われた方法をそのままやると、
上手くいかないときに疑心暗鬼に陥ります。

他者に責任転嫁できるのです。

これが自分で考えた方法なら、
自分以外の誰にも責任を問えません。

自分で考えた方法が、上手くいきそうに
なければ、早い段階で修正することも
可能です。

自分で工夫した方法だからこそ、
発見があり、驚きがあり、そして楽しみが
あるのです。

  「是非、他者の目を排除して、
  つまり自分をリセットして、ピュアな夢を
  再認識してもらいたい。まずは、誰にも
  報告せず、自分一人の秘密にしても、
  それを成し遂げられるか、と考えてみよう。
  それはできないと感じたら、まだ不充分
  だということ。自分一人で内緒にしてでも
  やりたい、と思うものが本物だ。」

若干回りくどい言い回しもありますが、
本書は、夢の実現に向けて、
興味深い考察を行っている本だと思います。

この本から何を活かすか?

  「大きな成功への最大の障害は、
  小さな成功である」

これは森さんが、周囲の人たちを
40年ほど観察して得た教訓です。

特に最近のネット社会になってからは、
たまたま小さな成功したことが、そこそこの
反響を得やすくなっています。

そうすると本来はもっと大きな成功に
向かっていたはずの人が、そこで満足して
しまい、結果的に大きな夢への歩みが
止まってしまうことがあるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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