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吹けば飛ぶよな日本経済

吹けば飛ぶよな日本経済 破綻後の新しい国をつくる吹けば飛ぶよな日本経済 破綻後の新しい国をつくる
(2015/03/26)
藤巻健史

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満足度★★
付箋数:15

フジマキさんも、政治家らしくなったなぁ~。
これが本書を読んだ私の感想です。

ハイパーインフレが起こり、日本経済が破綻するという
シナリオを一貫して主張する藤巻健史さん。

新しい本を出す度に、アマゾンのレビューでは酷評が
数多く書き込まれますが、本人はそんなのどこ吹く風。

三橋貴明さんや上念司さんなどの新しい世代の論客からは、
「マッキーが、またオオカミが来ると叫んでる」と
馬鹿にされていますが、それでも全然へっちゃらです。

それぐらいの批判に耐える神経がないと政治家は務まりません。

さて、私が今回、フジマキさんを政治家らしいと思ったのは、
本書の「執筆協力者」として、長男の藤巻けんたさんの
名前が出ていたことです。

今までも、けんたさんの名前はちょくちょく出ていましたが、
それはあくまでもネタとしてのエピソード紹介でした。

フジマキさんが手書きの「藤巻プロパガンダ」を発行していた頃、
けんたさんのエピソードは、「長男K」としてその名が、
金融業界で有名になった程でした。

しかし、本書ではネタとして登場するのではなく、
けんたさんの政治活動を応援するために名前が出ています。

実はけんたさん、2014年の衆議院議員選挙で、
千葉2区から維新の党より出馬して、落選しました。

現在は次の選挙に向けて千葉県を中心に政治活動を
行っているそうですから、本書の執筆協力者として
名前が出ることが、知名度アップにつながるのでしょう。

親バカと言うより、政治家が、自分の子も孫も政治家に
しようとする日本の伝統(?)を引き継いでいる感じです。

さて、本書の内容はいつもと同じですが、目次は以下の通りです。

  序章 この危機に言わずにはいられない
  第1章 世界の背中が遠くなる
  第2章 吹けば飛ぶような日本経済
  第3章 異次元の量的緩和の末路
  第4章 ハードランディングに備えよ
  第5章 日本経済「失敗の本質」
  第6章 ハードランディング後の新しい国

ちなみに、いつも同じ内容で危機感を煽っていることについては、
次のように書かれています。

  「私は財政危機をテーマに本を出し続けてきました。
  警告のつもりだったのです。折しも “首都圏に大地震が迫っている”
  といった本が数多く出回ったこともあり、 “地震本と一緒。
  いたずらに財政破綻の不安をあおりまくっている” と
  避難されたものです。私はそれも甘んじて受け入れてきました。
  財政に関する危機説が広まれば、国民のみなさんが
   “自分で自分を守る” 対処法を自ら考えてくれると思ったからです。
  しかも、地震はどんなに危機感をあおっても “防止することは
  できない” のに対し、 “財政破綻/ハイパーインフレ” の方は
  政治家や国民の多くが早い段階で危機意識を持ってもらえば、
  防止することができたはずなのです。
   “財政破綻/ハイパーインフレ” は人災なのです。」

この本から何を活かすか?

フジマキさんがモルガン銀行を辞めてから15年。

かつてフジマキさんが、本当に「伝説のトレーダー」と
呼ばれていたことを知る人も少なくなってきました。

そこで今回はマスコミに発表された主要外資金融機関の
1997年3月期の損益表を掲載して、当時を振り返っています。

  「年間232億円。ほかの外銀、外資系証券、外資系信託銀行の
  利益に比べて、段違いに多かったのがおわかりかと思います。
  当時のモルガン銀行は貸付を業務として行っていませんでしたから、
  利益を生み出すのは、為替の対顧客ビジネス部門と、
  私のやっていた自己勘定取引だけでした。コストを考えると
  対顧客の為替ビジネスは収支がトントンでしたから、
  私1人で稼いだ利益から様々なコストを引いた金額が232億円
  だったということです。」

今のフジマキさんしか知らないと、毎年ものすごい利益を
上げていたことは、想像がつかないかもしれませんね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 経済・行動経済学 | 06:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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