活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2015年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年05月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

問題解決ラボ

問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術
(2015/02/27)
佐藤 オオキ

商品詳細を見る

kindle版 問題解決ラボ

満足度★★★★
付箋数:26

デザインオフィス「nendo(ネンド)」代表の佐藤オオキさん。

佐藤さんは、国内ではロッテやエステー、海外ではコカ・コーラや
ルイ・ヴィトンなどのデザインを手掛ける気鋭のデザイナーです。

NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」などにも出演して、
大きな話題のとなりました。

佐藤さんがデザインするのは、「箸」などの小さな生活雑貨から、
家具、家電製品、パッケージや企業ロゴ、企業のブランディング、
果ては駅前開発などの総合デザインまで多岐にわたります。

現在は世界中の約70社と300以上ものプロジェクトを
同時に進めているといいます。

なぜ佐藤さんは、こんなにもたくさんのアイディアを
次から次へと生み出すことができるのでしょうか?

佐藤さんにとって、デザインとは「問題解決」することです。

問題は、「新しい視点」を提供することで解決されます。

  「こうした新しい視点での問題解決に必要なものこそ、
   “デザイン目線” で考える、ということ。
  今までさんざん悩んでいた問題には全然違う側面があると
  気づくことができ、アイディアが “詰まり” なく出てくる
  体質になり、問題解決の新しい道筋が見つかって・・・・と、
  真の課題、本当の答えにたどり着くことができるようになります。」

本書では、問題解決のための「デザイン目線」の持ち方が、
5つの章に分けて紹介されています。

  第1章 デザイン目線で考えると、正しい「問い」が見えてくる
  第2章 デザイン目線で考えると、ありそうでなかった「アイディア」
     が見えてくる
  第3章 デザイン目線で考えると、ホントの「解決法」が見えてくる
  第4章 デザイン目線で考えると、刺さる「メッセージ」が見えてくる
  第5章 デザイン目線で考えると、見えない「価値」が見えてくる

普通この手の本では、本文に問題解決のノウハウが書かれ、
各節や章末にコラムとしてエッセイ的な内容が掲載されている
ことが多いと思いますが、本書ではそれが逆転しています。

つまり、本文がデザインにまつわるエッセイで、
各節の最後にコラムっぽくデザイン目線を持つための技が
紹介されています。

全体的に軽いタッチで書かれていて、
文章にも佐藤さんの持つセンスの良さが感じられます。

本書を読む限り、佐藤さんからは、次々と問題解決を
しているように見えます。

それでは、デザイン目線さえ持てば、
どんな問題でも解決できるようになるのでしょうか?

  「実はそういうことではありません。残念ながら、1つの方法で
  どんな問題でも解決できるほど、世の中は甘くないんですね。

  では、どういうことなのか?

  それは “問題を必ず解決する方法を見つける” のではなく、
   “必ず解決できる問題を見つける” こと。
  そういう問題は必ず解決できますからね(笑)。

  言うなれば、答えを見ながら、それに合っている問題を
  算数のドリルの中から探す感じ。

   “3” になるための問題をどれにしようかな、と。
  そう考えると、 “1+1+1” でも “4-1” でも “6÷2” でも
  いいことがわかります。」

この発想自体がモノゴトを「オモテ面」だけでなく「ウラ面」
にも注目するデザイン目線を持っているこということですね。

これは、デザイナーに限らず、すべてのビジネスパーソンに
必要な視点だと思います。

この本から何を活かすか?

  「思いつきは、お隣さんの頭の中で成長する」

佐藤さんは、「ちょっとした思いつき」でも、思いついたら
まず「誰かに言ってみる」ことを勧めています。

相手が求めていても求めていなくても、とにかく口にする。

すると「たしかにそれはどうでもいい話だけど、
それはこれに通じるよね」と誰かが言ってくれる場合がある。

口にすることで、聞いた誰かが、自分の思いつきを
膨らませてくれる可能性が広がるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| アイディア・発想法・企画 | 09:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |