活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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東大医学部生だけが知る 超・知的生産法

東大医学部生だけが知る 超・知的生産法 (角川新書)東大医学部生だけが知る 超・知的生産法 (角川新書)
(2015/03/07)
岩波 邦明

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kindle版 東大医学部生だけが知る 超・知的生産法 (角川新書)

満足度★★
付箋数:18

本書は、2桁×2桁の暗算方法「ゴースト暗算」の開発で
有名になった、東大医学部卒の教育プロデューサー
岩波邦明さんによる知的生産力向上のヒントが書かれた本です。

ちなみに、ゴースト暗算とは、丸覚えするのではなく、
トレーニングして身に付ける速算方法です。

6時間ほどの訓練で誰でも99×99までの暗算が
できるようになるそうで、「お魚型のプレート」を頭の中に
イメージすることが、小学生に受けたのでしょう。

ゴースト暗算については、マスコミにも取り上げられ、
トレーニング本も刊行されています。

  『6時間でできる!2ケタ×2ケタの暗算―岩波メソッドゴースト暗算

ゴースト暗算の効果はわかりませんが、岩波さんには、
東大の看板を使って商売する才能はあると思います。

さて、本書で解説される知的生産力アップの方法は、
タイトルには「東大医学部生だけが知る」と書かれていますが、
岩波さん自身の経験に基づくノウハウです。

東大理Ⅲに合格した時の体験と医学部の卒業試験を乗り切った
経験がベースになっています。

  第1章 「集中の瞬発力」を身につける方法
  第2章 「継続」できる集中力はこうして身につけられる
  第3章 「時間」と「脳」の効果的な使い方
  第4章 環境改善とプライミング効果
  第5章 ワンランク上のパフォーマンスを獲得するために

岩波さんは、知的生産力の柱を「持ち時間」、「集中に入る力」、
「集中を持続する力」の3本と考えています。

岩波さんは、この3本の柱に対し、どのようにアプローチするかを
中心に解説します。

  「集中とは、 “対象に意識を向ける” だけではなく、
   “他を切り捨てる” こととの両面で成り立つものです。
  つまり、集中状態をすばやくつくり出すには、目標となる対象に
  意識を向けるだけでは不十分であり、その他のことを意識的に
  シャットアウトする必要があるわけです。」

例えば、「ゲーム」が勉強や仕事の妨げになる場合は、
1日1時間までといった「制限」をするのではなく、
集中しなければならない期間は完全に「遮断」することを
すすめています。

「制限」では、余計に気になって集中力を削いでしまうので、
視界に入らにように徹底してシャットアウトするのです。

また、生産性を上げるために、「1日の振り返りをしない」ことを
推奨しているのはユニークでした。

  「1日の終わりに “その日を振り返らない” ようにすることです。
  うまくいった日もうまくいかなかった日もそうです。
  1日の終わりや次の日の朝などにその日や前の日を振り返っても
  メリットはそれほどないものです。
  なぜなら、うまくいった日には慢心してしまい、
  うまくいかなかった日にはやる気を失ってしまうからです。」

具体的なノウハウよりも、知的生産力アップに向けての
心構え的なアドバイスが多く書かれていました。

本書で紹介される方法は、一般的なビジネスでの活動より、
受験や試験対策といった特殊な環境下の方が、
効果があるように感じました。

この本から何を活かすか?

  強制的に「〆切効果」を使う方法

物理的な〆切があると、生産性は上がるものです。

本書ではパソコンを使って、物理的なタイムリミットを
設定する方法が紹介されていました。

  「ノートパソコンで “1時間分”  “3時間分” といった
  一定量だけを充電して、コンセントは持たずに近くの喫茶店や
  図書館などに行って作業する。
  その際、バッテリーの充電量は、やろうと思っている仕事量から
  計算して、それに合わせておく――というものです。」

無駄なネット検索などしていると、あっという間にバッテリーを
消耗するので、この方法だと集中してやるしかありませんね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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