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優秀なプレーヤーは、なぜ優秀なマネージャーになれないのか?

優秀なプレーヤーは、なぜ優秀なマネージャーになれないのか?優秀なプレーヤーは、なぜ優秀なマネージャーになれないのか?
(2015/03/13)
柴田 励司

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満足度★★★
付箋数:23

もし、あなたが優秀なプレーヤーだったら、
マネージャーになるときに、優秀でなかった人より、
苦労するかもしれません。

それはなぜか?

一般的には優れたプレーヤーが昇進してマネージャーになります。

しかし、そこには今までの考え方を180度変えなければ
ならない大きな違いが2つあるからです。

今までとは反対の考えをするのですから、個人として優秀な
プレーヤーだった人ほど、そのギャップが大きくなるのです。

1つ目は、自分でプレーせずに、チームの中にデキる人を増やし、
結果を出していくこと。

今までは、自分でやってしまえばよかったので、
チームのメンバーが自分のように動けていないのを見ると
より大きなストレスを感じてしまうのです。

2つ目は、プレーヤーのときは、必要な資質を備え、
特定のスキルを磨くことで結果を出すことができましたが、
優れたマネージャーになるためには、ある特定の資質や
スキルを向上させれば良いというものがない点です。

巷に溢れる「リーダーシップ本」や「マネジメント本」には、
マネージャーが備えるべき資質やスキルについて
書かれている本が多く見られますが、
本書の著者、柴田励司さんの考えは異なります。

  「この本で、私が皆さんに提供したいのは “優れたマネージャー
  とは可変である” という考えです。
  つまり従来型の優れたマネージャー像と違って、これとこれを
  クリアした優れたプレーヤーが優れたマネージャーの資格者である、
  という固定概念を壊しましょうという話しです。」

これは、柴田さんオリジナルのマネージャー論ではありません。

優れたマネージャーのモデルは1つではなく、
状況に応じてスタイルを変えるべきだと提唱したのは、
ポール・ハーシィさんとケネス・H・ブランチャードさんです。

これはリーダーシップ条件適応理論で、通称SL理論と呼ばれます。

SL理論は部下の成熟度によって、有効なリーダーシップの
スタイルが異なるという考えですが、柴田さんはこれに加え、
事業環境やメンバーのスタイルの違いを意識するよう提唱します。

  優秀なプレーヤーで終わる人は、自分を元気にする
  優秀なマネージャーとなる人は、チームを元気にする

  優秀なプレーヤーで終わる人は、自分を守る
  優秀なマネージャーとなる人は、まわりを守る

  優秀なプレーヤーで終わる人は、会議を軽く考える
  優秀なマネージャーとなる人は、会議術を心得ている

  優秀なプレーヤーで終わる人は、やり続ける
  優秀なマネージャーとなる人は、止める術を知っている

  優秀なプレーヤーで終わる人は、想定内に強い
  優秀なマネージャーとなる人は、想定外に強い

本書では、このように優秀なプレーヤーで終わってしまう人と、
優秀なマネージャーに転換できる人を40項目で比較します。

また、自分のマネジメントスタイルを客観視できるように、
マネージャーが可変させるべき4つのスタイルも紹介されています。

これはコンサルティング会社IIOSS社が開発した
マネジメント診断の考え方です。

本書は既にマネージャーになっている方にとっては、
「べからず集」のようにも使える本です。

この本から何を活かすか?

  「メールが来たら、電話で処理する。
  メールが来てメールで返していたら、永遠に続く。」

メールは記録として残りますから、後から根拠が必要となる
用件についてはメールの方がいいでしょう。

しかし、話せば一発で終わることを延々とメールで
やりとりしても時間のムダです。

ここは状況によって使い分けることが肝心だと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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