活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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アドラー流 たった1分で伝わる言い方

アドラー流 たった1分で伝わる言い方アドラー流 たった1分で伝わる言い方
(2014/11/19)
戸田 久実

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満足度★★★
付箋数:22

  「日頃使っている言葉を少し変えるだけで、人間関係は驚くほど
  うまくいくようになります。
  たったひと言、たった1分で人間関係を好転させることもできるのなら、
  思ったより簡単に問題を解決できると思いませんか?」

最近、日本でも脚光を浴びるようになり、
関連書籍が多く出版されるようになった「アドラー心理学」。

アルフレッド・アドラーさんは、
「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」
という言葉を残しています。

本書は、アドラー心理をベースにした「言葉がけ」で、
人間関係を変える本です。

著者は「言葉がけ」に特化したコミュニケーション研修が好評で、
毎年5000人以上を指導し続ける戸田久実さん。

本書は次のような人にオススメのようです。

  ・自分のことを人見知りだと感じている人
  ・会話が苦手だと思っている人
  ・誰とでもうまくいく力を身につけたい人
  ・自分の言いたいことを上手に伝えたい人
  ・他人への指摘をうまくできない人

本書では、トーク例や言い回しも多く紹介されていますが、
特徴的なのは、その背景にある「マインド」についても
しっかりと解説されていることです。

そのマインドの論拠となるのが、アドラー心理学。

この土台があるので、本書のトーク例が単なる小手先の
テクニックにならず、使えるスキルとして生きるのです。

ちなみに、アドラー心理学は「勇気づけの心理学」と言われます。
勇気づけとは、「困難を克服する活力を与える」こと。

ですから、相手に対して上から目線の「ほめる」のではなく、
ヨコから目線の「勇気づけ」を行います。

例えば、「よくできたね」、「よくやったね」、「さすがだね」、
「この調子で頑張って」などがほめ言葉。

ほめるのは、報酬を与えることを意味しますから、
これが続くと、報酬がないとやらなくなってしまいます。

また、場合によっては相手にプレッシャーを与えてしまいます。

これに対して、「勇気づけ」の言葉は次の通りです。

  「◯◯さんの努力が実って私もうれしい」
  「~してくれてありがとう。とても助かった」(貢献に注目)
  「うまくいって、本当によかったね」(共感)
  「○○さんがここまでしてくれたことがとても助かる」

コーチングで使う「承認」とも、またちょっと違いますね。

よい結果が出た時も、失敗した時も受け入れ、
そのプロセスに注目して相手に感謝を伝えます。

本書はアドラー心理学の基本的な考え方をまとめ、
人間関係がうまくいく人、いかない人を特徴を見てから、
具体的な「言葉がけ」事例を紹介しています。

シーン別では、仕事編とプライベート編の2つに分けて
フレーズ例が書かれているので有り難い。

イラストが多く、文字数がかなり少ない本ですが、
そのシンプルさが、大事なポイントを伝えています。

この本から何を活かすか?

聴き方を変えるだけで、相手とのコミュニケーションが
大きく改善されます。

本書では、「この人は信頼できる!」と思われる
8つの聴き方が紹介されていました。

  1. 共感して聴く
  2. 興味を持って聴く
  3. 身体全体で聴く
  4. 一方的に話し続けない
  5. 相手の話を勝手にまとめず最後まで聴く
  6. 好かれるあいづち、嫌われるあいづち
  7. 相手をわかろうとする質問をする
  8. 相手の主観に流されないで聴く

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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