活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~

多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~
(2014/11/22)
ちきりん

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kindle版 多眼思考

満足度★★★
付箋数:22

本書は社会派ブロガーちきりんさんが、これまでに発した
2万7千のツイートから300を厳選した本。

  「通常、本を書くときはひとつのテーマを選び、そのことについて
  様々な角度から考察を積み上げます。このため本を読んだ人は、
  そのテーマについて、深い知識や洞察を得ることができます。
  一方のツイッターでは、呟く対象となるニュースやイベントが
  次々と移り変わるため、何かのテーマについて深く学ぶことは
  できません。ところが、特定の発信者のツイートを継続的に
  追っていると、その人の視点や思考に関しては、
  同じ人がひとつのテーマについて書いた本を読むよりも、
  深く理解できることが多いのです。」

ちきりんさんが呟いた、様々な分野についてのツイートは、
次の8つのカテゴリーにまとめられています。

  生きること、働くこと、社会、少子化と高齢化と男と女、
  ゆるく考えよう、ビジネス、ぐろーばりぜーしょん、自立&未来へ

140字という文字制限のあるツイッターですから、
研ぎ澄まされた純度の高い言葉になっています。

ちきりんさんの思考が短い言葉にギュッと濃縮されていて、
名言集のようなテイストもありますね。

  ・「忙しい忙しい」って言うと、「私は人生で何が大切か、
  わかっていません」と言っているみたいな気分になるから、
  言いたくない。

  ・そもそも大原則として、人を破滅させるのは、「1回目の失敗」
  (浮気、投資や事業の失敗など)ではなく、「2回目の失敗」
  (それを誤魔化そうとする行為)である、ってことを、
  みんなよく覚えておくべきだよね。

  ・20代は誰でも成長できる。30代でも多くの人が成長できる。
  でも40代で成長できる人はごく限られている。
  多くの人が30代で終わってしまう。

ちきりんさんの言葉に、ハッとさせられたり、
唸らされこともしばしば。

普通の人がなかなか思いつかない視点や洞察があります。

しかし、さすがに社会派と言われるだけあって、
その批判は、鋭いというのを通り越して結構辛辣です。

  ・「本を読む」と「考える」は全く違う行為なのに、本を読んで
  考えた気になっている人もたくさんいるよね。まあ、朝、
  会社に行って、夜、帰宅して、「働いた気になっている人」
  がいるのと同じだけど。

  ・学校とマスメディアの2業界って、「世の中はとても公正で、
  クリーンで平等で、誰でも頑張れば報われる理屈の通る
  世界なのです」っていう、現実離れした嘘を子供たちに
  教え続けるという意味ではよく似てる業界よね。

  ・45歳にもなって、組織を離れたら食べていけないとか最悪。
  20年も働いてきて、何を学んでるの?って感じです。

正直、そこまで言うかという手厳しい発言を、
何のためらいもなく、論理的に言い切ってしまうところが
ちきりんさんが支持される理由なのでしょう。

ただし、どういう背景でツイートされたかわからない
発言も多数あります。

文脈がわからないからこそ、自分でも想像したり考える
余地があって楽しいのかもしれません。

この本から何を活かすか?

ちきりんさんの独自の視点には、「そういう考えがあったか!」
と膝を打つことが何度もありました。

しかし、個人的にスッキリしないのは、
本書はあくまで頭のなかで考えたことで止まっている点です。

よく会社の中でも、鋭い意見は言うけれど、
自分ではちっとも動かない、口だけのヤツがいます。

本書だけで、ちきりんさんが批判するだけして、
アクションを起こしていないとは言いませんが、
私は一瞬、そんなイメージを持つことがありました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 09:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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