活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2014年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年02月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

商品を売るな

商品を売るな コンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みをつくる商品を売るな コンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みをつくる
(2014/12/04)
宗像 淳

商品詳細を見る

kindle版 商品を売るな

満足度★★★
付箋数:22

なぜ、商品を売ってはいけないのか?

  「 “商品を売るな” という書名に “なぜ?” と思って本書を
  手に取った方も多いはずだ。生活者は広告を中心としたこれまでの
  マーケティングを無視するようになっている。テレビCMはスキップ
  され、雑誌や新聞はそもそも購読しなくなった。
  代わって生活者の情報収集手段になったのが、インターネットだ。
  ただ、インターネットでもバナー広告のように強制的に表示される
  宣伝手法は、邪魔なものと見なされ嫌われている。
  従来の手法の効果が薄れる中、先進的なマーケッターは
  生活者に合わせた新しい手法の必要性に気付いている。
  その手法が商品を売らない、コンテンツマーケティングだ。」

本書は株式会社イノーバ代表取締役社長、宗像淳(ムナカタ スナオ)さん
によるコンテンツマーケティングの解説本。

サイズはちょっと大きめ、21 cmx 20.8cmのワイド版で、
図やイラストが豊富でキレイなカラー本です。

ところで、「コンテンツマーケティング」とは、どんな手法なのか?

それは、見込み客をウェブサイトに引き付け、
資料請求や商品やサービスの申し込みを行ってもらう
マーケティング手法です。

見込み客を引き付けるために、ブログ、ポッドキャスト、動画、
PDF形式の小冊子など、顧客が読みたくなるコンテンツを提供し、
購買行動につなげます。

日本ではそれほど浸透していませんが、実は古くからある手法で、
フランスのタイヤメーカーのミシュランが発行する
「ミシュランガイド」もコンテンツマーケティングの一種です。

ミシュランガイドは、今のレストランガイドになる前は、
1900年に自動車旅行に役立つ地図や自動車整備などの情報を
冊子にまとめて配布したのが始まりです。

最近、コンテンツマーケティングが注目されているのが、
コンテンツを提供する手段が、ウェブベースになり、
より手軽に、より低コストで、多くの見込み客へ提供できるように
なったからです。

更に、冒頭の商品を売らない理由にもありますが、
私たちのメディアに接する環境が変化し、従来のマーケティング
手法が効かなくなってきたことも大きく影響しています。

本書が挙げるコンテンツマーケティングのメリットは、
次の8点です。

  ・広告宣伝費を抑えられる
  ・オピニオンリーダーになれる
  ・顧客に嫌われない
  ・顧客とのコミュニケーションが生まれる
  ・顧客のロイヤリティを高められる
  ・ターゲットが絞り込みやすくなる
  ・情報を自然に拡散できる
  ・顧客の反応が検証しやすくなる

本書では、こうしたコンテンツマーケティングの特徴も
解説していますが、メインとなるのが実例を示した
「ケーススタディ」のパートです。

70ページもの紙面を割き、大判本の利点を活かして、
国内6例、海外7例が紹介されています。

本書の事例を比べてみると、やはり海外の方が進んでいて、
精巧に組み立てられている印象を受けます。

この本から何を活かすか?

  コンテンツマーケティングでも「ROI」を測定する

ROIとはReturn On Investment、投資利益率のことで、
投資効果を測定する指標です。

コンテンツマーケティングの場合でも、ゴール設定に応じて、
次の3つの指標によるROIを検証するよう勧められています。

  ・コンテンツマーケティングによる売り上げ
  ・コンテンツマーケティングによる費用削減効果
  ・コンテンツマーケティングによる顧客の維持

費用削減効果や顧客の維持は本来のROIの使い方とは
異なりますが、効果測定は必要なのでしょう。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| マーケティング・営業 | 12:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |