活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2014年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年02月

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武器としてのデータ分析力

武器としてのデータ分析力──データ・サイエンティストの「未来を予測」する技術武器としてのデータ分析力──データ・サイエンティストの「未来を予測」する技術
(2014/07/25)
中西 達夫、畠 慎一郎 他

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満足度★★★
付箋数:20

あなたの会社には、データ分析できる人はいますか?

もし、いなければ、本書を読んであなたが
データ分析できる人になればいい。

データ分析は、一部の専門家や統計に強い理系の人だけが
行うものではありません。

ビジネスに携わる多くの人にとって、有効なビジネスツールの
1つがデータ分析なのです。

本書は、データ分析の方法を順を追って、総合的に解説する本です。

  第1章 ビジネス成功の必須ツール、それが「データ分析」だ!
  第2章 データ分析には「手順」がある
  第3章 分析に取りかかる前に知っておきたいこと
  第4章 データ分析の第1ステップ「データの把握」
  第5章 「検索型データ分析」で成果をあげるために
  第6章 「目的型データ分析」で「予測のプロ」になる!
  第7章 「データ分析」を自社の武器にするために

そもそもデータ分析のパターンは、大きく分けると、
たった2種類しかないそうです。

それが「検索型データ分析」と「目的型データ分析」。

「検索型データ分析」は、データはあるけれど、
何をしたらいいのかわからないケースで使います。

この分析は、自社の現状を把握し、自らの置かれている
立ち位置を明確にする。

つまり、自社の強みと弱みを明らかにし、製品やサービスの
改善ポイント、市場と顧客層を見つけ出します。

会社として方針が定まっていなかったり、データから何か方針を
見出したいという段階で用いる分析です。

これに対して「目的型データ分析」は、すでに目的となる
数字があって、その数字の改善・悪化に影響を与える要因を
特定するケースで使われます。

数字を左右する隠れた要因を特定することで、
その数字を改善すると、会社の業績に貢献できます。

この分析は、「検索型データ分析」を使う場合より一歩進んで、
方針がすでに固まっている段階で用います。

これら2つのパターンで分析を行う場合、それぞれの段階で
必須となる「分析のための7つ道具」があります。

  道具1. ヒストグラム ― 1変数の分布把握
  道具2. 確率分布 ― 1変数の分布把握
  道具3. 散布図と相関 ― 2変数の関係把握
  道具4. クロス集計とカイ二乗検定 ― 2変数の関係把握
  道具5. 因子分析 ― 検索型データ分析の道具
  道具6. クラスタリング ― 検索型データ分析の道具
  道具7. 回帰分析 ― 目的型データ分析の道具

ちなみに1~4までと7の一部についてはエクセルで可能ですが、
5~6と7の一部はエクセルだけでは厳しいようです。

ですから専用の統計解析ソフトを使うわけですが、
フリーソフトの「R」などもあるので、
「それほど身構える必要はない」と説明されています。

データ分析を行うには、分析の理論を知っていることと、
分析の操作を知っていることと、ビジネスを理解している
ことの3つが必要です。

本書ではこの3つの内、はじめの理論について、
具体的な事例を豊富に交えて、解説しています。

読んで面白い種類の本ではなく、あくまでも実用的な本です。

この本から何を活かすか?

データ分析を始めるに当たり、必ず問われる3つの質問が
あるそうです。

それが「データ分析3大FAQ」。

  ・どんなデータを集めればよいのか?
  ・どれだけたくさんのデータを集めればよいのか?
  ・データ分析って、どれだけ当たるのか?

実はこれらの質問に対する答えは、「検索型」か「目的型」
かによっても、まったく違ったものになります。

詳しくは、本書をご覧ください。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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