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優れたリーダーは、なぜ「立ち止まる」のか

優れたリーダーは、なぜ「立ち止まる」のか――自分と周囲の潜在能力を引き出す法則優れたリーダーは、なぜ「立ち止まる」のか――自分と周囲の潜在能力を引き出す法則
(2014/08/23)
ケヴィン・キャッシュマン

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kindle版 優れたリーダーは、なぜ「立ち止まる」のか ― 自分と周囲の潜在能力を引き出す法則

満足度★★★
付箋数:22

  「エグゼクティブにとって、成長における最大のハードルの
  ひとつは、効率的なマネジメントから卓越したリーダーシップ
  への変化だ。」

本書は、「マネジャー」が真の「リーダー」に変わるための本。

著者はこれまで60ヶ国以上のCEOやエグゼクティブに対し、
コーチングを行った実績を持つケヴィン・キャッシュマンさん。

100人以上のリーダーとの対話から、本書は生まれました。

マネジャーは、物事の達成に向け効率的にで突き進む。

一方、リーダーは、人々を人格で導き、変化に応じて
戦略的イノベーションを加速させる。

では、マネジャーからリーダーに変わるためには、
どうしたらいいのでしょうか?

マネジャーは、目の前のことに意識が集中してしまい、
全体を長期で見る視野が抜け落ちてしまうことがあります。

だから、意識的に一歩引いて全体を俯瞰する。
そのために、「立ち止まる」ことが必要なのです。

  「立ち止まることは逆説的に、目的を持ったパフォーマンスを
  強化する。」

本書が提唱するのは、真のリーダーシップを発揮するための
「ポーズ・プリンシプル(立ち止まりの法則)」。

立ち止まって活動が減ると秩序が増すのは、
物理学で言うところの、熱力学の第2法則です。

絶え間ない変化の中で、自分を点検して修正することは
大事だとわかっていても、日々の業務に追われていると、
なかなかできないものです。

特に不安や迷いがある中で、あえて立ち止まるのは、
勇気がいることです。

しかし、変化の波に溺れて自分を見失わないためには、
どうしても立ち止まることが必要なのです。

キャッシュマンさんは、立ち止まって、問いかけ、内省し、
統合するというプロセスを経て、イノベーションは生まれると
説いています。

なぜなら、立ち止まって既存の考えを疑うことが、
イノベーションの出発点だから。

そこから、破壊がもたらす可能性について、
前向きに検討できるようになるのです。

本書ではどういったポイントで立ち止まるべきかを、
事例を用いながら解説します。

  第1章 立ち止まるということ
  第2章 自己を育む
  第3章 他者を育む
  第4章 イノベーションを育む

本書で目指すリーダー像は、リーダーシップの権威、
ウォレン・ベニスさんが説くリーダー論に強く影響を
受けています。

そのベニスさんが掲げるリーダー像に近づくための手段が、
「立ち止まり」なのです。

立ち止まり=自分自身を振り返るということですから、
これは仕事においてもプライベートにおいても、
成長には欠かせない行程ですね。

キャッシュマンさんの専門がコーチングだけあって、
本書は一般的なリーダーシップ本より、内省を中心とした
リーダーシップ本となっています。

この本から何を活かすか?

本書の最後で伝えられている重要な内省の方法は
次の通りです。

  1. いま立ち止まろう
  
   自己を育み、他者を育み、イノベーションを育むために、
   あらゆる手段をつくしているか? 世界の革新は、各分野に
   真の奉仕を捧げるリーダーたちから始まる。

  2. 先に進むために、立ち止まろう
   「もっと大きなゲーム」のために何ができ、より広いシステムや
   ローカルなコミュニティの要望に応えるために、何ができるか。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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