活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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デザインコンサルタントの仕事術

デザインコンサルタントの仕事術デザインコンサルタントの仕事術
(2014/11/05)
ルーク ウィリアムス、Luke Williams 他

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kindle版 デザインコンサルタントの仕事術

満足度★★★
付箋数:22

  「もし、バラバラの靴下を3つ1組で売ったら、どうなるだろう?」

単に色を変えたり、機能を増やしたりするのではなく、
考え方を根本から変えるために、あえて非合理に立てられた仮説。

これを「破壊的仮説」と呼びます。

この破壊的仮説を元に、2003年にカリフォルニア州
サンフランシスコで生まれたファッション雑貨ブランドが
リトルミスマッチ」です。

このブランドは、実際に左右柄の違う靴下を3枚セットにして
売り出し、アメリカ中の若い娘たちに受け入れられました。

リトルミスマッチは、従来の靴下業界の常識に挑み、
ミスマッチをコンセプトにして成功を収めたのです。

ところで、リトルミスマッチは、どのような問題を
解決したのでしょうか?

実は、そもそも解決すべき問題など存在しませんでした。

しかし、問題点を洗い出しそれを解決しようとする
アプローチをとらないことが、破壊的ソリューションには
重要なのです。

リトルミスマッチの共同設立社の1人でCEOを務めるのが、
ジョナ・ストーさん。

そのストーさんが、同社を設立する前の在籍していたのが、
世界的デザインファームの「frog」社でした。

本書の著者、ルーク・ウィリアムスさんは、frog社時代、
ストーさんとは同僚だったそうです。

本書は、リトルミスマッチのような破壊的イノベーションを
起こすための本。

以前から破壊的思考法を教えている学校がありました。

それはMBAの教育プログラムではなく、デザイン学校です。

  「ビジネススクールは分析の仕方を教えるが、消費者にとっての
  魅力や感情的なつながりを作る方法を教えない。
  一方のデザイン学校はそうしたつながりの作り方を教えるが、
  それが商業化できるものか確かめる方法を教えない。
  それぞれ素晴らしいものではあるが、今日のビジネス環境で
  生き残る―そして繁栄する―ためには、両方が必要なのだ。」

本書では、それらを両立させるためにウィリアムスさんが
frog社で考案した「frogTHINK」を元に、
破壊的ソリューションを生み出す方法を解説します。

それは次の5つのステップからなります。

  STEP1 破壊的仮説を立てる
      ―正解するために、まずは間違える

  STEP2 破壊的チャンスを見つける
      ―いちばん目につかない場所を探る

  STEP3 破壊的アイディアを生み出す
      ―想像もつかないアイディアには競争相手もつかない

  STEP4 破壊的ソリューションを仕上げる
      ―「新しさのための新しさ」は無駄

  STEP5 破壊的プレゼンで売り込む
      ―聴衆の心をつかむストーリーの作り方

本書は、戦略コンサルタントの本などで示されている
アプローチとはまた別の方法論を提示します。

それは、マーケットを破壊する強力なアイディアを創造し、
実現に向けた段階的プロセスを示したものです。

この本から何を活かすか?

  「スターバックスがコーヒーで行ったことを靴下で実現する」

これがリトルミスマッチが自分たちのビジョンを伝えるために
用いた表現です。

本書では、この表現フォーマットを「穴埋め式」で用いて、
アイディアを伝えることを推奨しています。

  ・これは(あなたの業界)版の(比較対象)である。

   例) これはインクジェットプリンター版のボルボXC70である。

  ・私たちは(比較対象)が(比較対象の業界)で行ったことを、
   (あなたの業界)で実践しようとしている。

   例)私たちはナイキがランニングシューズで行ったことを、
     靴下で実践しようとしている。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| アイディア・発想法・企画 | 06:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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