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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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佐藤可士和の打ち合わせ

佐藤可士和の打ち合わせ佐藤可士和の打ち合わせ
(2014/11/08)
佐藤 可士和

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kindle版 佐藤可士和の打ち合わせ

満足度★★★
付箋数:22

  「なんて忙しいんだ」

ほとんど毎日のように、このように感じている
ビジネスパーソンも多いはずです。

実は、博報堂に勤めたいた時代、佐藤可士和さんも
同じように思っていたそうです。

当時から佐藤さんは、多くのクライアントを担当し、
いくつものプロジェクトに参加して、
限界までスケジュールが詰まっていました。

しかし、今から考えてみると、当時の仕事量は
大したことはなかったと、佐藤さんは言います。

なぜなら、現在では忙しいと思っていた当時の
「10倍以上」の仕事量をこなしているから。

では、どうしたら、限界だと思っていたときの、
10倍以上もの仕事ができるようになるのでしょうか?

もちろん、単純にスキルアップするだけで、
仕事のキャパシティは増えません。

佐藤さんが変えたのは「打ち合わせ」の方法です。

日々、最高に質の高い打ち合わせを重ねることで、
10倍以上もの仕事が、できるようになったのです。

人によって、打ち合わせの重要度は違うかもしれませんが、
佐藤さんにとって、打ち合わせは仕事そのもので、
クリエイティブの現場なのです。

佐藤さんのオフィス「サムライ」では、クオリティの高い
打ち合わせができているので、流通、ITから、
自動車、飲料、商社、ファッション、国や地方の仕事まで、
常時30以上のプロジェクトが無理なく動いているのです。

  「打ち合わせのクオリティを上げ、仕事の質を上げるには
  どうすればいいのか。そのための、僕なりの提言を
  まとめたのが本書、というわけです。(中略)
  毎日の食生活が健康を作るように、毎日の打ち合わせが
  仕事を変える。打ち合わせを変えることで、
  仕事が変わり、チームが変わり、会社が変わり、
  ひいては日本のビジネスが変わる―。」

「打ち合わせ」は、「会議」とは違う役割を持ちます。

「会議」は情報共有のために報告が行われたり、
最終的な意思決定を行い、それを承認するオフィシャルな場です。

それに対して、「打ち合わせ」は、会議に上げられる前段階で、
自由に考え議論する場です。

完全に意思決定される前のプロセスすべてを、
佐藤さんは、打ち合わせと呼んでいます。

  RULE1  打ち合わせは「本音の真剣勝負」で臨め
  RULE2  プロジェクトの「構造計算」をして必要な打ち合わせを洗い出せ
  RULE3  「イメージの徹底」が打ち合わせの準備である
  RULE4  「ラスト5分」と「終了後5分」が打ち合わせの黄金の時間
  RULE5  出すお茶にまでこだわれば、仕事はきっとうまくいく
  RULE6  打ち合わせは「ファシリテーターの腕」で決まる
  RULE7  すべての打ち合わせを「ブレインストーミング」にせよ
  RULE8  会食は「未来を語らう場」として活用せよ
  RULE9  社内の打ち合わせはなるべくやらない

社内の打ち合わせではなく、主に社外との打ち合わせを
扱っている点では、野地秩嘉さんの『打ち合わせの天才』と
共通しています。

しかし、本書の方がシンプルで本質的な打ち合わせの方法が
語られているように感じました。

この本から何を活かすか?

  「相手に刺激になるような話をするためのコツ」

佐藤さんは、相手が「へぇ、そうなんだ」と感心するような
話をするために、ある習慣を持って日頃からアンテナを
張っているそうです。

それは「感じたことだけをインプットする習慣」を持つこと。

たくさんの情報が氾濫する中で、何でも覚えようとせず、
「感じたこと」だけを、心のヒダに記憶します。

すると、後からどう感じたかを思い出すことで、
それと紐づけられた出来事が、
スムーズに記憶から取り出せるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 会議術・ファシリテーション | 13:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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