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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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外資系とMBAに学んだ「先を読む」会話術

外資系とMBAに学んだ「先を読む」会話術 (PHPビジネス新書)外資系とMBAに学んだ「先を読む」会話術 (PHPビジネス新書)
(2014/10/18)
理央 周

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kindle版 外資系とMBAに学んだ「先を読む」会話術

満足度★★★
付箋数:20

あなたは、「腹黒」ですか、それとも「腹白」ですか?

正確には、腹黒の対義語は腹白ではありませんが、
イメージは伝わると思います。

腹黒とは、三省堂の大辞林で調べてみると、「心がねじけている。
心の中に悪巧みや陰謀をもっている。」とネガティブな意味が
載っています。

本書の著者、理央周さんは、ある経営者に言われたそうです。

  「理央さんって、腹黒よね」

コンサルタントで腹黒と聞くと『極悪がんぼ』のような世界を
想像してしまいますが、理央さんはそういう意味で
言われたわけではありません。

その経営者は続けました。

  「あ、もちろんいい意味でね。しっかりと先を読んで
  お仕事を進めてらっしゃいますね」

本書は、腹黒いコミュニケーションをススメる本。

つまり、先読み力で、知らず知らずのうちに相手にYESと
言わせるコミュニケーション力をつける本です。

  「仕事を進めていく上では、いい意味での
   “計算ずくのしたたかさ” をもつべきである。
  本書では、私の最も得意とするエリアである “マーケティング” の
  手法とMBAのフレームワークをベースに、時間の浪費や不要な失敗を
  避けるための先読みコミュニケーション術を展開する。」

  第1章 腹黒く「先読み」せよ
  第2章 思いどおりに事を運び、人を動かすテクニック
  第3章 賢者のコミュニケーション術
  第4章 コミュニケーションをフレームワーク化する

本書のコミュニケーションは「結果を出す」ことが目的ですから、
目的やゴールから逆算して準備をします。

例えば、新規得意先へ契約獲得のプレゼンを行う場合でも、
相手のタイプに合わせて、話の「まくら」を用意します。

具体的には、次の2軸でマトリックスを作り、
相手のタイプから「まくら」になる話題を準備しておきます。

  1. 自分と同年代か、年上か
  2. 地元または遠方

この2×2のマトリックスで相手のタイプを分け、
ご当地ネタや出身校などの共通の話題や、
自分や相手にとっての最新トピックスを用意します。

もし、相手が地元の同年代の得意先なら、
「私はX高校の出身で」とか「昨日、名店と言われている
大勝軒でつけ麺を食べたのですが」といったところから入ります。

相手が年上で遠方なら、その地方の地元紙に目を通して
経済ネタを拾ったり、相手地元の「ゆるキャラ」や
駅で見つけた自分の地元にはない名物などをまくらにします。

先が読みにくいコミュニケーションだからこそ、
緻密なシミュレーションと入念な準備を怠らないのです。

本書ではロジカルにコミュニケーションの組み立て方を
を説明するだけでなく、豊富な事例も紹介されています。

それは理央さんがアマゾンをはじめ、外資系を中心に
10社での勤務経験があるからなせる業。

したたかなコミュニケーション術を身につけたい人には、
参考になる本です。

この本から何を活かすか?

  名前を忘れた非礼はわびるな

ビジネスで付き合う相手の名前を覚えていると、
相手との距離がグッと縮まります。

だからこそ、「すみません、どちらさまでしたでしょうか?」
などど馬鹿正直に聞いてはいけません。

相手の名前を忘れてしまったなどとはおくびにも出さずに、
うまく教えてもらう必要があるのです。

そんな時、理央さんは次のように挨拶します。

  「お久しぶりです。
  私の新しい名刺はお渡ししていましたでしょうか?」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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