活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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「働く意味」がわからない君へ

「働く意味」がわからない君へ ビクトール・フランクルが教えてくれる大切なこと「働く意味」がわからない君へ ビクトール・フランクルが教えてくれる大切なこと
(2014/10/30)
諸富 祥彦

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満足度★★★
付箋数:18

日本実業出版社の細野さんに献本いただきました。
ありがとうございます。

  「私は、ほかの人々が人生の意味を見出すのを援助することに
  自分の人生の意味を見出したのです。」

これは、1991年の86歳の誕生日を控えた日に、ある編集者から
「あなたの人生と仕事について一言でまとめるとどうなりますか?」
と質問され、答えたビクトール・フランクルさんの言葉です。

ビクトール・フランクルさんは、『夜と霧』、
それでも人生にイエスと言う』などの著者として知られる、
オーストリアの心理療法家。

ドイツのオーストリア占領後、ユダヤ人だったフランクルさんは、
1942年にナチスに捕らえられ、強制収容所へ送られます。

その時の体験を綴ったのが、世界的ベストセラーになった
『夜と霧』でした。

そのフランクルさんが創設したのが「ロゴセラピー」という
心理療法です。

ロゴセラピーとは、ギリシャ語で「意味」を表す「ロゴス」と
治療・癒やしという意味の「セラピー」を合わせた造語。

ジークムント・フロイトさんの「精神分析」、
アルフレッド・アドラーさんの「個人心理学」に続く
3つ目の潮流としてロゴセラピーは位置付けられています。

ロゴセラピーは「実存分析」とも呼ばれ、「意味への意思」こそ
人間を最も強く動かしているものだと考え、心の虚しさを
抱えて苦しんでいる人が、自らの「生きる意味」を見つめ直し
再発見するのを援助する心理療法です。

本書はフランクルさんの言葉やロゴセラピーをベースに、
ビジネスパーソンが抱きがちな、働くことや仕事での悩みに
答える本です。

著者は明治大学文学部教授の心理学者、諸富祥彦さん。

NHKのEテレ「100分de名著」でフランクルさんの『夜と霧』が
放送された回では、ゲスト講師を務めていた方です。

  「日々の仕事に “意味” を見出し、 “使命感” を感じて
  取り組むことができていると、人間の心は深く満たされていきます。
  目の前の仕事を “自分の人生の使命” と感じて、無我夢中で
  仕事をしながら毎日をすごすとき、人は自分の心が深いところで
  満たされているのを感じることができるのです。」

本書で諸富さんは、フランクルさんの言葉を引用し、
わかりやすい解説を加え、人生の意味・働くことの意味を
見つける手助けをします。

本書で紹介される48の悩みの中から、いくつか紹介します。

  ・自分が決められた仕事をこなすだけの機械のように思えます。
  ・毎日残業ばかりで、人生にすっかり疲れきってしまいました。
  ・転職先で毎回、同じような人間関係の問題に苦しめられます。
  ・上司の評価がとにかく気になります。
  ・言われた仕事をしているだけでモチベーションが上がりません。
  ・平凡な毎日の繰り返しに嫌気がさしています。
  ・会社の事情で異動になりましたが、納得できずにいます。
  ・人生の目標を失っているように感じます。

Q&A形式で書かれていますから、自分の思い当たるところから
読むのもいいでしょう。

この本から何を活かすか?

少し古い映像ですが、YouTubeでフランクルさんの
インタビュー映像を見ることができます。



Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 心に効く本 | 07:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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