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戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!

戦略は「1杯のコーヒー」から学べ! (ビジネス・経済)戦略は「1杯のコーヒー」から学べ! (ビジネス・経済)
(2014/09/11)
永井孝尚

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kindle版 戦略は「1杯のコーヒー」から学べ! 中経出版

満足度★★★
付箋数:22

大好評のうちにシリーズ3作目で完結した、永井孝尚さんの
100円のコーラを1000円で売る方法』。

シリーズ累計で50万部突破のベストセラーとなりました。

本書は、ストーリー形式で最新ビジネス戦略を学ぶ
永井さんの新シリーズです。

  「 “100円のコーラを1000円で売る方法” では、顧客の言いなりに
  ならずに、顧客が本当に必要とする価値を創造することの
  大切さ、特に “バリュープロポジション” の考え方を
  世の中に広げようと考え、書きました。
  おかげさまでシリーズ50万部を超えるベストセラーになり、
  講演や研修の機会も多くいただくようになりました。
  一方で、2013年頃から “バリュープロポジションの大切さは
  わかった。では、具体的にどうすればいいか?”
  というご質問を数多くいただくようになりました。
  本書では、私なりの答えを、物語形式でまとめました。」

「100円コーラ」シリーズは、舞台が会計ソフト会社で、
実はコーラの話は、シリーズ1作目でわずかに出てくる程度でした。

しかし、新シリーズは、タイトル通りコーヒー会社が舞台です。

主人公は、大学卒業後、ロイヤル金融というブラック企業に
3年間務めていた新町さくらという女性です。

さくらは、ある日、ロイヤル金融の社長に
親のことをバカにされたことでブチ切れます。

紙コップ入のコーヒーを社長のおでこに投げつけ、会社から逃走。

その時に逃げ込んだのが「ドリームコーヒー」直営の喫茶店でした。

たまたま店に来ていた、社長の渋谷夢之介にスカウトされ、
さくらはドリームコーヒーで働くことになります。

入社してさくらが配属されたのが、通称、SP室と呼ばれる、
経営改革を行うスペシャルプロジェクト室でした。

そこは、あの日さくらが逃げ込んだ喫茶店で店長をしていた
藤岡が室長を務める、たった2人だけの部署でした。

さくらはこのSP室でドリームコーヒーの生き残りをかけて、
強力なライバル会社を相手に戦うことになります。

この物語では、藤岡をメンターとしてさくらがコーヒー業界を
中心とした様々なビジネス戦略を学ぶことになります。

キャラクター設定としては、「100円コーラ」シリーズの
宮前久美ほど強烈ではありません。

しかし、実際のビジネス事例は、本書の方が密度濃く
盛り込まれている印象ですね。

永井さんは、「1杯のコーヒー」もシリーズ化するつもりですが、
コーヒー業界のネタは続くの? と心配になってしまうほど、
本書に内容は詰め込まれ、お買い得感のある一冊だと思います。

  1杯目 ドトールの本当の勝因は「低価格戦略」ではない
  2杯目 「邪道」と言われた缶コーヒーでUCCが成功した理由
  3杯目 マクドナルドがプレミアムローストで目指したもの
  4杯目 「コーヒーの香り」を失ったスタバが考え続けたこと
  5杯目 ネスレはなぜコーヒーマシンを無償で提供するのか?
  6杯目 5度目の正直で大ヒットしたセブンカフェ
  7杯目 「コーヒー界のアップル」ブルーボトルの第3の波
  8杯目 お客はカフェの「何に」お金を払うのか?
  9杯目 サスティナブルでないコーヒーは生き残れない
  10杯目 スタバが広告費をほとんどかけない理由とは?

この本から何を活かすか?

コーヒー業界には、今、第3の波が来ているようです。

ネスレが主役だった大量生産・大量流通のファーストウェイブ。
スタバが起こした、大量流通でも味にこだわったセカンドウェイブ。

そして、「フロム・シード・トゥ・カップ」で大量流通とは決別し、
自動化せず、1杯1杯を丁寧に人の手で淹れるのがサードウェイブ。

そのサードウェイブで注目されるのが、米ブルーボトルコーヒー

コーヒー界のアップルと呼ばれ、グーグルやツイッターといった
大手IT会社も出資する会社です。

マイクロ・ブリュー・コーヒーを生み出し、「個人の香りがする
コーヒーチェーン」としてアメリカで人気のコーヒー店のようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 経営・戦略 | 06:32 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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