活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2014年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年11月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

イノベーションの最終解

イノベーションの最終解 (ハーバード・ビジネス・セレクション)イノベーションの最終解 (ハーバード・ビジネス・セレクション)
(2014/07/08)
クレイトン・M・クリステンセン、スコット・D・アンソニー 他

商品詳細を見る

kindle版 イノベーションの最終解

満足度★★★
付箋数:24

ハーバード・ビジネス・スクールで最も著名な教授の1人、
クレイトン・M・クリステンセンさんの
「イノベーション」三部作の完結編です。

クリステンセンさんは、『イノベーションのジレンマ』を
1997年に刊行しました。

この本の中では、顧客の声に耳を傾け持続的イノベーションを
行う巨大優良企業が、その成功体験が逆に足枷となり、
全く新しい価値を生み出す破壊的イノベーションについて行けず、
新興企業の前に力を失ってしまうことが解説されていました。

いわゆる「破壊的イノベーションの理論」です。

この理論は世界に衝撃を与え、クリステンセンさんは、
企業のイノベーションについての第一人者となりました。

次作の『イノベーションへの解』は2003年刊行。

今度は追い込まれる巨大優良企業への処方箋ではなく、
破壊的イノベーションを起こす企業の立場から見ることで、
その理論を深化させました。

2作目は、新事業を展開するマネージャーの視点から、
成長を生み出すための9つの意思決定について書かれていました。

正直、1作目のインパクトが強すぎたので、
2作目はそれほど強い衝撃を受ける内容ではありませんでした。

そして3部作の完結編に当たるのが本書、
『イノベーションの最終解』です。

1・2作目で示された理論の実践方法を示すのが目的。

実はこの本、原書の「Seeing What\'s Next」は2004年に刊行され、
邦訳は2005年に『明日は誰のものか イノベーションの最終解
として一度、ランダムハウス講談社から刊行されていました。

本書は1・2作目同様、翔泳社からの刊行となり、
翻訳も宮本喜一さんから、櫻井祐子さんに変わりました。

櫻井さんは2作目に続いての翻訳で、この3部作以外も
他のクリステンセンさんの作品も訳していますから、
安心して読むことができます。

また、こちらも1・2作目同様となりますが、監修・解説は
関西学院大学ビジネススクール教授の玉田俊平太さん。

余談ですが、「俊平太」さんというお名前を聞いて、
思い当たるのは、ヨーゼフ・シュンペーターさんです。

俊平太さんのお名前はペンネームではなく、本名のようですね。

  第一部 理論を分析に用いる方法
   第1章 変化のシグナル―機会はどこにある?
   第2章 競争のバトル―競合企業の経営状況を把握する
   第3章 戦略的選択―重要な選択を見きわめる
   第4章 イノベーションに影響を与える市場外の要因
  第2部 理論に基づく分析の実例
   第5章 破壊の学位―教育の未来
   第6章 破壊が翼を広げる―航空の未来
   第7章 ムーアの法則はどこへ向かうのか?―半導体の未来
   第8章 肥大化した業界を治療する―医療の未来
   第9章 海外のイノベーション
       ―理論をもとに企業と国家の戦略を分析する
   第10章 電線を切断する―通信の未来
  終章 結論―次に来るのは何か?

全編新訳になっているので、伝わるニュアンスの違いはありますが、
章立てなど大筋は、旧訳から変更はありません。

この本から何を活かすか?

当ブログでは、クリステンセンさんの作品では、
過去に次の2作品を紹介しています。

  『イノベーションのDNA
  『イノベーション・オブ・ライフ

クリステンセンさんの邦訳本のタイトルには、
何ななんでも「イノベーション」というワードを付けなければ
ならないような印象を受けますね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 経営・戦略 | 12:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |