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無敵の天才たち

無敵の天才たち スティーブ・ジョブズが駆け抜けたシリコンバレーの歴史的瞬間無敵の天才たち スティーブ・ジョブズが駆け抜けたシリコンバレーの歴史的瞬間
(2014/09/10)
ダグ・メネズ、Doug Menuez 他

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kindle版 無敵の天才たち スティーブ・ジョブズが駆け抜けたシリコンバレーの歴史的瞬間

満足度★★★
付箋数:-

到着して開封するまで、本書が「写真集」であることに
まったく気づきませんでした。

本書はサイズが27.2 x 23.6 x 1.8 cmでモノクロの
フォト・ドキュメンタリー本です。

撮影主はタイム、ニューズウィーク、ライフ、フォーチュン、
ニューヨークタイムズマガジンなどでフリーランスの
ドキュメンタリー写真家として活躍したダグ・メネズさん。

  「1985年~2000年、風変わりでも輝かしい光を放った集団が、
  いまやデジタル革命と称されるイノベーションの爆発的普及への
  口火を切った。
  15年にわたり、私はこの集団の活動を記録した。
  その集団にはエンジニアたち、企業家たち、ベンチャー資本家たち
  などが属していて、彼らが人間の行動、文化、われわれ自身に
  ついての感覚そのものを変えるような技術を発明する経緯を
  記録したのだ。彼らの住まいはシリコンバレーだった。」

主役は表紙にもなっているスティーブ・ジョブズさん。

本書のドキュメンタリーは、ジョブズさんがアップルを追放されて
立ち上げたNeXT社での密着取材から始まります。

メネズさんは、NeXTコンピュータを設計、製造、出荷する間、
ジョブズさんとそのチームを追いかけて撮影していいと
許可をもらいました。

表紙の両手を前後に掲げている若きジョブズさんの写真は、
カリフォルニア州ソノマで1986年に撮影されたもの。

社外会議で新生NeXTチームに対し、技術が10年周期の波をもって
発展するという歴史的講義を行っているところの一枚。

ジョブズさんは次の波に乗るために、冷蔵庫ほどの
メインフレームコンピュータを一片30センチの立方体に詰め込み、
大学でも買えるような値段にすることで、教育を一変させる
つもりでした。

多くの業界評論家たちは、NeXT社がすぐに大成功を収めると
信じていましたし、ジョブズさん自身もそう思っていました。

しかし、実際にふたを開けてみると、ジョブズさんにとって
それは10年にわたる辛く厳しい時代の幕開けでした。

本書に登場するのは、NeXT社とジョブズさんだけではありません。

他にも、アドビのジョン・ワーノックさん、
アップルのジョン・スカリーさん、マイクロソフトのビル・ゲイツさん、
インテルのゴードン・ムーアさん、アンディ・グローブさん、
サン・マイクロシステムズのビル・ジョイさん、
アマゾンのジェフ・ベゾスさんなどが登場します。

選挙キャンペーン中のビル・クリントンさんも出ています。

しかし、本当に時代の空気感を伝えるのは、
数多く登場するシリコンバレーの名もなきエンジニアたちです。

歴史的な瞬間の写真よりも、日常的な一コマを切り出すことで、
インターネットバブルに向かっていた当時の躍動感が蘇ります。

  「広大な事業とその浮沈の下に、私は、人間の進歩を何千年も
  動かしてきた道具を発明しようという、楽しくも原始的な衝動を
  発見した。それは制御不能であり、ハングリーで野生的で、
  人間的なものだった。その衝動は今なおシリコンバレーに
  存在している。恐れ知らずの天才の種族は、新しい技術革新を
  引き起こせるし、実際に引き起こすだろう。」

この本から何を活かすか?

本書に掲載されている写真は、スタンフォード大学の
Douglas Menuez Photography Collection」でご覧いただけます。

表紙の写真はコチラ

このライブラリーには相当な数の写真が保管されていて、
本書に掲載されていない写真も数多くあります。

また、本書以外のメネズさんが撮影した写真は、
メネズさんの公式サイト「MENUEZ」で見ることができます。

日本で撮影した「JAPAN: SHADOW」というプロジェクトもありますね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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