活かす読書

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良い習慣、悪い習慣

良い習慣、悪い習慣: 世界No.1の心理学ブロガーが明かすあなたの行動を変えるための方法良い習慣、悪い習慣: 世界No.1の心理学ブロガーが明かすあなたの行動を変えるための方法
(2014/09/05)
ジェレミー・ディーン

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kindle版 良い習慣、悪い習慣

満足度★★★★
付箋数:23

習慣が人生を変えるほどの大きなパワーを持っていることは
よく知られています。

一度、ある習慣が身についてしまえば、後は自動操縦のように
その行動ができるようになるからです。

「運動をする」などの新しい習慣を身につけたいと思っていたり、
逆に「禁煙したい」など今の習慣をやめたいと思っている人も
多いことでしょう。

それでは、新しい習慣はどれぐらいの期間で身につくのでしょうか?

よく聞くのが、習慣が「21日」で身につくという説です。
自己啓発書で見かけたり、ネット検索しても目にする日数です。

本書の著者、ジェレミー・ディーンさんは、
この「21日」という日数を裏付ける根拠はないと指摘します。

代わりに、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで
実際に行われた実験データを示します。

その結果によると、習慣を身につけるのに必要な日数は、
どんな習慣を目指すかによって違うということ。

例えば、「朝食後に水を飲む」という簡単な行動に決めた人は、
20日程度で習慣化することができました。

少しだけ難易度を上げて、「昼食時に果物を1つ摂る」と
決めた人は、習慣化までにその倍の日数がかかりました。

習慣ができるまでの単純な平均は66日間。

有り難いことに、1日や2日サボっても
習慣を形成するのにあまり影響が出なかったといいます。

つまり、今までよく言われていた「習慣21日説」は、
「水を飲む」といった単純な行動になら当てはまりますが、
習慣の難易度が上がれば当てはまらいということです。

目指す難易度によって日数に違いが出るというのは、
考えてみると、至極当たり前の結果ですね。

そして、習慣化する際に大きな影響を及ぼすのは、
「コンテクスト(前後関係や状況)」の力です。

ポイントは、これから身につけたい行動と、
自分が置かれた状況をいかに強く結びつけるか。

本書は、心理学などの数多くの研究データを根拠にして、
習慣はどのようにつくられるかを解き明かしますが、
学術的な硬い雰囲気はなく、親しみやすく書かれています。

  Chapter1 習慣はいかに生まれるか
  Chapter2 習慣は思いどおりになるのか
  Chapter3 知らぬ間に操られるあなた
  Chapter4 考えずに、とにかくやる!
  Chapter5 お決まりの日課の本質
  Chapter6 無限ループからの脱出
  Chapter7 悪い習慣がなくなるとき
  Chapter8 ネットがやめられない
  Chapter9 習慣をつくる
  Chapter10 習慣をなくす
  Chapter11 習慣で健康づくり
  Chapter11 創造性を伸ばす習慣

ディーンさんは心理学ブログで有名になった方で、
そのブログ「PsyBlog」は世界的にも突出したアクセス数を誇り、
現在も更新中です。

  「この続きは、ブログで
  本書には、私のブログ “PsyBlog” が初出となっている内容も
  含まれている。何年も続けているブログで、
  今後も心の働きをめぐる研究について書いていくつもりだ。」

心理学の最新の研究や、本書の事例のその後の結果を
ブログで知ることができます。

この本から何を活かすか?

ある習慣をなくすためには、自分がその行動をいつ、どこで、
どのように行っているかを把握することが欠かせません。

自分が悪習慣に陥る状況をつかむ方法が
自分が今何をしているのかという認識や意識を高める
「マインドフルネス」という技法。

瞑想のように心と体をリラックスさせ、自分の思考を批評せず、
心に浮かんで消えるままに任せます。

自分に何が起きているのかを客観的に知る状態ですから、
メタ認知のような感じでしょうか。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 自己啓発・セルフマネジメント | 07:04 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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