活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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海外ETFとREITで始める インカムゲイン投資の教科書

プロも驚きの安定・高利回り!  海外ETFとREITで始める インカムゲイン投資の教科書プロも驚きの安定・高利回り! 海外ETFとREITで始める インカムゲイン投資の教科書
(2014/09/26)
玉川 陽介

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満足度★★★★
付箋数:22

日本実業出版社の細野さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「本書は、株やFXの世界でキャピタルゲイン(値上がり益)を
  得るために勝負するのはリスクが大きいと考え、
  長期的に安定した、高い配当収入を得られる方法を探している
  個人投資家に向けたインカムゲイン投資の入門書です。
  インカムゲインとは、配当や分配金による利益のことをいいます。」

長期投資というと、自分で投資をしたことがない、
ファイナンシャルプランナーの方が、教科書で読んだだけの知識で、
投資信託のドルコスト平均法を勧めているのを見かけますが、
本書の著者、玉川陽介さんは違います。

世界の株式、FX、デリバティブ、ヘッジファンド、不動産投資など
実際に身銭を切って、あらゆる投資を行ってきました。

その結果、勝ったり負けたりするキャピタルゲイン投資より、
安定したインカムゲイン投資が、性に合っているとう結論に達し、
以来、試行錯誤の末に現在の投資法に辿り着きました。

今では債券や不動産などへの投資で、毎月、安定した収入を
得ることで生計を立てているそうです。

玉川さんは、過去に何冊か評価の高い著書があり、
不動産投資については『不動産投資 1年目の教科書』、
海外債権の投資については『「海外投資」7つの方法
などが有名です。

本書の内容は、『「海外投資」7つの方法』に近く、
ススメられている投資方法も大きな違いはありませんが、
私は本書の方が好きです。

それは、長期投資に必要な基礎知識やリスクの説明に
かなりのページを割いているからです。

更に、投資の入門書にありがちな単純化した分かりやすさより、
初心者には少し難しいと感じても、仕組みが理解できるように
解説されているからです。

  序章 安定・高利回りは正しい知識から
  第1章 世界的な量的緩和とこれからの経済
  第2章 債券ETFで少額資金でも安定・高利回りの長期投資を実現
  第3章 債券へ投資するファンドの秘密
  第4章 すべての投資に影響を与える「為替」のルール
  第5章 FX取引の秘密
  第6章 インカムゲイン投資家のための高利回りREIT投資
  第7章 海外REITにも投資できる
  第8章 長期投資に適したレバレッジのかけ方とリスク管理
  終章 長期の国際分散投資は本当に正しい投資法か

本書の投資法は、「安定」を目指していますが、
もちろんそれは、絶対に「安全」ということではありません。

しかし、リスクがリターンの源泉である以上、
何らかのリスクを取らざるを得ません。

本書の投資方法は、長期安定投資を目指す方には、
合っていると思います。

正直、私自身の投資の相性を考えると、
すぐに実践したくなる投資方法ではありませんでしたが、
玉川さんの考える「買ってはいけない」投資と、
私の考える「買ってはいけない」投資が見事に一致して、
玉川さんに対する信頼感が一気に高まりました。

本書を読むと金融リテラシーが高まります。

まだ自分の投資方法が確立できていない人には、
非常に参考になる一冊だと思います。

この本から何を活かすか?

  「銀行の外貨預金は、もっとも買ってはいけない
  投資商品のひとつです。」

いまだに、銀行の外貨預金高金利キャンペーンに引っかかり、
高い手数料を往復ビンタで取られている人がいる現実を考えると、
こういった警鐘は鳴らし続けるべきでしょう。

高齢者や金融リテラシーのない人を狙い撃ちしているという
玉川さんの指摘は正しいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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