活かす読書

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逆転!

逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密
(2014/09/02)
マルコム・グラッドウェル

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満足度★★★★
付箋数:24

出す本が必ず世界的ベストセラーになるという人気コラムニスト、
マルコム・グラッドウェルさん。

過去には、『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい
ティッピング・ポイント』、『天才! 成功する人々の法則
などが日本でも好評でした。

今回の本の原題は「David and Goliath(ダビデとゴリアテ)」。

羊飼いの少年ダビデが、ペリシテ人の巨人兵士ゴリアテに
1対1の戦いで勝った説話が、本書のタイトルになっています。

  「ふつうの人間が巨人と戦うにはどうすればいいか ―
  それがこの本のテーマだ。 “巨人”と は圧倒的に強い敵のこと。
  軍隊や戦士だけでなく、障害、不運、抑圧といったことも含まれる。」

本書に掲載される9つのエピソードは、どう見ても勝てそうにない
人やチーム、あるいは、どうやっても克服できない障害を持つ人が、
最後には見事に勝利する物語です。

弱者は強者と同じ土俵で戦おうとせず、少し視点を変えてみると、
意外と簡単に強者の弱点を見つけ出すことができます。

また、もう無理だと思うような困難な状況でも、
それを逆手にとって、プラスに転じられる場合もあります。

  「この本では、章ごとにさまざまな物語を紹介しながら、
  二つのことを掘りさげていきたい。ひとつは、圧倒的に不利な
  状況に置かれながらも、あえて戦う道を選ぶ姿は美しく、
  崇高だということ。勝ち目のない戦いに挑む精神は尊い。
  そこから扉が開かれて、新しい歴史や価値がつくられる。
  そしてもうひとつは、どんなに強くて大きい巨人にも、
  かならずどこかに致命的な弱点を持っているということだ。」

ちなみに旧約聖書の「サムエル記」に記される、
ダビデとゴリアテの対決は、次のような話です。

紀元前11世紀後半、対立するペリシテ軍とイスラエル軍は、
パレスチナにあるエラ谷で睨み合いの膠着状態にありました。

そこへ、ペリシテ軍の巨漢兵士ゴリアテが、
イスラエル軍の前に立ちはだかり、叫びました。

「誰かひとり出てきて、俺と対決しろ!
俺を負かしたら、全員奴隷になってやる。
だが俺がそいつを倒したら、おまえたちが奴隷になれ」

身の丈は2メートルを超え、青銅のかぶとと甲冑をまとい、
槍と剣を手にしたゴリアテを見て、イスラエル軍の誰もが
あんな大男に勝てるわけがないと思いました。

そこの戦いに、名乗りを上げたのが、前線にいる兄達に
食べ物を届けにきていた羊飼いの少年ダビデでした。

イスラエルのサウル王は、自らの剣と鎧をダビデに与えようと
しますが、ダビデはそれを断り、羊飼いの杖と革製の投石器を
持って戦いに挑みます。

ゴリアテは、敵が貧しい羊飼いの少年だったのを見て
「棒きれ一本で向かってくるとは、犬並みの扱いだな」と憤慨。

しかし、ダビデが放った石は、ゴリアテの無防備な額に命中し、
不意を突かれたゴリアテはその場に倒れました。

その隙に駆け寄ったダビデは、ゴリアテの剣を鞘から引き抜き、
ひと振りで首をはねてしまいます。

この戦いは、誰もが屈強なゴリアテには敵わないと
思い込んでいましたが、実はその巨漢こそが最大の弱点でした。

大きな体は動きが鈍く、実は先端巨人症をわずらっていて、
視野がぼやけて見えたため、ダビデが意外な戦法をとったことに
気づくのに時間がかかり、不意を突かれたのです。

本書のエピソードには、この説話のような、どんなに強そうでも、
見た目ほど強いとは限らないという教訓が込められています。

この本から何を活かすか?

  「バットとボールの値段は合わせて1ドル10セント。
  バットの値段はボールより1ドル高い。ボールの値段は?」

「10セント」と答えて、間違う人が意外と多い問題です。
もちろん正解は「5セント」。

この問題の正解率を簡単に上げる方法があるそうです。

その方法とは、問題文の字の大きさや書体を、
わざと読みづらく印刷すること。

読みづらい文字を理解しようとすることが、
慎重に考えることにつながり、正解率も上がるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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