活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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できる人はダラダラ上手

できる人はダラダラ上手: アイデアを生む脳のオートパイロット機能できる人はダラダラ上手: アイデアを生む脳のオートパイロット機能
(2014/05/15)
アンドリュー・スマート、Andrew Smart 他

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満足度★★★★
付箋数:22

あなたは、何も考えずダラダラしているのが好きですか?
それとも、常に予定を詰め込んで行動し続けるのが好きですか?

現代の私たちは、常に目的をもって、
効率的に時間管理をしながら仕事や生活をすることが
「善いこと」であると刷り込まれてきました。

一方、何もせずダラダラすることは怠惰なことで、
後ろめたさを感じる人もいるでしょう。

本当は、ボケーッと何も考えないでいることが好きでも、
それを人には言えないでいたかもしれません。

ダラダラ好きな人には、朗報です。

本書は、何もしないでいることの効用と、
逆に忙しくしていることの弊害について科学的に述べた本です。

著者はスウェーデン出身で、現在はアメリカに渡り
研究を続ける神経学者のアンドリュー・スマートさん。

  「これは何もしないでいるための本です。
  何もしないことは、実はもっとも重要な活動です。
  それについて説明し、できればみなさんにも同じ考えを
  持ってもらいたいのです。
  世界中で労働時間が増え、書店に並ぶ時間管理の指南書は、
  わたしたちがもっと多くのことをやれるし、
  やるべきだと主張しています。
  ですが、この本では、それとは逆のことを提案したいと思います。
  わたしたちはそんなに頑張るべきではありません。
  というよりも、何もしないほうがいいくらいなのです。」

スマートさんは、脳にも飛行機の操縦のように
オートパイロット機能があると言います。

飛行機の操縦士は、オートパイロットのおかげで、
常に全神経を集中させている状態から開放され、
離着陸のときや、とっさの対応を求められる
危険度の高い局面のために精神的エネルキーを
温存できるようになっています。

私たちの脳も、常に人生を操縦しようとすると、
危険なまでに披露してしまう。

オートパイロットに任せ、脳を休めた方が、
脳の非線形で確率的なメカニズムを用し、
真の洞察や新しいアイディアを生み出すことができるようです。

  Chapter1 いつから、何もしないことが罪になったのか
  Chapter2 脳は何もしないときほど活発に活動する
  Chapter3 万有引力の法則もリラックスしている瞬間に生まれた
  Chapter4 忙しすぎる子どもほど、創造性に欠ける
  Chapter5 人間は、オートパイロットを求めている
  Chapter6 タイムマネジメント教が現代人を滅ぼす
  Chapter7 嫌われ者のノイズこそ愛すべき友
  Chapter8 シックスシグマは脳の発作である
  Chapter9 労働が、地球を破壊している

昔から、良いアイデアが浮かぶのは、「馬上、枕上、厠上」、
つまり、乗り物に乗っている時、寝ている時、トイレの中の
「三上」と言われます。

これらもリラックスしている状態ですから、
本書の言う何もせずダラダラした状態に近いですね。

本書の主張は、今までも自分の経験に照らしあわせても、
納得感のあるものでした。

この本から何を活かすか?

  「ノイズはアンフェタミンと同じ働きをする」

一般的にノイズは有害なものと考えられますが、
一定量のノイズは「確率共鳴」と呼ばれ、脳の働きを助けます。

ノイズは、アンフェタミンのように持続性ドーパミンの
レベルを改善するそうです。

そして、脳のような非線形システムにノイズを入れると、
交響曲や小説が生まれるとか。

少しザワザワした場所の方が、意外と集中できるのは、
きっとノイズによる効果なんですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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