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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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情報を捨てるセンス 選ぶ技術

情報を捨てるセンス 選ぶ技術情報を捨てるセンス 選ぶ技術
(2014/07/18)
ノリーナ・ハーツ

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kindle版 情報を捨てるセンス 選ぶ技術

満足度★★★★
付箋数:23

あなたは、昨日、何回決断しましたか?

昨日はたまたま、ある重要な決断をしたかもしれませんし、
特に難しい決断をしなかったかもしれません。

しかし、些細な決断まで含めると、決断の回数を
カウントしている人はいないでしょう。

例えば、カフェで1杯のコーヒーを注文する場合でも、
私たちは数多くの決断をしているものです。

カフェイン入りorカフェイン抜き? サイズは?
コロンビアコーヒーorエクアドルorエチオピア?
フレーバーはバニラorヘーゼルナッツorノンフレーバー?
クリームorミルク? 砂糖を入れるor入れない?・・・・

このような小さな決断まで含めると、
私たちは、毎日、「1万件」もの意思決定をしているのです。

コーヒーの注文だけなら、間違った決断をしても、
それほど大きな影響はありませんが、1万件の意思決定の中には、
将来に関わる決断や、他人に影響を及ぼす決断があるかもしれません。

私たちは自分自身の意思決定の善し悪しを、
立ち止まって考える機会は、それほど多くありません。

あふれる情報の海の中で、いかにして正しい決断を下すべきか?

  「本書の目的は、みなさんにより自信をもって、
  他人に依存せず、自分の頭で考え、懸命な意思決定ができる力を
  身につけてもらうことだ。他人の指示をやみくもに受け入れず、
  自分自身の直感や最初に抱いた考えさえもつねに疑うこのとの
  できる人になってもらうこと。つまり、大きく目を見開いて、
  自分の力で賢明な選択と判断のできる人になってもらうことなのだ。」

原題は「Eyes Wide Open」。

本書は英米で活躍する気鋭の経済学者、ノリーナ・ハーツさんによる
情報の取捨選択と賢い決断についての手引書。

  Step1  めまぐるしく変化する世界とどう取り組むか?
  Step2  正しい情報を見落としていないか?
  Step3  言葉の力にあやつられていないか?
  Step4  専門家に服従していないか?
  Step5  素人専門家を見逃していないか?
  Step6  誰もが“市民ジャーナリスト”になり得るのか?
  Step7  成りすましとやらせを選別する
  Step8  数学から逃げていないか?
  Step9  “自分という受信機” をチェックしているか?
  Step10  “みんなの判断” に同調していないか?

ハーツさんは経済学の分野に縛られず、
社会学や心理学の分野からも豊富なデータや研究結果を引用し、
意思決定の質を上げる方法をわかりやすく解説しています。

Step6では、福島第一原子力発電所事故の事例も登場。

この時の日本政府の対応を、「日本政府というあいまいな情報源」
と表現していたのには、あまりにも的を射ていて、
思わず苦笑いしてしまいました。

個人的には、Step7のネットの世界でよくある「なりすまし」や
「やらせ」の選別についての解説が参考になりました。

「なりすまし」は、今に始まったことではありませんが、
誰もがネットで繋がる世界だからこそ、以前にも増して横行し、
「やらせ」が一大ビジネスとして隆盛を極めています。

そんな情報の洪水の中から、信頼できる情報を見極めるスキルは、
誰もが身につけておくべきサバイバル技術だと思います。

この本から何を活かすか?

ハーツさんは、2010年11月にTEDで「どのように専門家を使うか」
と題したプレゼンテーションを行っています。

その時の約18分の映像はこちら。日本語字幕でご覧ください。
本書のStep4の内容とリンクしています。



Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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