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立花隆の「宇宙教室」

「正しく思考する」技術を磨く 立花隆の「宇宙教室」「正しく思考する」技術を磨く 立花隆の「宇宙教室」
(2014/07/05)
立花 隆、岩田 陽子 他

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満足度★★★
付箋数:22

  「いまはね、系外惑星っていうのが見つかりつつある、
  そういう時代になっているわけですね。
  系外惑星が見つかり出したのは、これは本当に驚くようなことで、
  一挙にわかってきたのは2011年なんです。最初、系外惑星は、
  1個、2個みたいな感じでしか見えなかったんですが、
  いまはもう何百と見つかっています。今後はさらに千とか万とか、
  見える数が増えていくわけ。そうすると、いま、我々が考えている
  この宇宙というのは、太陽系があって、それから系外惑星があって
  といったイメージですが、こらがさらにどんどん見える部分が
  広がっていくことになるわけです。」

これは、2012年1月26日に宮城県仙台市富沢小学校で行われた
「宇宙を考える」授業の冒頭での立花隆さんの言葉。

この日、富沢小では6年生90名と東京の事務所にいる立花さんが
テレビ会議システムでつながり、討論が行われました。

  「我々はすでに宇宙人である」

これが立花さんが、子どもたちに繰り返し伝えたメッセージ。

私たち人間は、事実問題として、いまのところ宇宙の中で唯一
存在が確認された知的生命体。

だから、そうした立場である私たちが、宇宙コンシャスになり、
宇宙を含めて未来をデザインしていくことが大切。

そして、宇宙科学の最先端に触れ、思考を深めることが、
「正しく思考する」うえで極めて重要であると述べられています。

  「君らが一番知っておかなきゃいけないのはですね、
  様々な話の後ろ側にはいろんな説があるってこと。
  学校で習うことを含めて、違う説がいっぱいあるのが、
  この社会なんです。いま、学校の教科書に書いてあることだけが
  正しいわけではないんです。歴史をたどると、前はみんなが
  信じていたことが実はそうじゃないってことがわかった、
  そういうケースはいっぱいある。だから、いろいろな話の後ろ側には、
  いろいろな説があるってことを踏まえたうえで物事を考えることが
  大切なんです」

宇宙と向き合うことは、考える力がつくということで、
この「宇宙教室」が企画されました。

小中学校や高校で著名人行われる特別授業は、
著名人が講師として、一度授業を行って終わりという形式が
一般的です。

しかし、この富沢小学校の特別授業は気合の入り方が違います。

実施期間は2011年10月27日~2012年2月18日までの
約4ヶ月間で、計43時間の授業行われました。

ゲストは立花さんだけでなく、宇宙飛行士の若田光一さん、
はやぶさプロジェクトの川口淳一郎さんとい豪華メンバーが
参加しています。

宇宙開発推進の賛否についてディベートを行い、
未来に起こる問題を考え、100年後、1000年後、1万年後の未来に
どうあるべきかを構想するという、かなり挑戦的な授業内容です。

この授業を通じて、普通の小学6年生の思考がどんどん深まり、
教科書では学べない物事の見方や考え方を
身につけていったことは、まさに驚きでした。

本書は2部構成で、第2部に富沢小学校での宇宙授業の様子が
紹介されています。

また、第1部は「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャーの
國中均さん、系外惑星研究の第一人者の田村元秀さんと
立花さんの対談が掲載されています。

本書を実際に執筆しているのは、宇宙教室を企画し、
コーディネートした、元JAXA職員で、
現在はお茶の水女子大特任准教授の岩田陽子さんです。

この本から何を活かすか?

立花隆さんの「正しく思考する4つの技術」

  技術1. 自分を疑う(無知の知・脱盲信)
  技術2. あれもこれも(並行思考)
  技術3. 長期的展望(宇宙的スケール)
  技術4. 科学+社会(科学を見る目)

これらは岩田さんが、立花さんの話を聞いてまとめたものです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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