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ツイッター創業物語

ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切りツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り
(2014/04/24)
ニック・ビルトン

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kindle版 ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り

満足度★★★
付箋数:15

  「ツイッターとオデオの現役社員と辞めた人々、政府関係者、
  ツイッターの経営陣の友人や重要な関係者、ライバル企業の社員
  との数百時間にわたるインタビューと、本書に述べられている
  人物のほとんどとの話し合いの成果がここにある。
  ツイッター社は、会社としては、本書のための公式取材を
  拒んだが、現職とかつての取締役たちと、創業者4人は、
  65時間以上のインタビューに共同で応じてくれた。」

本書は、著者のニック・ビルトンさんが、「公式」取材は
拒まれたと言っている通り、ツイッター社公認本ではありません。

むしろ、この本を公認しない(公認できない)のが当たり前。

なぜなら、「ツイッター創業物語」というタイトルになっていますが、
完全にサブタイトル「金と権力、友情、そして裏切り」に
焦点を当てた本だから。

400ページ近い、ドロドロとした人間関係の内幕を描いた本。

ツイッターのシンプルでスマートなインターフェイスが
違って見えてきそうな内紛劇。

面白いけど、読まなきゃよかったと思うかもしれません。

納豆が糸をひくような読後感で、サッパリしたもので、
口直しをしたいような印象さえあります。

アメリカでテレビドラマ化が決定したそうですが、
確かに映画化よりも、テレビドラマ化が似合っています。

日本でも昼ドラでやっていそうな、混沌とした人間ドラマ。

物語は、ツイッター社の出来事よりも、
創業者「4人」の関係を中心に進みます。

ツイッターの共同創設者は、公式には3名となっています。

ブロガーという言葉の生みの親でもあり、
Bloggerのサービスをグーグルに売却したツイッターの元CEOの
エヴァン・ウィリアムズさん(エブ)。

ニューヨーク大学在学中にツイッターのアイディアを思いつき、
現在も共同創設者兼会長を務めるジャック・ドーシーさん。

本書の中の登場人物としては、それほど遺恨を感じさせず、
後にモバイルQ&Aプラットフォーム「Jelly」を立ち上げた
ビズ・ストーンさん。

ここまでの3人が、よく知られた共同創設者です。

しかし、もう一人、ツイッターの歴史から消された人物がいます。

それが、ノア・グラスさん。

グラスさんは、人生をツイッターにすべて捧げたにも関わらず、
2006年に会社を追い出され、すべての肩書を奪われてしまったのです。

グラスさんは、特にウィリアムズさんとは馬が合わず、
ことごとく対立していましたが、本書ではそこがネタになるので、
4人の創業者の1人として描かれています。

また、今でこそ当たり前となって誰もが知るツイッターですが、
当初は、どういうサービスなのかを伝えるのに苦労したようです。

  「最大の問題が残っていた。ツイッターとはなんぞやということを、
  人々に説明しなければならない。みんな答えがちがっていた。
   “ソーシャルネットワーク”  “テキストメッセージに代わるもの”
   “新式のメール”  “マイクロブログ”  “ステータスをアップデート
  するもの”  その結果、サイトを訪れる新しいユーザーは、
  なにをすればいいのかが理解できない。サインアップして、
  最初のツイートを送信するとき、たいがいつぎのような文面になる。
   “これ、どう使えばいいいの?”  “なんだこれ?”
   “ツイッターはバカ”  “これ使えないよ” 」

私も、最初は実際に使っていながらも、
ツイッターを理解していなかったことを思い出しました。

この本から何を活かすか?

本書のテレビドラマ化の権利を買ったのは、Lionsgate社です。

製作にあたってはビルトンさんを脚本とプロデューサーに
迎えるそうです。

かなりゴタゴタして、いろいろなエピソードがありますし、
ドラマチックな要素は事欠かないので、
面白いテレビドラマになるのではないでしょうか。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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