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マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書

マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書
(2014/04/22)
大嶋 祥誉

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満足度★★★★
付箋数:24

「論理的思考(ロジカルシンキング)」はビジネスで必要ですが、
それだけではダメだとも言われます。

なぜでしょうか?

少し考えると、思い当たることがあるでしょう。

「言っていることは正しいはずなのに、うまくいかない」など、
いくら論理的には正しくても、状況によっては、
その判断がベストではないことがあるからです。

それでは、その状況に合った最適な判断をするためには、
論理的思考以外に、何が必要なのでしょうか?

それが、「クリティカル思考」。

本書はタイトルが「ロジカルシンキングの教科書」と
なっていますが、大嶋祥誉(おおしま ちさよ)さんが伝えるのは、
「クリティカルに考え(深い洞察による自分の考えを持ち)、
ロジカルに展開する(わかりやすく伝える)」方法です。

それこそが、本物の論理思考です。

本物の論理思考は、その人にしかできない深い洞察が
前段階にあるので、独創的で人を動かすことができるのです。

大嶋さんが伝える「マッキンゼー流ロジカルシンキング」とは、
常にゼロ発想、仮説思考で、その場に最適で的を射た
「新しい答え」をクリエイティブにつくっていくものです。

ですから、論理的に正しいだけで、「そんなこと言われなくても
わかっている」といった、当たり前のことは言わないのです。

具体的に本書では、次の3つのSTEP考えます。

  STEP1 前提を自分でちゃんと確認する(それは本当?)
  STEP2 深く根拠を調べて伝える(~だからそうだよ)
  STEP3 自分だけの深い意見を持つ(それ、いいね)

一般的なロジカルシンキングの本では、思考を整理するために
フレームワークをたくさん紹介していますが、
本書では、それほど多くのフレームワークは紹介されていません。

せいぜい、ピラミッドストラクチャーぐらいです。

それよりも、本書が多くのページを割いて説明しているのは、
「クリティカルに考える」というパートです。

大嶋さんは、世の中には2種類の人がいると言います。

それは「考えが浅い人」と「考えが深い人」です。

考えが浅い人とは、あまり何も考えない、
あるいは、わかっているつもりになって深く考えない、
考えているつもりでも、浅いところで思考停止になっている人のこと。

一方、考えが深い人は、目的を常に意識し、
思考パターンの枠を抜け出すことを考え、So What? Why So?
と問い続けることのできる、クリティカルな思考ができる人のこと。

このクリティカルな思考は、頭の良さによるものではなく、
その人の思考の習慣によるものです。

鍛えると、誰でもクリティカルに思考できるようになるようです。

本書は『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書
に続くシリーズ第2弾。

前著では、広く一般的なテーマを扱っていたので、
正直、スキルが身につくという印象の本ではありませんでした。

それに比べると、本書はテーマも絞られ、
他のロジカルシンキング本と比べてもしっかり差別化されていて、
かなり良かったですね。

この本から何を活かすか?

本書では、クリティカルな思考を鍛える7つの習慣を紹介しています。

  習慣その1 身近な人にあえて「具体的」に話す
  習慣その2 「乗っかる」のをやめる
  習慣その3 ニュースの見出しから「別のこと」を考える
  習慣その4 衝動買いの前に考える
  習慣その5 事実と意見を区別する
  習慣その6 ソクラテスになってみる
  習慣その7 言葉の曖昧さに甘えない

私も、考えるのが面倒になると「乗っかる」ことがあるので、
安易に乗っかるのは改めたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 06:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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