活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ビジネスモデル×仕事術

ビジネスモデル×仕事術ビジネスモデル×仕事術
(2014/03/20)
細谷 功、井上 和幸 他

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満足度★★★
付箋数:24

ビジネスモデルとは、企業が継続的に儲けるための仕組み。

差別化しにくい時代になったからこそ、
どんな仕組みで儲けているかが重要になってきます。

例えば、「プリンター」。

プリンター本体に利益を乗せて10万円で売る方法と、
本体は利益の出ない2万円で売り、代わりに消耗品のインクを
2000円で売ることで、継続的に利益を得る方法があります。

実際にプリンターメーカーが選んでいるのは後者のモデル。

これは、古くからコピー機業界などで採用されていた、
機械の値段を抑えて、消耗品や保守サービスで利益を得る
「消耗品モデル」です。

最近の例では、携帯電話でキャリアが上げる収益も
基本的には同じビジネスモデルの構造ですね。

本書では、こういった20個のビジネスモデルの構造を
わかりやすく解説。

ここまでの解説なら、いままで他のビジネス書でもありました。

しかし、本書が斬新なのは、そこから先の
「ビジネスモデルを個人に活用したらどうなるか?」
というところまで踏み込んでいること。

本書では、ビジネスモデルを活用することを
「借りてくる」と表現しています。

これは、単にそのモデルをパクることではありません。

構造的に理解し、いったん抽象化してから他に転用します。

この抽象化の段階を経ることで、違う分野への転用はもちろん、
企業が使うビジネうモデルを個人へも応用ができるのです。

例えば、本書で紹介されているビジネうモデルで、
「ベータ版モデル」があります。

ベータ版とは、ソフトウェアなどによく使われる用語で、
完成版の一歩手前の状態でリリースされるもの。

これを使ったビジネモデルでは、ベータ版を先に出すことで、
サービスの出来、不出来を効率的に判断することで、
失敗を減らし、投資回収をしやすくすることで、
利益を得るビジネスモデルです。

このベータ版モデルを個人の仕事に当てはめるとどうなるのか?

このモデルの肝は、完全に出来上がってから、
やり直しをするのではリスクが大き過ぎるので、
未完成でも先出しして、細かく修正することで、
大きな失敗を減らすことにあります。

本書では、「上司にたのまれて報告用の資料を作る」場合が
個人への活用例として紹介されていました。

かなり時間をかけて完全した後で、上司から
「頼んだものと違う」と言われたら、ショックは大きい。

だから、完全に作りこむ前にベータ版を見せて、
反応が悪ければ軌道修正することで、
一からやり直しをするリスクを減らすのです。

  「未完成版のリリースこそ、成功の秘訣」

本書の著者は、細谷功さん、井上和幸さん、西本伸行さんの
豪華な顔ぶれの3人。

この3人が、共著している時点で期待感が膨らみましたが、
本書はその期待を裏切らない一冊です。

この本から何を活かすか?

ビジネスモデルを仕事に活かしきれる人材の9つの要件

  1. T型プロデューサーを目指せ
  2. 「&」な人材であれ
  3. 「メジャー志向」を持つ
  4. 「ありそうで、ない」を見つける
  5. 相手の価値にロックインする
  6. 「それはできない!」という声にどう対応するか
  7. 相手の頭の中に「絵」を描く
  8. ビジネスプロデューサーは演出家になる
  9. 自分だけが「最終責任者」である

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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