活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2014年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年06月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

おとなの教養

おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか? (NHK出版新書 431)おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか? (NHK出版新書 431)
(2014/04/09)
池上 彰

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:22

  「私たちはどこから来て、どこへ行くのか?
  これは、過去からこれまでの人類の永遠の疑問のように思えます。
  人びとは、この疑問に解を見出そうと、叡智を絞ってきました。
  その結果、宗教が生まれ、哲学が発展し、さまざまな歴史が記され、
  宇宙や地球の謎が解かれてきました。人類が築いた学問体系とは、
  結局は、冒頭の疑問に取り組んできた成果なのだと思います。」

本書は池上彰さんが考える「現代人に必要なリベラルアーツ7科」
を勉強する上で、礎となる項目を解説した本。

  「すぐに役立つことは、世の中に出て、すぐに役立たなくなる。
  すぐには役立たないことが、実は長い目で見ると、役に立つ。」

だから時間がかかっても本当の教養を身につけるべきなのです。

池上さんは、「自分自身を知る」ことが、現代人に必要な教養と考え、
次の7科目について解説します。

1. 宗教

  「人間の力が及ばない、もっと強くて大きな力があるに違いないと
  古代の人びとは考え、そこから宗教というものが生まれました。
  宗教によって、古代の人々は世界の成り立ちを理解しようと
  したのです。」

宗教については、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教
それぞれの成り立ちと考え方の違いが解説されています。

2. 宇宙

  「神の倫理とはどのようなものだろうかと考えていくところから、
  実は科学というものが生まれたのです。(中略)
  宇宙を知るという営みは、 “自分はどこから来たのか” を
  知ることにつながるのです。」

宇宙の分野では、宗教とのつながりから、ビッグバンや
ヒッグス粒子などについて解説されています。

3. 人類の旅路

  「宇宙が誕生した後、地球が生まれ、やがて人類が生まれました。
  では、人類がいつ登場したのか、ということが知りたくなります。」

この分野では、人類の誕生と進化、ネアンデルタール人と
ホモ・サピエンスの違いなどが解説されています。

4. 人間と病気

  「生物や人類の進化の過程には “病気” というものが深く
  かかわっていることがわかってきました。(中略)
  つまり病気によって、私たちは進化してきたわけです。」

ここでは、細菌とウィルスの違い、スペイン風邪、
ウィルスの突然変異、インフルエンザなどについて解説されています。

5. 経済学

  「なぜ、景気は変わるのか。なぜ金持ちと貧乏人が生まれるのか。
  そのメカニズムを知りたいという欲求から、経済学という学問が
  誕生しました。」

歴史を変えた4つの理論、アダム・スミスさん、マルクスさん、
ケインズさん、フリードマンさんの経済理論について解説されています。

6. 歴史

  「歴史は時代の勝ち組によってつくられてきたという側面があります。
  こうしたことも含めて、私たちの過去を記した歴史を
  どのように捉えればいいのか、ということを考えていきます。」

ここでは、四大文明、歴史観、権力や政治と歴史の関係、
東京裁判史観と大東亜戦争などについて解説されています。

7. 日本と日本人

  「 “日本とは何か”   “日本人とは何か” という問いを深めていくと、
  それらが非常にあいまいなものであることがわかってきます。
  そんな思索を通じて、 “自分とは何か” を考える手がかりに
  したいということです。」

最後の分野では、日本の誕生と日本人のアイデンティティ、
愛国心、建国意識、他国との違いから自国を認識することなどが
解説されています。

この本から何を活かすか?

池上さんは、テレビで解説する「理系の専門家」は、
世の中の人が何がわからないのかが理解できず、
難しい専門用語を使い、それをテレビで見る文系の人たちは、
数字が出てきただけで思考停止なるので、
「理系と文系の間には大きな溝がある」と考えています。

しかし、理系の人が、全員専門家になっているわけでは
ありませんし、文系でも数字が苦手ではない人もいますから、
これはちょっと極端な例を見て言っているような気がしますね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 社会・国家・国際情勢 | 06:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |