活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2014年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年06月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

なぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのか

なぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのかなぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのか
(2014/03/21)
本田 直之

商品詳細を見る

なぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのか

満足度★★★
付箋数:18

メジャーリーグで活躍する日本人選手の姿は、
今や当たり前に見られる時代になりました。

何人もの日本人選手が、メジャーリーグ各チームで
欠かせない存在になっています。

しかし、それは野茂英雄さんが、メジャーで実績を上げ、
日本人が受け入れられる道を切り開いたからです。

サッカーでも、中田英寿さんが出てくる前と後では、
日本人選手に対する評価が大きく変わりました。

中田選手がセリエAで活躍する前の時代には、
現在のように多くの日本人選手が欧州クラブで活躍す姿を
想像していた人は少なかったでしょう。

日本人が世界を相手に勝負できるようになったのは、
野球やサッカーだけではありません。

実は、「料理」の世界でも大きな変化が起こっているのです。

  「もし、日本人シェフが全員いなくなたら、ヨーロッパの
  レストラン業界は成り立たない。
  これは嘘でも冗談でもなく、本当の話。
  料理の世界で今、日本人がとんでもない活躍をしている
  ということに私が気づき始めたのは、もう3年ぐらい前に
  なるでしょうか。」

このように語るのは、レバレッジシリーズなどの
著書累計250万部以上を誇る本田直之さん。

本田さんは、日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザーの
資格も持つぐらいですから、料理にも詳しく、
ヨーロッパなどでも数多くのレストランを巡っているようです。

料理の世界では、ミシュランガイドの星を獲得することが
ひとつのステイタスです。

特に、ミシュランのお膝元、フランスで星を獲得することは、
日本人シェフにとっては、かなり難しいことでした。

しかし、2002年に日本人オーナーシェフとして
初めて1つ星を獲得した「レストランひらまつ」の平松宏之シェフ、
2006年に同じく星1つを獲得した「ステラ マリス」の
吉野建シェフらの地道な努力により、日本人料理人への信頼の
ベースがつくられました。

そして、次の世代の松嶋啓介シェフが最年少で星を取った頃から
一気に流れが変わり、2014年の「ミシュランガイド フランス」では、
20人もの日本人が星を獲得するまでになったそうです。

本書は、世界で活躍するシェフやソムリエ15人に
本田さんがインタビューを行い、その成功の秘訣を探る本。

登場するシェフが働くレストランは、フランス9店舗、
イタリア3店舗、スペイン1店舗、日本2店舗ですから、
そう簡単に行けるところにはありません。

つまり、本書はレストランガイドではありません。

また凄腕のシェフから、おいしい料理をつくる秘訣や
レシピを学ぶ本でもありません。

あくまで、インタビューから学ぶのは、
プロフェッショナルとしての仕事の哲学です。

それは、思考法であり、働き方であり、自分の磨き方であり、
強みの活かし方や勝負の仕方などです。

また、料理の世界で起こっている変化を感じ取り、
すぐに現地に飛んでシェフらにインタビューを行った
本田さんの行動力にも驚かされます。

この本から何を活かすか?

本田さんは15人のシェフやソムリエに聞いた話から、
「世界で活躍するために必要な34のスキル」としてまとめ
巻末に掲載しています。

その中から、特に私が気になったものをいくつか紹介します。

  1. 技術や知識よりも、哲学を学ぶ
  7. 賛否両論でOK
  15. ファーストステージをどう過ごすかで人生が変わる
  19. 好奇心を強く持つ
  20. 仕事を早くこなすトレーニングをしておく
  22. 遠慮しない、謙遜しない、感情を抑えない
  34. あらためて何が評価されているのか見つめる

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 仕事論 | 06:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |