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問題解決

問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術
(2014/03/06)
高田 貴久、岩澤 智之 他

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満足度★★★★
付箋数:25

ビジネスでは、毎日のように、解決しなければならない
大小様々な問題が起こります。

どんな問題が起こるかは、業種や仕事の内容によって異なります。

しかし、本書の著者、高田貴久さんは言います。

  「時代も国も業種も、関係ない。
   “問題解決の方法は1つしかない” と私は確信した。」

高田さんが言っているのは、具体的な解決方法は
業種によって違っても、「問題解決の手順」の根幹は、
すべてのビジネス、更には日常生活においても共通だということ。

例えば、「体調が悪いんだけど、どうしたらいい?」と
相談されたら、どう答えるか。

高田さんは、この問いに対する回答は
大きく4つに分類されると説明します。

1つ目は、問題解決につながらない回答。

これは、「大丈夫?」、「大変だね」など、相手を気遣ったり
同情したりする回答です。

人間関係を円滑にすることでは重要ですが、
残念ながら問題解決にはつながりません。

2つ目は、対策をアドバイスする回答。

「医者にいったら」、「薬を飲んで休んだら」などの回答です。

これはどうしたらいいのかを提案する「How」を答えたもの。

3つ目は、原因を探る回答。

体調の悪い原因が、前日に飲み過ぎたことによる二日酔いなら、
わざわざ医者に行かなくても治ります。

この回答は、「How」を考える前に、なぜそうなったのか、
その原因である「Why」を探るものです。

そして4つ目は、問題の所在を特定する回答。

「どこが悪いの?」と聞いて、もし、「背中が痛い」という
回答があれば、不調の原因は飲み過ぎではないはずです。

この所在を特定する「Where」があってこそ、
「Why」の精度も上がるのです。

さて、あなたや、あなたの周りの人は、今まで
「体調が悪いんだけど、どうしたらいい?」と聞かれたら、
どのように答えていましたか?

意外と、「大丈夫? 薬を飲んで休んだら?」という
回答をしている人が多いのではないでしょうか。

これは高田さんが「How思考の落とし穴」と呼んでいる回答です。

問題があると、深く考えずに目先の対策に飛びついてしまう、
多くの人が陥りがちな思考です。

本書が示す、問題解決の唯一の方法は、
「Where → Why → How」という手順です。

どこに問題かあるのかを特定し、その原因は何かを探り、
最後にどうすべきかを考えます。

この手順で問題解決に当たらないと、解決に寄与しない
無駄な対策を打ってしまうことになります。

そして、成果が出ないので、また別の無駄な対策を打ち、
更に時間がなくなり、結局、問題がなにも解決しない
悪循環に陥ってしまうのです。

本書は、あらゆる問題を解決するための共通手順を学ぶ、
「問題解決の教科書」。

各章の前半にはビジネスストーリーを挿入し、
現場のリアルなイメージをつかみやすくして説明されています。

本書は、高田さんの前著、『ロジカル・プレゼンテーション』の
続編で、ストーリー部分の主人公も、前作と同じ設定です。

この本から何を活かすか?

  「実は問題には2種類ある。 “発生型” と “設定型” だ。
  わかりやすくいえば、誰がどう見ても問題だと思う、
  すなわち関係者のあいだで共通認識ができあがっているものが
   “発生型” 、見る人によって問題だと思う・思わないが
  ブレるため、<あるべき姿>に照らし合わして問題かどうかを
  説明しなければならないものが “設定型” である。」

本書は、起こった問題を解決するだけでなく、
あるべき姿を描き、自ら課題設定するための方法も示しています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 08:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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