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パーソナル・インパクト

パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術
(2014/02/26)
マーティン・ニューマン、小西あおい 他

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Kindle版 パーソナル・インパクト

満足度★★★★
付箋数:25

東京2020年オリンピック・パラリンピック招致の
成功には、それを影で支えた2人の英国人がいました。

1人は、『世界を動かすプレゼン力』の著者ニック・バーリーさん。

コンサルタントのバーリーさんは、五輪招致の請負人で、
メンバーの人選から、プレゼン全体の構成、スピーチ内容など
全体をプロデュースしました。

そして、もう1人が本書の著者、マーティン・ニューマンさんです。

  「プレゼンテーションで、もっとも大切なことは
  何だと思いますか?
  多くの人は、話す内容、つまり “情報” だと考えがちなのですが、
  実はそうではありません。
  もっとも重要なことは、あなたが周囲に与える “印象
  (インプレッション)” なのです。」

東京五輪招致でのニューマンさんの担当は、印象の演出でした。

本書は、五輪招致、そして英首相や英王室に自己表現の
指導をするニューマンさんの演出術を紹介した本です。

  「まず、これだけは覚えておいてください。
  あなたが心の中で思っている自分の姿と、
  あなたが周囲に与えている印象は、
  まったく違っている可能性が非常に高いのです。」

いくらスライドの出来がよくても、
スピーチ内容が素晴らしくても、
あなたが自身が与える印象が悪ければ、
良いプレゼンテーションにはなりません。

プレゼンでは、「3つのV」が大切だとニューマンさんは言います。

3つのVとは、「ビジュアル(visual)」、「声(vocal)」、
そして「言葉(verbal)」です。

本書で特に入念に解説されているのは、
「ビジュアル」の要素の中の立ち方・ジェスチャー・表情と、
「声」の要素の中の呼吸・発生・間のとり方です。

もし、プレゼンまで時間がない時、わずかな時間で、
印象を良くするためには、この中のどれに注目すべきでしょうか?

  「私は時間の限られたクライアントとトレーニングを
  進める場合、2つのことをまず行います。
  それは “立ち方” 、そして “呼吸” です。
  この2つは比較的簡単にマスターできますが、
  どんな人でも “印象” を飛躍的に向上させることができる
  ポイントだからです。」

立っている時の姿勢は目につくのでわかりますが、
「呼吸」が大事だというのは意外でした。

しかもニューマンさんは、呼吸がきちんとできないうちは、
コミュニケーションスキルを上達させることは
絶対にできないとまで、断言しています。

それほどまでに、「呼吸」は重要なんですね。

更に英国人のニューマンさんが、呼吸法のトレーニングとして
「お経」を唱えることを推奨しているのは、もっと意外でした。

呼吸を上手にするポイントは、落ち着いてゆっくり呼吸することと、
深く呼吸をすることです。

できるだけ肺に空気を入れ、お坊さんのお経の真似をして、
「んーーーーー」と深いハミングのような声で、
できるだけ長く出すトレーニングです。

本書には、30分後に迫ったプレゼンでも、
すぐに取り入れることが、効果的なジェスチャーなども
数多く紹介されています。

この本から何を活かすか?

米国元大統領ビル・クリントンさんは、他の追随を許さないくらい
才能あるプレゼンターで、その中でも「間」の取り方は天才的で、
神のように評価されているそうです。

私は、クリントンさんのスピーチで、聞いたことがあるのは、
モニカ・ルインスキーさんとの不倫の謝罪会見ぐらいでした。

クリントンさんのスピーチ映像を探して、ニューマンさんが言う
「間」の取り方に注目して見てみたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 交渉術・伝える力・論理・人脈 | 09:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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