活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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逆境エブリデイ

逆境エブリデイ逆境エブリデイ
(2014/01/22)
大川 弘一

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Kindle版 逆境エブリデイ

満足度★★★★
付箋数:15

  「モノの値段が下がり、地震が起き、日本中からあらゆる仕事が
  ケムリのように消え失せていくこの時代、ひとが生きていくと
  いうことはこの先どこまで変わるのか。
  我慢することや不良品を出さないことの値打ちが坂道を
  転がるように下がる中、これから先、俺は何を頑張ればいいんだよ。
  そんな絶望とヤケクソだけを燃料に、僕は友人に勧められるまま、
  放蕩で貯まったマイルで旅に出た。」

本書は、メールマガジン配信サイト「まぐまぐ」の創業者、
大川弘一さんによるポーカー旅行記。

ポーカーといえば、以前このブログでは、
プロのポーカープレイヤー木原直哉さんの
運と実力の間(あわい)』や『勝つための確率思考』を
紹介したことがあります。

それらの本と比べると、ポーカーの求道者的な雰囲気はなく、
プレイの様子は描写されていますが、もっと気楽に読める作品です。

大川さんは、2011年10月から2012年11月までの約400日間、
アメリカ、韓国、ドイツ、モナコ、スペイン、インド、カンボジア
などをポーカーをしながら巡りました。

途中、日本に戻って、当時、長野刑務所で服役中だった
堀江貴文さんにも面会しています。

旅先で出会う人や、一緒にポーカーをする人の描写が笑えます。

そんな中で、私のツボにハマったエピソードを紹介します。

大川さんが、米フェニックスで小さくてキレイなホテルに
泊まったときの話です。

出迎えてくれたのは、30代のイケメンで、髪型とファッションは
志茂田景樹さんを彷彿させるオーナー。

  「それじゃあゆっくりしてね! なんかあったらこっちの部屋に
  いるから! あ、そうそうインターネットのパスワードは
   “リラクゼーション” 全部小文字でね♪」

  「さ、さんきゅー・・・・」

  わたくし。常日ごろからそういったオネエな方々への偏見は
  まったくなく、マイノリティが故に身につけられた
  その類まれなる美的センスについては最上級の敬意を払って
  いるのですが、当事者となると話は別でございます。

  スーパーおしゃれな部屋のベッドにひとり座り、超クイックな
  ムーブで自らパソコンをガバリと開け、改めてホテルの名前を
  検索したところ、豪快にジャレ合う筋肉質の男性2人の写真が
  豪快に眠気を爆破した。

  何かあったら呼んでくれよと、キミは笑顔で言うけれど、
  キミとの間に何かあれば、そのときゃ誰を呼びゃいいの?

翌日、タクシーに乗り込む大川さんを見送る
志茂田景樹さん似のオーナー。

  「またぜったいきてね!」
  と、にこやかに見送ってくれた景樹とは裏腹に、
  明らかに奥歯から力んだ笑顔で荷物を受け取るタクシー運転手。

  違うんだオッサン。そんな感じで接するな。

  ムキになって否定するほどでもない誤解で満たされたタクシーは
  ハイウェイを南へ40分ほどひた走り、
  今回の出発点<クルーズアメリカ>に到着した。

大川さんの文章は、軽快で、旅先でのちょっとした出来事も、
ことごとく笑いにつなげていくセンスがあります。

仮に同じ出来事を体験していても、大川さんだから
これだけ面白い文章にできたのだと思います。

本書はビジネス書ではないので、「Kindle版」で読むのがオススメ。

この本から何を活かすか?

本書はポーカーを知らなくても楽しめますが、
知っているともっと楽しめる作品です。

ポーカーは「テキサス・ホールデム」という種類のゲーム。

本書の最後は「逆境エブリデ つづく」と締められていますから、
次作が出るまで、ポーカーのルールを覚えたいですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 旅行・アウトドア | 07:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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