活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2014年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年03月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

起業家のように企業で働く

起業家のように企業で働く起業家のように企業で働く
(2013/10/16)
小杉 俊哉

商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:24

  「新入社員から3年間くらいは、仕事を覚えて、言われたことを
  一人前にできること、それをめざす必要がある。
  しかし、いつまで経っても言われたことしかできない人間は、
  環境が変化すると生き残れない。」

あなたは、ただ会社から言われた通りに働き続けるのか?

本書の著者、小杉俊哉さんは、企業で働くビジネスパーソンに
とっても「起業家」のように考え、働く必要があると説きます。

かつては、上司から指示を受け、言われたことをきちんと
そつなくこなす部下が優秀だとされました。

しかし今の時代は、それだけでは不十分です。

企業で働くにしても、自ら仕事を作りだし、
自らの責任において行う、「自律」が必要になったのです。

言われたことをするだけなら、あなたである必要はなく、
すぐに他の人に置き換えられてしまいます。

これからの時代は、自ら解決すべき課題を設定できる人、
HowではなくWhatを考えられる人が、バリューを生み出せるのです。

マッキンゼーやユニデン、アップルを経て、
慶応大学で教鞭をとる小杉さん。

本書は、小杉さんのゼミを卒業していった教え子に宛てた
「手紙」という形式で語られています。

「起業家」マインドを持って自律的に働くことを
ススメる内容なので、昨日紹介した日野瑛太郎さんの
あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。
とは見ている景色が全く違います。

日野さんの本に強い共感を覚えた方には、
本書の考えは合わないかもしれません。

ただし、小杉さんのススメる働き方と、
日野さんのススメる働き方にも共通点はあります。

それは、企業にとって都合のいいだけの「社畜」にならないこと。

企業に所属して、起業家のように働くということは、
自らの使命感をもって働くことです。

場合によっては、あなたの使命感が、上司のアジェンダと、
衝突することもあります。

そんな時に必要なのが、「いつでも辞められる」と
腹を括っておくことです。

会社にしがみつこうとすると、どうしても守りに入ってしまいます。

会社で働きがいを感じ活き活きと働くためには、
逆に会社にロイヤリティを持たない方が良いようです。

これはつまり、「脱社畜」という働き方。

また、小杉さんは日本の労働環境の特性を利用することもススメます。

アメリカでは、会社は頻繁に変わっても、ジョブは変わらない
「転職を伴わない転社」が圧倒的に多い。

一方、日本では異動で職種が変わることも度々あります。
これは「転社を伴わない転職」をしているのと同じこと。

これを「社内転職」の選択肢があるメリットと
考えることができると小杉さんは説明します。

確かに、同じ会社でも部門が変われば、
全く別の会社といっていいほど違う場合もありますから、
一種の転職と考えた方がシックリくるかもしれません。

本書は、若手のビジネスパーソン向けとなっていますが、
刺激が欲しいミドル層にも読んで欲しい本です。

この本から何を活かすか?

  「業績に貢献したかどうかは、お金に置き換えてみるのが
  もっともわかりやすい。」

ここまでシビアに考えるのが、起業家精神を持つということ。

小杉さんが、ユニデンで働いていた頃は、
時間単価制を採用していたそうです。

会議をやる場合には、役員だと1人1時間5万円、部長だと3万円、
課長は2万円、担当者は1万円として経費を計算。

例えば、役員1人、部長3人、課長5人、担当8人で
会議をする場合は総額32万円かかることになります。

その会議で生み出す価値がそれ以上なければ、
メンバーを絞り、時間短縮して行う必要があるのです。

会議にいくらかかるか、事前に計算しておいた方がよさそうですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 仕事論 | 06:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |