活かす読書

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超円安時代に稼ぐ投資術

超円安時代に稼ぐ投資術超円安時代に稼ぐ投資術
(2013/08/24)
岡崎 良介、鈴木 一之 他

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満足度★★★
付箋数:18

本書は金融ストラテジストの岡崎良介さんと、
株式アナリストの鈴木一之さんの共著。

人気・実力を兼ね備えたお二人ですが、
現在は「岡崎・鈴木パートナーズ」というタッグを組み、
投資家向けに情報発信をしているようです。

2012年夏からはBS12chトゥエルビで
岡崎・鈴木のマーケット・アナライズ」という番組を担当。

本書では第1章から第3章までを岡崎さんが書き、
第4章から第6章までを鈴木さんが執筆しています。

いずれも、これから5年位のうちに1ドル160円程度の
超円安時代がやってくることをメインシナリオとして
書かれています。

岡崎さんのパートでは、主に超円安時代に突入する背景や、
良い円安から悪い円安に流れが変わる転換点などを解説。

現在の円安への動きは、アベノミクスの効果というより、
マーケットの構造的な要因によるものと説明され、
1ドル160円に至る道のりが示されています。

後半の鈴木さんのパートでは、その超円安時代になった場合の
具体的な株式投資方法が解説されています。

新たなバリュー(割安株)投資、シクリカル(景気敏感株)銘柄
の分析、グロース(成長株)投資のタイミングなど。

巻末資料には鈴木さんが注目する成長株30銘柄も、
紹介されています。

実際に本書の示すシナリオ通りにマーケットが動かうかどうかは、
わかりませんが、可能性はゼロではないと思います。

ですから想定する複数のシナリオの1つとして、
どういうロジックで動くのか、そうなった場合に
どんな投資行動を取れば良いかは、
知っておいて損はないでしょう。

最近では、円安派で声の大きかった藤巻健史さんが
国会議員になってしまったので、岡崎さんと鈴木さんは、
主な円安派として注目されるかもしれません。

共著でありながらお二人の主張にズレがなく、
全体的な相場観と個別の投資方法がバランスよく書かれた本です。

タッグを組むことで相乗効果が生まれているように感じます。

一般的に、本書のような相場予想が書かれている本は、
刊行直後に飛びつくのではなく、
一定の期間が経過してから読んだ方がいいと思います。

そうすることで、進行度合いに多少のズレはあっても、
メインシナリオの方向性が外れていないかどうかの
判断ができるからです。

本書は執筆されてから半年ぐらい経過してから読みましたが、
今のところ方向性は合っています。

実際に1ドル160円まで円安が進むかどうかは別にして、
そうなった時にどうするかというシミュレーションは
しておく必要があると思います。

この本から何を活かすか?

シクリカル銘柄とは、景気の動きに敏感に反応する、
いわゆる景気敏感株です。

具体的には、鉄鋼、石油化学、非鉄、セメント、半導体など
産業界で必要とされる基礎素材を供給するメーカーを指します。

それらに関わる海運会社、総合商社、設備機械メーカーも
含みます。

このシクリカル銘柄は、PERやPBR、配当利回りなどの
個別企業の指標で投資判断する部分よりも、
市況の動きに影響される度合いが大きいので、
市況変動そのものを予想する必要があるのです。

また、景気敏感株と言われる通り、他の銘柄に先駆けて
動き出す特性もありますから、実際にシクリカル銘柄に
投資していなくても、先行指標として注目されるのです。

これらの銘柄への詳しい投資方法は、鈴木さんの執筆した
きっちりコツコツ株で稼ぐ 中期投資のすすめ』、
有望株の選び方』で詳しく解説されているようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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