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日本経済は大企業と金持ちから完全復活する!

日本経済は大企業と金持ちから完全復活する!日本経済は大企業と金持ちから完全復活する!
(2013/12/04)
中島 孝志

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満足度★★★
付箋数:22

さくら舎さんから献本いただきました。ありがとうございます。

タイトルの通りですが、日本経済を復活させる処方箋として、
「輸出企業」と「お金持ち」を優遇せよということを説いた本。

著者は「通勤快読」でおなじみの中島孝志さん。

ところで、お金持はどれぐらいの割合でいると思いますか?

スイスの金融機関の調査によれば、資産家の定義は、
純資産100万ドル(約1億円)以上の富裕層のことを指します。

では、昨日紹介した木原直哉さんの『勝つための確率思考』に
習って、お金持ちの出現率を計算してみましょう。

純資産100万ドル超の人口は、日本では約360万人。

全体の人口は約1億3千万人ですから、
130,000,000÷3,600,000=36.1
約36人に1人の割合でお金持ちがいることになります。

学校のクラスに1人が、お金持ちになるイメージですね。

すると、36人のクラスで「割り勘」をしたときに、
この1人のお金持ちが、かなりの割合の勘定を
負担してくれている状況です。

その1人のお金持ちに「他の35人はお金がなくて厳しいので、
もっと負担してくれないか?」と聞いてみたらどうでしょうか?

もちろん、お金持ちだってビジネスやスポーツなどで、
人並み以上の努力をした結果、やっと作った資産です。

毎回毎回、割り勘の度に、けっこうな額を支払っていたら、
働いてお金を稼ぐモチベーションが削がれてしまいますし、
そのクラスを抜けて、もっと支払割合の低いクラス(アメリカ)
へ移ってしまうかもしれません。

  「日本経済を発展させるためには、金持ちを大切にし
  (少なくとも粗末にしない)、優秀な “人財” に国内で能力を
  フルに発揮させる税制をととのえ、そしてきちんと報いること。
  アベノミクスでいちばん重要なことは、成長戦略ではなかったか。
  働く人のモチベーションが下がるような税制に未来はない。
   “人財” に日本脱出を考えさせるようでは、
  日本沈没は避けられない。」

中島さん自身も、アメリカで執筆活動や講演活動をしようかと
真剣に考えているそうです。

こういった考えの方が増えると、税収の面というよりも、
リソースの部分で、日本にとって大きな痛手となりますね。

  第1章 まずは輸出企業から儲けなさい
  第2章 輸出企業優遇で世界市場を勝ち抜く
  第3章 地熱発電で日本はエネルギー大国になる
  第4章 中韓が吠えても日本には勝てない
  第5章 金持ちを大切にすれば日本はもっと繁栄する
  第6章 日本は文化観光立国をめざせ

また、本書のもう1つの目玉「輸出企業優遇」については、
次のように述べられています。

  「日本の輸出依存度は15%しかない。日本は内需国家である。
  しかし内需企業は輸出企業に比べると、第一線の厳しい競争に
  さらされていないから、生産性はそれほど高くない。
  輸出企業は生産性が高くなければ、競争に負ける。
  生き馬の目を抜く修羅場で闘っているのだ。
  わたしたちは輸出企業と内需起業をきっちり “分別処理”
  すべきなのだ。輸出企業を、その他大勢の企業と同じ次元で
  考えてはいけない。輸出企業は日本社会を安定させる軸なのだ。」

この本から何を活かすか?

アベノミクスでは、2020年に2500万人の外国人観光客を
集客すると宣言し、東京オリンピックが決まってからは、
その目標が2030年までに3000万人と引き上げられています。

しかし、中島さんはこの目標でも、まだ低すぎると言います。

  「わたしは3000万人ではなく、人口と同じ1億2700万人を
  目指すべきだと考えている。」

その理由は2つ。

1つは、フランスが人口を超える観光客を集客しているから。

そしてもう1つの理由は、消費税は観光客から取ることが
できるからのようです。

私も観光については、日本はポテンシャルを秘めているので、
もっと力を入れて取り組むべきだと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 経済・行動経済学 | 06:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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