活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ビジネスで差がつく計算力の鍛え方

ビジネスで差がつく計算力の鍛え方―――「アイツは数字に強い」と言われる34のテクニックビジネスで差がつく計算力の鍛え方―――「アイツは数字に強い」と言われる34のテクニック
(2013/09/28)
小杉 拓也

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満足度★★★
付箋数:16

  「例えば部長から
   “前期の経常利益は8億円だったが、後期は11億円で着地しそうだ”
  と言われたときに、即座に
   “37.5%アップですね” と言えたら?
  きっとあなたを、 “数字に強い人”  “頭の回転の速い人”、
  ひいては “優秀な人” と思うのではないでしょうか。」

本書はビジネスの現場で使える「暗算方法」を解説した本。

たかが暗算、されど暗算。

机に座っているときは、電卓を叩けばいいだけの計算です。

しかし、日常のビジネスの中でも、会話の中で
瞬時に計算できた方がいいシーンはよく訪れます。

そのとき、スマートフォンを取り出し、
ごそごそと計算するのは誰でもできること。

しかし、他の人がスマホを手にしている間に、
一瞬で暗算すると、一目置かれることは間違いありませんね。

著者の小杉拓也さんは、学習塾を経営するかたわら、
ライフワークとして暗算法の研究を行ってきました。

本書では、3つの難易度に分けて、ビジネスの現場で使うと、
「アイツは数字に強い」と言われる34の暗算テクニックを
紹介しています。

実は暗算テクニックも1種類しか知らないと、
意外とそのテクニックを使うシーンには遭遇しません。

なぜなら、それぞれのテクニックは、万能選手ではなく、
使える条件がかなり限られているからです。

しかし、条件に当てはまりさえすれば、他の人が驚くような
圧倒的なスピードで暗算できてしまうのです。

ですから、34種類全てとは言わないまでも、
暗算テクニックは複数の方法を身につけておくことが望ましい。

では、経常利益が8億円から11億円に増えた場合の
増加率を暗算してみましょう。

11億円-8億円=3億円 ここまでは問題ないでしょう。

あとは3÷8が計算できるかどうかです。

ここでのポイントは、「1/8=0.125」を暗記していること。

1/2=0.5と、1/4=0.25まではパッと出てきても、
1/8=0.125がパッと連想できる人は意外と少ないのかもしれません。

3÷8=3/8なので、
3/8=2/8+1/8=1/4+1/8
=0.25+0.125
=0.375

だから割合にすると37.5%増となるのです。

暗算テクニックは、このように覚えていれば
すぐに使えるタイプのものと、ある程度の練習が必要なタイプの
2種類があります。

いずれにせよ、普段から意識して徹底的に使い込むことが
暗算方法を身につける一番の近道です。

この本から何を活かすか?

A君とB君の2人がそれぞれ2回のテストを受けました。

1回目のテストでA君は40問中30問正解で、正答率75%。
B君は10問中9問正解で、正答率90%。

1回目のテストでは、B君の正解率がA君を上回りました。

2回目のテストでA君は10問中1問正解で、正答率10%。
B君は40問中18問正解で、正答率45%。

2回目のテストでも、B君の正解率がA君を上回りました。

では、1回目と2回目のテスト全体を通しての正解率は
A君とB君のどちらが高いでしょうか?

1回目も2回目もB君が高かったので、
正解率が高いのは「B君」になると思われがちですが、
実は違います。

A君は50問中31問正解で正答率は62%。
B君は50問中27問正解で正答率は54%。

このようにトータルの正解率は「A君」が高くなるのです。

これは本書で紹介されていた「シンプソンのパラドックス」
と呼ばれる、統計上の逆転現象。

1回目の問題数と2回目の問題数が違うのが、
パラドックスが起きる原因のようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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