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最強「ご当地定番」のつくり方

最強「ご当地定番」のつくり方 ヒット連発のお土産プロデューサーが教える最強「ご当地定番」のつくり方 ヒット連発のお土産プロデューサーが教える
(2013/10/18)
勝山 良美

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満足度★★★
付箋数:20

日本実業出版社、細野さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

北海道のお土産菓子は、全国の中でも超激戦区です。

既に全国的に有名な、石屋製菓の「白い恋人」や、
六花亭の「マルセイバターサンド」などが昔ながらの定番品。

少し新しい定番では、ロイズの「ポテトチップチョコレート」
が知られています。

これらの定番品に迫ろうと、各お菓子製造・販売会社は
次々と新商品を開発し、お土産菓子マーケットに投入します。

それゆえ人気が出ない商品は、短いサイクルで消えていきます。

そんな競争の激しい北海道のお土産菓子市場で、
後発でありながら、出す商品どれもが、売れ筋商品トップ10に入る
お菓子を発売している会社があります。

その会社はお菓子会社ではなく、札幌を中心に全国に13店舗の
レストランを展開する株式会社YOSHIMI(ヨシミ)。

2009年に販売開始した「札幌カリーせんべいカリカリまだある?」
は年間5億円超を売り上げる大ヒット商品になりました。

その後に発売した主力商品も次々とヒット。

  ・札幌おかきOh!焼きとうきび(2011年発売、年間売上8億円)
  ・とうきびショコラサンドCollet(2012年発売、年間売上4.5億円)
  ・北海道のポテトチップス ジャガJ(2012年発売、年間売上1.6億円)

いずれも北海道のお土産菓子の新定番となりつつあります。

本書は、ゼロから参入し、観光土産品で年間25億円以上の
売上を誇るYOSHIMIの料理人兼経営者である勝山良美さんが、
売れ続ける「ご当地定番」をつくるためのノウハウをまとめたもの。

勝山さんが、これまで生み出してきた商品を例に、
ネーミング、デザイン、価格設定、素材や味付けから
マーケティングまで体系的に解説されています。

  第1章 なぜ、レストランが「お土産」をつくることになったのか?
  第2章 「ご当地定番」をつくるためにまず考えるべきこと
  第3章 実践!「売れ続ける商品」をつくるためのステップ
  第4章 「売れ続ける商品」に育てるためのしかけづくり
  第5章 時流を読み、お客様のニーズを把握するための習慣
  第6章 「売れ続ける」とは「変わり続ける」ことである

本書の中で、私が共感したのは、勝山さんの次の言葉。

  「お土産品をつくるのに、お土産品として絶対につくってはいけない」

一過性に終わらずに、売れ続けるためには、
地元の人が買って食べたくなる自己消費型の商品である
必要があります。

確かに、私の出身地の北海道帯広では、
六花亭の「マルセイバターサンド」を地元の人は
自分で買って自分で食べます。

それは生活の中にある当たり前の日常品ではなく、
ちょっと特別感のある日常品といった感覚です。

サントリーの「プレミアム・モルツ」が品質にこだわりながら、
ちょっとした特別感を演出しているのに共通しています。

ですから、どれだけ地元の人に愛される商品になるかが、
売れ続ける商品になるための大きなポイントなのでしょう。

私は、「札幌カリーせんべいカリカリまだある?」を
自己消費したことがなかったので、食べてみたいと思います。

本書は、ヒット商品を生み出すノウハウ本としても参考になりますが、
道産子の私としては、応援したくなる本でした。

この本から何を活かすか?

  「焼き菓子が久しく忘れられている。ハワイでクッキーが
  盛り上がっているように、日本でもそろそろクッキーが
  ブームになってもいい頃ではないか・・・・」

実際に勝山さんは、現在、北海道の牛乳やバターを使い、
更に北海道らしい食材をプラスした「北海道クッキー」の
開発に全力で取り組んでいます。

どんな商品が出てくるか、私は期待して待っています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| マーケティング・営業 | 06:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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