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マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書

マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書
(2013/04/27)
大嶋 祥誉

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満足度★★★
付箋数:17

世界最強の経営コンサルティングファームと称される、
「マッキンゼー・アンド・カンパニー」。

しかし、マッキンゼー社員の平均的な在籍期間は、
わずか3~5年と言われています。

それは、「Up or Out」、バリューを出し続けて昇進するか、
出て行くかという、厳しい競争原理が働いているからです。

ビジネスの世界では、マッキンゼーをOutした卒業生が
数多く活躍していますが、その中でパートナーやディレクター
クラスまで昇進して辞めた方は、それほど多くないようです。

更に同社を「定年退職」した方は、もっと少なく、
私は有名どころでは大前研一さんしか知りません。

ちなみに、以前、大前さんは「年齢+勤続年数=75歳」で
定年退職できるルールを作り、自らがその最初の適用者だったと
語っていました。

さて、わずか3~5年しかマッキンゼーに在籍しなかった卒業生が、
なぜ、さまざまな分野で、めざましい活躍ができるのでしょうか?

「元マッキンゼー」という強力なブランド力があるのも
その理由の一つでしょう。

しかし、本書の著者、大嶋祥誉さんは次のように語ります。

  「その秘密のひとつが、じつはマッキンゼー(特に日本支社)が
  独自に築き上げた “新人研修プログラム” で学ぶ
  仕事術にあるのです。」

つまり、マッキンゼーでは新人研修を終了すれば、
どんな課題を与えられても、自分で答を見つけるスキルが
身についているので、どこへ行っても通用すると言うのです。

マッキンゼーの新人研修は、軍隊のBoot Campのようなもので、
問題解決のスキルを徹底して叩きこまれるそうです。

大嶋さんは、このトレーニングは、マッキンゼーの新入社員にしか
使えないものではなく、もっと多くのビジネスパーソンに
秘密道具として、使ってもらいたいという思いから
本書を執筆しました。

  第1講義 マッキンゼー流 プロフェッショナルの流儀
  第2講義 マッキンゼー流 問題解決の基本プロセス
  特別講義 マッキンゼー流 フレームワーク入門キット
  第3講義 マッキンゼー流 情報の取扱い方
  第4講義 マッキンゼー流 問題解決力を高める思考術
  第5講義 マッキンゼー流 自分力の高め方
  第6講義 マッキンゼー流 プロジェクトで結果を出す力
  第7講義 マッキンゼー流 プレゼンの技術

本書で、マッキンゼー新人研修の概要はわかります。

しかし、正直、大嶋さんの言うような「誌上Boot Camp」は、
それほど再現できているように思えませんでした。

本書は、あまりマッキンゼーということに過剰な期待をせずに、
問題解決力を身につけるための基礎講座の本として
読んだ方がいいでしょう。

ちなみに、私は大嶋祥誉さんという名前を見て、
てっきり男性の方だと思っていましたが、
「さちよ」さんと読む女性の方でした。

この本から何を活かすか?

本書の最終章は、プレゼンについての講義でした。

スライドにもストーリーが必要で、そのロジックを
組み立てるのが「空・雨・傘」のロジック。

そして、プレゼン資料にまとまるためのフレームワークが、
「ピラミッドストラクチャー」。

ただし、本書にはスライド例がほとんど掲載されてませんので、
どんな完成形になるのかが、あまりイメージできません。

そこで、ネット上でマッキンゼー作成のプレゼン資料を
検索してみました。

見つかったのは、「経済財政諮問会議に向け、
マッキンゼーディレクターである本田桂子さんが作成した
プレゼンテーション資料
」です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 13:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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