活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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なぜ、システム開発は必ずモメるのか?

なぜ、システム開発は必ずモメるのか?  49のトラブルから学ぶプロジェクト管理術なぜ、システム開発は必ずモメるのか? 49のトラブルから学ぶプロジェクト管理術
(2013/09/27)
細川 義洋

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付箋数:21

日本実業出版社、細野さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  彩音 「もう設計も終わる時期なのに、また要件からやり直し!
     そのうえ納期は全然延ばしてくれないなんて、
     お客さんひどくないですか?」
  
  塔子 「何言ってんよの。要件定義工程の完了時点で本当に
     要件定義が固まっているプロジェクトなんて、
     アタシを美人だと思わない男よりも少ないわ」

  彩音 「先輩、そのわけのわからない自信って一体どこから
     くるんですか? そんなことより、このままじゃ設計や
     プログラミングの期間がどんどん短くなって、
     アタシ達がどれだけ徹夜で頑張ってもモノなんてできませんよ」

これは、本書の登場人物の会話。

小さなソフトウェア開発会社に勤めるITエンジニア西園寺彩音が、
大学の先輩でIT訴訟を専門に扱う美人弁護士の有栖川塔子に、
何度も要件を変更してくるユーザのことを相談する場面です。

本書はストーリー形式で、システム開発に関する
トラブルの回避方法や解決方法を解説します。

著者の細川義洋さんは、ソフトハウスでIT技術者や
プロジェクトマネージャとしてシステム開発を担当した後、
コンサルティングファームで、ITに関するプロセスの
コンサルティングを行ってきました。

現在は、東京地方裁判所でIT事件担当の調停委員を務めています。

  ユーザ 「こんなシステムじゃ業務に使えない!」

  ベンダ 「言われた通りに作ったはずです」

こんなユーザとベンダのやり取りは、日常茶飯事。
一説では約7割が失敗すると言われるシステム開発プロジェクト。

本書では実際にあったIT紛争の事例と、細川さんが経験してきた
経験から、プロジェクトの管理方法を学びます。

  「(細川さんは)決して “あるべき姿” を追い求める学者や
  研究者ではなく、一介のフィールドプレーヤーです。
  ですから本書も、システム開発やそのプロジェクト管理の
  理想形を提示するような学術書として書いたつもりはありません。
  プロジェクトの各局面において “今できることは何か” 
   “どうすればもっとマシになるのか” を検討した、
  いわば “雑草の教科書” ともいうべきものです。」

本書は、ウォーターフォール方式開発を前提に
書かれていますが、個々のトラブルやその解決方法は、
他の開発方法でも参考にできます。

IT技術者、プロジェクトマネージャ、企業のIT担当やオペレータ、
IT法務・契約などの担当者、IT案件に携わる弁護士の方などを
対象に書かれた一冊。

次のような、そのまま使える実践的な資料も掲載されています。

  ・要件定義書のチェックリストと非要件定義項目の概要
  ・トレーサビリティマトリクスの例
  ・プロジェクト計画書と管理計画の記載項目例
  ・WBS(作業細分化構造)とアーンドバリュー・マネジメント
  ・設計書のチェックリスト
  ・ソースコードのチェックリスト
  ・開発用SLAの事例
  ・テスト計画書、テストケース・項目のチェックリスト
  ・ソフトウェア契約に盛り込むべき条文
  ・塔子のチェックリスト(開発プロセスレビュー)

この本から何を活かすか?

この記事には、私の満足度は表示していません。

なぜなら、私自身はシステム開発の門外漢だからです。

私は、過去にユーザとしてシステムを発注したことはありますが、
システム開発は、素人以前の未タッチの領域です。

ただし、そんな私が読んでも本書は、
ストーリー形式なので、全体の流れは分かります。

また、専門用語も登場する都度、説明が書かれているので、
ストレスなく読むことができました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| IT・ネット | 06:13 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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