活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2013年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年11月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

貯金が1000万円になったら資産運用を考えなさい

貯金が1000万円になったら資産運用を考えなさい貯金が1000万円になったら資産運用を考えなさい
(2013/08/13)
内藤 忍

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:16

マネックス証券に在籍していた時代から、
一貫して長期分散投資を推奨してきた内藤忍さん。

長期分散投資についてまとめた、2005年刊行の
内藤忍の資産設計塾』は、12万部を超える
ベストセラーになっています。

そんな内藤さんは、本書の執筆動機を次のように記しています。

  「(資産設計塾を刊行してから)10年近く経っても
  基本的な手法にまったく変化はありませんが、
  例えば1000万円以上の資産運用をする人へはさらなる選択肢や
  可能性があることをお伝えしたいと思うようになりました。」

やはり、本書でも、アセットアロケーションを考えた
長期分散投資というスタイルに変わりはありません。

では、本書では新たにどのような「さらなる選択肢」が
示されているのでしょうか?

それは、ズバリ言って、リアルアセット投資としての
「海外不動産投資」と「ワイン投資」です。

本書で海外不動産投資の説明に割かれているのは約40ページ。
同様にワイン投資に割かれているのは約20ページ。

この本自体は全体で280ページですから、
かなりの割合で、この2つのリアルアセット投資について、
ページを割いて説明していることがわかります。

  「実際、私もワイン投資をワインファンドや個別ワインの
  銘柄購入を通じて実践しています。例えば、2009年に投資した
  ワインファンドは、満期を迎えるまでにまだ3年ほどの
  期間が残っていますが、4年間の累計リターンは約70%と
  なっています。また、個別ワインの銘柄投資は始めてから
  まだ数年ですが、すでに値上がりしています。
  こちらもまだしばらくは保有したままでさらなる値上がりを
  待っている段階です。」

そして、資産金額別運用ガイドの中でも、
資産1000万円の運用例には、ワイン投資に10%割り当て、
資産3000万円の運用例には、海外不動産投資に60%、
ワイン投資にも10%割り当てています。

更に、資産1億円の運用例では、リアルアセットへの
投資比率は、なんと90%にも達しています。

内藤さんとしては、過去の著書に比べて、
かなり勝負したポートフォリオを示していると思います。

個人的には、流動性リスクのあるワイン投資に、
資産1000万円の内、10%も投資するのは理解できません。

また、資産3000万円で海外不動産投資に60%も振り当てるのは、
相当な勝負で、もはや投資ではないようにも思えますね。

私が本書で気に入ったのは、次の信頼できるお金の専門家を
見分ける方法です。

  「例えば、ファイナンシャルプランナーだったら、
  その人自身の資産規模やどんな商品に投資しているか
  をざっくばらんに聞いてみましょう。個人情報だからと
  口を閉ざす人もいれば、率直に教えてくれる人もいるでしょう。
  どちらが信用できるかは明らかです。」

私もFPの資格を持っているのでわかりますが、
FP講座で習う程度の内容は、所詮は絵に描いた餅。

その専門家が本当に運用のノウハウをもっているかどうかは、
資格ではなく、本人の投資経験によるところだと思います。

この本から何を活かすか?

  「老後資金は、まず2000万円」

内藤さんは、年金だけでは足りない分を月8万円と仮定し、
年間で約100万円、20年分で「2000万円」を老後資金を貯める
最低必要な資産金額と説明しています。

なぜ、内藤さんクラスの方が、「資産を切り崩す」という
発想から抜け出せないのでしょうか?

私は、ストックを元に、フローを生む投資さえしていれば、
その半分程度の資金で、月8万円程度なら生み出せると思います。
(以前の試算はこちらの記事を参照)

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 投資 | 06:22 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

| PAGE-SELECT |