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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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世界初をつくり続ける東大教授の 「自分の壁」を越える授業

世界初をつくり続ける東大教授の 「自分の壁」を越える授業世界初をつくり続ける東大教授の 「自分の壁」を越える授業
(2013/07/26)
生田 幸士

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満足度★★★★
付箋数:23

科学者の世界もビジネスと同じで、研究の成果を
いかに他の研究者より早く出すかを争う競争社会です。

しかし、医用ロボットの世界的権威、
東京大学教授の生田幸士さんは、研究者につきものの
「競争」とは無縁の研究生活を送ってきたそうです。

なぜ、生田さんは競争せずに成果をあげることができたのか?

それは、大勢の人が注目する分野には目もくれず、
誰ひとり見向きもしない分野で、伸び伸びと研究してきたからです。

ビジネスの世界で言うと、「レッド・オーシャン」ではなく、
「ブルー・オーシャン」で研究したということです。

しかし、生田さんは世間で言われる「ブルー・オーシャンを探せ!」
という議論には、違和感を覚えるそうです。

なぜなら、ブルー・オーシャンは「探す」ものではなく、
自らの手で「つくる」ものだからです。

生田さんは新しい「モノ」をつくったのではなく、
新しい「ジャンル」をつくったのです。

では、どのようにしたら、他の人が思いつかないような
画期的な新ジャンルを生み出すことができるのでしょうか?

  「もっとバカにならなアカンよ!」

生田さんは、東大の学生たちに口酸っぱく言います。

そして、NHKの番組でも取り上げられたことがある
「バカゼミ」という特別講義を毎年開講します。

  「バカを貫くことは、世間の常識を疑い、常識と戦うことです。
  そして世間の常識を徹底的に疑い、そこから “新しい常識のあり方”
  まで考えられる人のことを、人は天才と呼ぶのです。
  秀才は、与えられた課題を効率よくこなし、既存の枠組みの中で
  最大限の結果を残すことができます。しかし、天才は、
  枠組み(ジャンル)そのものを自分の手で生み出すことができます。
  その大前提として “バカ” があることを、多くの人は知りません。」

生田さんは、本書で「バカゼミ」のベースとなる考え方、
その他大勢から突き抜ける方法を解説します。

また、生田さんは「人は誰でも天才になれる」とも言います。

天才になるにはIQや偏差値は必要ありません。
更には、豊富なアイディアや才能も必要ありません。

  「天才とは生き方の問題だ。
  天才な人は頭がいいのではなく、生き方が天才なのだ。」

天才とは、高い志と行動力を持って、周囲からなんと言われようと、
人生のすべてを投入する生き方を貫く人。

そういう他の人と違う生き方をする人を、
世間一般では、「あいつはバカだ」と非難します。

  「いまの日本にはバカが不足している」

本書は、常識的な発想しかできない人、
あるいは面白いことを思いついても行動に移せない人に
是非、読んで欲しい本です。

さあ、「バカゼミ」で常識というリミッターを外しましょう。

この本から何を活かすか?

生田さんは「若者の理系離れ」の一因として、
マンガやテレビに登場する科学者や理系の博士が、
ヒーローとして描かれていないことを挙げています。

ハリウッド映画の科学者たちは、理知的なヒーローなのに対し、
日本の映画やアニメに登場する科学者は野暮ったい。

頭は爆発したようにモジャモジャで、
牛乳瓶の底のようなメガネをかけて、ヨレヨレの白衣を着て、
ブツブツと呟く姿が描かれているイメージですね。

そこで、若者の理系離れの打開策として、
生田さんが考えたのが、「研究者ヒーロー化計画」。

私もこの計画には大賛成。是非、推進して欲しいですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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