活かす読書

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「対面力」をつけろ!

「対面力」をつけろ! (光文社新書)「対面力」をつけろ! (光文社新書)
(2013/06/18)
齋藤 孝

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満足度★★★
付箋数:20

齋藤孝さんお得意の「○○力」シリーズ。
今回、新たに作ったのは「対面力」という言葉です。

対面力とは、状況に即応して、場や相手にアジャストしていく力。

いわゆる適応力のことで、柔軟に相手に合わせつつ、
自分を印象づけ、「この人とまた会いたい」と思わせるための能力。

これは、コミュニケーション力の基礎に当たるライブ対応能力です。

  「今の若者は総じてきちんとしているし、言われたことも
  そつなくできる。性格も穏やかでまじめ、協調性もある。
  新しいITツールもどんどん使いこなせる。だが、人との接触に弱い。
  “人に会う” “直接、話をする” という状況、
  ライブ空間における対応が苦手なのだ。」

このように感じた齊藤さんは、対面状況で人と接する能力を
「対面力」と名前をつけて概念化し、本書のでこの力を磨く
さまざまな方法を伝えます。

本書では、従来から齊藤さんが学生の指導において、
コミュニケーション能力を高めるこためにやっていたことが
数多く紹介されています。

「対面力」は、以前から齋藤さんが提唱していた概念ではなく、
本書を執筆するに当たって、新しく作った言葉なので、
その説明は若干、後づけ的な印象があります。

しかし、いずれにせよコミュニケーション力を
鍛えるヒントになることは間違いありません。

  ・相手に臍(へそ)を向けよう
  ・微笑みはマナーである
  ・コミュニケーションに「でも」はいらない
  ・共感フレーズを探し出す
  ・豊かな反応力には「イタリア人を1、2割」

本書の中で、私が以外だったのは、「寡黙」であることが、
コミュニケーションにおいてマイナス要因にはならないという
齋藤さんの説明です。

口数が少ない事自体は、それほど重要ではないと書かれています。

相手が話しにくいと感じるのは、寡黙なことではなく、
「この人、私の言うことをちゃんと聞いていないんじゃないかな?」
と思わせてしまう部分のようです。

ですから、相手の言っていることに対して、
真剣に聞いていることをきちんと態度で示せば、
自らべらべらと話す必要はないようです。

話しベタや人見知りな人でも、変にプレッシャーを
感じる必要はなく、誠実な聞き手になって、
相手に気持ちよく喋ってもらえばいいという訳です。

  「寡黙だったり、シャイだったり、会話がうまく
  できなかったりして、自信がなくても、対面力は持てる。
  自分は人に対して何ができるか。その延長線上で、
  自分を磨いていくことが独自の対面力になっていく。」

また、沈黙の「間」が怖い人には、相手と呼吸を合わせ、
からだのリズムを近づけると良いというアドバイスが、
紹介されていました。

一緒にアメを舐めたり、一緒に同じスマホの画面を見たり。

これらは、初めてのデートで気まずくなりそうな「間」の時にも、
使えそうですね。

この本から何を活かすか?

  とっさのひと言は「15秒感覚」で鍛える

  「対面コミュニケーションには、瞬発的思考力が求められる。
  たとえば、エレベーターの中で顔見知りと一緒になったとき、
  10秒から15秒程度の間にさりげない会話がさっとできると
  好感度が高い」

これは、いわゆる「エレベーター・ピッチ」とか、
「エレベーター・スピーチ」、「エレベーター・ステイトメント」
などと呼ばれているものです。

15秒でプレゼンする能力とまで言わなくても、
日常的に使える15秒の会話のレパートリーは、
増やしておきたいものです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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