活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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植物のあっぱれな生き方

植物のあっぱれな生き方 生を全うする驚異のしくみ (幻冬舎新書)植物のあっぱれな生き方 生を全うする驚異のしくみ (幻冬舎新書)
(2013/05/30)
田中 修

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満足度★★★★
付箋数:24

本書を読むと、今までは何も感じなかった、
雑草を踏んで歩くことに、ためらいが生じるかもしれません。

それだけ、生を全うしようとする植物の生き方がわかります。

実際に著者の田中修さんは、雑草をなるべく踏まないように歩き、
もし踏まざるを得ないときは、心のなかで「ごめん」と
謝っているそうです。

中学校の理科の時間に、花のつくりと働きを習います。

被子植物と裸子植物の学習の章で、アブラナは一株の中に
メシベとオシベを一緒に持ち、マツは雌花と雄花が分かれていると。

なぜ、マツはメシベとオシベを一緒に持たず、
雌花と雄花を別々に咲かせるのでしょうか?

法律で禁止されているわけではありませんが、
実は、植物も「近親婚」を避けているのです。

人間を含む動物もそうですが、植物も同様に、
近親交配は両者の劣性遺伝子を持つ可能性が高くなるので、
生物学的に避けなければなりません。

メシベとオシベを一緒に持つ両性花であっても、
メシベとオシベは高さを変え、
自分の花粉が自分のメシベにつかないようにしているのです。

ですから、メシベとオシベが一緒にいても仕方がないので、
離れて暮らしましょうかと考えて別れたため、
マツなどでは、雌花と雄花が分かれているのです。

このように、動物と違って動けない植物が、
多様な遺伝子を求めて「婚活」するのは大変なことです。

本書では、植物が婚活のために、どのような魅力づくりをし、
どのような飛び道具を使っているのか、
その驚くべき知恵と工夫が、あたかも人間の婚活のように
解説されています。

花は、一般的に「きれい」とか、「美しい」という言葉で
ほめられます。

しかし、田中さんはそのほめ言葉では、
植物たちは物足りなさを感じていると、
植物の気持ちを代弁しています。

なぜなら、花は生殖器官だから。

本当に花が言って欲しいほめ言葉は「セクシィー」だと、
田中さんは断言しています。

田中さんは、どんな逆境でも与えられた命を生きるための、
したたかで、力強い植物たちの驚くべき生のメカニズムを
愛情を持って、楽しく解説します。

本書を読めば、植物好きになることは間違いなし。

  第1章 ひと花咲かせる日を夢見て
  第2章 ひと花咲かせたあとの大仕事
  第3章 婚活のための魅力づくり
  第4章 実り多き生涯のために
  第5章 保険をかける植物たち
  第6章 次の世代に命を託す!

植物の世界でも、一定の苦労を経ないと、
簡単には花が咲かないようになっているのは不思議です。

この本から何を活かすか?

  アサガオのツボミが開く瞬間を観察する方法

小学生の夏休みの観察日記をつけるのに、アサガオのツボミが
開く瞬間を見られるといいですよね。

アサガオのツボミは、朝、明るくなると開くわけではありません。

アサガオのタイマーは、前日の「暗くなる」ところから
動き出すようです。

厳密には、気温も関係するようですが、
暗くなってから、ツボミが開くまでは約10時間。

それを逆算して、ツボミが開きそうな前日に、
ダンボール箱をかぶせるなどして、
開花時間を調整できるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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