活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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賢人の読書術

賢人の読書術賢人の読書術
(2013/05/10)
松山 真之助、藤井 孝一 他

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満足度★★★
付箋数:17

この5人が一ヶ月に読む本の量を合計すると、300~400冊には
なるのではないでしょうか。

本書は、成毛眞さん、松山真之助さん、藤井孝一さん、
中島孝志さん、平野啓一郎さんの5人が読書術を紹介する本。

紹介される読書方法は、5者5様。

それぞれがベストと信じて疑わない読書術を解説ていますから、
きっと自分に合う方法が見つかるはず。

  「目的を決めて本を読むと、その目的に縛られてしまい、
  決まった内容の本しか手に取らなくなる。
  それでは世界が狭まり、目新しいアイディアは浮かびにくくなる。」

このように成毛さんは、目的や問題意識を持たない読書を
勧めていますが、反対に藤井さんは読む前に目的を持つことの
重要性を説いています。

  「本を読む前に、その本を手にした目的を改めて明確にして
  おくのである。このプロセスをしっかり踏んでおくことにより、
  目的を果たすことに意識を集中して読み進めることができる。
  逆に目的をはっきりさせずに本を読むと、本から得られるものが
  限られてしまう。」

また、ある分野を勉強しようと思った時に、松山さんは
派生本を避け、元本を読むことを勧めます。

  「実はビジネス書というのは、先達の名著を元に
  再構成した本が多い。派生本を数冊読むよりも、
  元本を読んだほうが、金額的にも安くすむし、
  時間もムダにならないのではないだろうか。」

これに対して、中島さんは重要書に限って難解な本が多いため、
図解本やマンガなどから入ることを勧めます。

  「難読本や長編本にあたったときにお勧めしたいのが、
  参考書を読んでから本格的な読書に入る方法だ。
  たとえば図解本や入門書は、だれにでも分かるレベルで
  易しく書かれている。マンガも立派な参考書になる。」

更に、成毛さんや中島さんは、重要な部分だけをつまみ読んで、
不要な部分は読み飛ばす多読・速読スタイル。

一方、平野さんは1冊を深く読み込むことで、10冊分の読書効果を
得ようとするスロー・リーディングのスタイルです。

これは成毛さんや中島さんがビジネスを生業としているのに対し、
平野さんは小説家ですから、立場による違いなのだと思います。

このように本書には色々な読書術が詰まっていますから、
自分の読書スタイルを肯定するために読むこともできますし、
自分に欠けている読書術を探すために読むこともできます。

個人的には、過去にその人の読書術の本を読んだことのなかった
松山さんと、平野さんのパートが新鮮でした。

残りの3人の方については、過去に当ブログで、
次の読書術に関する単著を紹介しています。

  ・成毛さん『本は10冊同時に読め!
  ・藤井さん『投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術
  ・中島さん『キラー・リーディング

この本から何を活かすか?

平野さんが勧める「スロー・リーディング」には、
次の3つのメリットがあるといいます。

  1. 自分自身と向き合える
  2. 相手のいわんとするところを正確に理解できるようになる
  3. 仕事が捗るようになる

助詞や助動詞に注意しながら、曖昧な単語は辞書を引き、
わからなくなったら前に戻って再確認し、
1冊の本を何度も何度も読み返すことで価値を見出します。

そして、「豊かな誤読」を心がける。

この誤読は、言葉の意味を勘違いしたり、論理を把握しない
ことによる「貧しい誤読」ではありません。

著者の意図を考えつつ、自分で自由に熟考に熟考を重ね、
著者の意図以上に興味深い内容を探り当てる誤読です。

スロー・リーディングは自分になかったスタイルなので、
試してみたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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