活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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夢へのルートを逆算せよ!

夢へのルートを逆算せよ!  マッキンゼーを辞めてまで、ひとりでアウトドアベンチャーを始めた男の7つの成功ルール夢へのルートを逆算せよ! マッキンゼーを辞めてまで、ひとりでアウトドアベンチャーを始めた男の7つの成功ルール
(2013/05/09)
山田 淳

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満足度★★★★
付箋数:25

  「夢があれば、思考も行動も逆転し始めるのです。
  現状から何ができるか、ではなく、夢から逆算して
  何をしなければならないか、というふうに。」

本書の著者、山田淳さんは、灘高・東大卒、
エベレストを含むセブンサミッツ(七大陸最高峰)の
元最年少登頂記録保持者、マッキンゼー勤務、
その後、株式会社フィールド&マウンテンで起業という
異色の経歴を持ちます。

本書では、そんな山田さんが夢を実現するための方法論を語ります。

まず、最初にゴールを決める。

なぜなら、ゴールによって、そこへ到達するルートも、
努力すべき内容も異なってくるからです。

例えば、エベレストを目指すのか、K2を目指すのかで、
必要なトレーニングメニューも違ってきます。

エベレスト登山には耐寒トレーニングの優先順位が高く、
K2登山には登攀技術のトレーニングが欠かせません。

これは、ただの喩え話ではなく、実際にエベレストに登頂した
山田さんの話ですから、重みが違います。

そして、ゴールが決まったらそれに向け、全身全霊で取り組む。

山田さんの言う、全身全霊とは、一生懸命頑張るという
生易しいレベルのものではなく、他のものをすべて捨てて、
打ち込むということです。

  「 “集中と選択” では甘くて、 “取捨選択” して他は切り捨て、
   “一極集中” すべきなのです。」

山田さんにとって、全身全霊で1つのことに打ち込む原体験は、
中学受験にありました。

小学校4年生の時に、親から勧められたのではなく、
灘中受験を自ら決意。

もちろん、家族には協力してもらいましたが、
3年間寸暇を惜しんで、灘中受験に打ち込みます。

合格が分かった瞬間、山田さんのお母さんは言ったそうです。

  「3年間、これ以上勉強させられる時間は1分もなかった。
  これで落ちていたら、かける言葉がなかった」

この時の経験が、後のエベレストに向けたチャレンジや、
起業してライフワークに取り組む際のベースになっているそうです。

対象が受験でも、スポーツでも、ビジネスでも基本は同じ。

  「夢を思い描き、それを信じる。そして、その夢に向かうために
  方法論が見える “目標” を置いておき、その “目標” に向かって
  全身全霊で取り組む。周囲に流されない。驕らない。
  過度に心配性にならない。自分が決めた目標に到達できない
  言い訳をしない。対象が何であっても同じことです。」

山田さんの、夢に向かって全身全霊で打ち込む姿は、
アツイ コトバ』の著者である故杉村太郎さんを思い出させます。

本書は、夢の実現のために、それ以外のすべてを捨てて、
常に全身全霊で打ち込むことの大切さを教えられる一冊。

東大卒やマッキンゼーを売りにしたビジネス書とは、
一線を画しています。

この本から何を活かすか?

山田さんがアウトドアベンチャーで起業したのは、
単に登山好きだからではありません。

得意なことを事業にするのが、一番社会貢献できると思ったからです。

山田さんは、2009年7月16日に北海道大雪山系トムラウシ山で
起きた死亡事故を知り、山に呼ばれていると強く感じ、
すぐに当時勤めていたマッキンゼーを辞めることを決断しました。

「登山人口の増加」と「安全登山の推進」という
二律背反を実現することをミッションとして、
フィールド&マウンテン社を立ち上げました。

私もアウトドア好きなので、このミッションには共感します。

山田さんのような使命感をもって、ビジネス化できる人が、
業界で活躍しとほしいと切に願います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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