活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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空想科学のツイッター

空想科学のツイッター空想科学のツイッター
(2013/03/15)
柳田理科雄

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満足度★★★
付箋数:23

  「アンパンマンの頭の直径は推定76cm。市販のアンパンと
  比較すると、重量は38kgとなるが、彼の頭はどこから見ても丸い。
  世にも珍しい球形のアンパンだ。それを加味して計算し直せば、
  重量はなんと94kg。これを投げるバタコさんを、筆者は尊敬する。」

たまに思い出して読みたたくなる、空想科学研究所、
柳田理科雄さんのベストセラー『空想科学読本』シリーズ。

本書は、漫画やアニメの疑問を科学で解説する
柳田さんの「ツイッター」1000本をまとめたもの。

はじめは、ツイッターの文字数で、
空想科学読本』の面白さが表現できるの?
と思いましたが、これが意外と良かったですね。

ソーシャルメディアには全く興味がなかった柳田さんでしたが、
秘書のツイッターがきっかけで、つぶやくようになりました。

当初は、シリーズの既刊の中から、
地味だけど少しビックリ感のあるネタを紹介しようと思って
「空想科学ツイート」を始めたようです。

それが、徐々にツイッターオリジナルのネタが増え、
ついに新旧のネタ比率が逆転。

秘書からは「柳田さん、いい加減に仕事してください~」と
言われるほどになったとか。

本書に掲載の秘書のコラムによると、
新規ネタをツイートするには、ネタとなる漫画などを読み、
測定・実験・計算をして、125字以内の原稿にまとめる作業が
必要なので、1ツイートに約2時間を要するそうです。

これで、1日平均3個の空想科学解説をツイートし続けるのは、
かなりの労力ですね。

  「地球侵略を狙うケロロ軍曹は、日向家に居候して、
  家事手伝いをやっている。皿洗いでは、流しに水を溜め、
  自分も中に入って洗っていたが、この方法は危険だと思う。
  カエルは皮膚から水分を吸収するので、洗剤の入った水を
  飲んでいるのと同じなのだ。」

  「『黒子のバスケ』陽泉高校の紫原敦はダンクシュートを決めて
  ゴールの支柱を折った。支柱の断面が縦50cm、横30cmの長方形で、
  厚さが5mmだったとすると、紫原は102tの力でボールを叩き込んだ
  ことになる。力のいれすぎだと思う。」

  「『サザエさん』の歌によれば、サザエさんは、お魚くわえた
  ドラ猫を裸足で追いかけるという。猫のトップスピードは
  100m7.5秒。これに追いつくとすれば、ウサイン・ボルトにも勝てる。
  でも、奪還したからといって、あの一家はドラ猫が
  くわえた魚を食べるのか?」

ツイッターであっても、ネタとして成立するには、
作品名、条件、結論(計算結果)、オチとなるつぶやきが
入るわけですから、かなり難易度が高いと思います。

特に、最後のオチの部分に柳田さんのセンスが光り、
たった125字でも十分に笑えます。

欲を言えば、本書に挿入されている近藤ゆたかさんのイラストが、
1ツイートの掲載スペースの中に縮小されていて、
小じんまりし過ぎているので、これだけはもっと大きく
掲載して欲しかった。

私は本書を読んで、私は空想科学研究所をフォローすることにしました。

この本から何を活かすか?

柳田さんは、若い人たちの理科離れを食い止めるために、
全国の高校の図書館に向けに『空想科学 図書館通信』の
FAX送信サービスを無料で行っています。

理科好きになるきっかけをつくるのは大切なことですね。

最近、ウチの中1の娘も、だんだん理科から遠のいてきているので、
柳田さんの本をリビングに何気なく置いておくことにします。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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