活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2013年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年05月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

パワートーク

パワートーク 一瞬で人生を変える3つの話し方パワートーク 一瞬で人生を変える3つの話し方
(2013/03/26)
井口 晃

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:17

世の中には、「話し方」に関する本がたくさん出版されています。

しかし、そういった本でコミュニケーションを学んでも、
うまく話せるようにならない人も多くいます。

なぜ、「話し方の本」を読んでも、
うまく話せるようにならないのでしょうか?

それは、話し方を学ぶ前の大切なステップが抜けているから。

そのステップとは「自分とのコミュニケーション」。

つまり、自分が何を言いたいのか、何をしたいのかが
明確になっていない段階で、いくら話し方のテクニックを学んでも、
相手に伝わらないということです。

本書で井口晃さんが伝える「パワートーク」とは、
次の3つのコミュニケーション・スキルを含んだメソッドです。

  1. 自分とのコミュニケーション
  2. 他人とのコミュニケーション
  3. 集団とのコミュニケーション

自分とのコミュニケーションは、自分が得たいものを
確認する作業で、目標設定の段階です。

他人とのコミュニケーションは、相手の得たいものを確認し、
人間関係を築きます。

集団とのコミュニケーションは、いわゆるプレゼンテーション。

自分とのコミュニケーション、他人とのコミュニケーションの
段階を経たうえで、はじめて集団を動かす魅力的なプレゼンが
できるようになります。

パワートークを実践することで、人生の目標が明確になり、
他人との関係がうまくいき、自らのメッセージを世間に伝え、
ビジネスで成功できるようになるそうです。

本書は、「自己啓発+コミュニケーション+プレゼン」
といった内容の本です。

  「ストーリーはLow to Highで語る」

人を引き付けるには、ストーリーで語ることが大切です。

そのストーリーは、次の3段階で進むと人の心に響きます。

  パート1. 最悪だったときの話
  パート2. 変わるきっかけ
  ハート3. 変わった後の成功した姿

物語や映画でよくある、弱虫が修行をしてヒーローになる
パターンのストーリー。

このビフォーアフターの組み立てが説得力を生みます。

そこで井口さんは、本書で自身のストーリーを語る際にも、
このLow to Highのパターンを使っています。

  パート1. 人と接することが苦手で、学校でいじめを受ける
  パート2. アメリカ留学し、スピーチの授業で変わるきっかけを得る
  ハート3. パワートークを身につけ帰国後、ビジネスで成功

全体的にサラッとパワートークの概要が語られ、
最後にエクササイズがいくつか載っている程度なので、
本書を読んだだけで、劇的に話し方や人生が変わることは
ないように思えます。

あくまで、本書はひとつのきっかけに過ぎません。

本当にパワートークのスキルを身につけたければ、
井口さんの「TUTAYAビジネスカレッジ」のDVDを借りたり、
セミナーに参加する必要があるのかもしれません。

この本から何を活かすか?

ツンツンした態度の相手には、どのように対応するか?

いますよね。
好意で声をかけても、「結構です、一人でやりますから」と
はねつけるような人。

本書では、こんな人と対峙するときでも、
その人の背景にあるストーリーを想像することが大切だと
説明されています。

  ・以前、人に裏切られた経験があるのだろうか?
  ・何でも1人でやるように厳しく育てられてのだろうか?

このように想像することで、相手の嫌な態度にも
理解と興味が持てるようになるそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| コミュニケーション | 07:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

仕事は6倍速で回せ!

仕事は6倍速で回せ!仕事は6倍速で回せ!
(2013/03/27)
石塚孝一

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:19

  「人生は思っている以上に短い。
  だから “時間2倍×能率3倍” で駆け抜けよう。」

本書のタイトルになっている「6倍速」は、
人の3倍の能率で2倍の時間働く、3×2=6で6倍速とう意味です。

著者の石塚孝一さんが、ビジネス書を選ぶときに
大切にしている点は「著者のプロフィール」。

プロフィールを読むとその人の専門がわかり、
何を主張しようとしているのかが見えてくるそうです。

ならば、本書も石塚さんのプロフィールに注目してみましょう。

  株式会社フェイト代表取締役社長。1971年生まれ。
  米サウスウエスタン大学を飛び級して2年で卒業。
  29歳でロイター通信社の最年少部長に就任。
  翌年には同社最年少マネジメントメンバーになる。
  その傍ら、青山大学大学院にてMBAを取得。
  34歳で新華ファイナンスジャパン社長に就任。
  38歳でベンチャー起業、38歳で東証二部上場会社の社長に就任。
  2011年ハーバード・ビジネス・スクールAMP取得。

AMPとは、Advanced Management Programの略で、
エグゼクティブのためのMBAの上級プログラム。

詳しくは以前の記事を参照してください。

ここから読み取れるのは、石塚さんが、
最速、最年少にこだわって仕事をしてきたことです。

私が石塚さんがスゴイなと感じたのは、表紙の折り返し(そで)
のプロフィールよりも、本文内に書かれていた内容です。

  「家庭では当時の妻と離婚をし、シングルファザーになり、
  6歳の娘と8歳の息子を私が引き取り、育てることになっていた。
  (中略)東証二部の上場会社で社長として子会社10社を
  経営しなければならない状況において、シングルファザーで
  子供を2人育てたなどという経験をした人は、あまりいない
  のではないかと思う。」

本書は、ビジネスの加速装置を手に入れるための60のヒント集。

まず前提として人の2倍働くので、1日の労働時間は16時間。

更に、3倍の能率を上げなければなりませんから、
相応の仕事のテクニックや時間管理術も必要になります。

しかし、最後の最後は体力勝負。

  「仕事ができる・できないは能力の問題ではない。
  最終的には体力の問題。
  1万時間訓練すれば誰でもプロフェッショナルになれる。」

私が本書で参考にしたいと思ったのは、
エクセルを使っての行動分析。

石塚さんは、人生の流れが悪い時には、エクセルに
自分の行動を書き出し、それを量(行動の個数)として把握し、
そのうち良い結果が出た行動には「○」をつけ、
そうでないものには「×」をつけるそうです。

これで客観的に自分の行動を評価し、「×」がついたものを
「○」に変える行動ができるようになるそうです。

この本から何を活かすか?

2012年11月にCIA元長官デービッド・ペトレアスさんの
不倫スキャンダルが話題になりました。

  「2人はGメールに偽名でアカウントを開設し、
  アカウントとパスワードを2人で共有していた。
  そして互いに連絡をとるときはメール送信せずに、
  下書きにして保存し、それを読み合っていたのだという。
  浮気が発覚するのは携帯メールを読まれた場合が多いが、
  この方法なら家族にも読まれる可能性は少ない。
  さすがCIAである。これはテロリストも使う方法のようなので、
  かなり強力にデータを守れるのだろう。」

これは、本書の情報収集術の章で紹介されていました。

本書の主旨とはかなりそれてしまいますが、
不倫でこの連絡方法を使うと、CIA長官やテロリストも
実際に使っていると考えるだけで、秘め事感がアップし、
妙に盛り上がりそうですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 08:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

2052

2052 ~今後40年のグローバル予測2052 ~今後40年のグローバル予測
(2013/01/09)
ヨルゲン・ランダース

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:24

  「どうか私の予測が当たらないよう、力を貸してほしい。
  力を合わせれば、はるかに素晴らしい世界を築くことが
  できるはずだ。」

本書は、2052年までの未来を予測する本。

なぜ、端数のある2052年の予測なのでしょうか?

実は、1972年に出版され、世界に衝撃を与えた
成長の限界』という未来予測の本がありました。

これはスイスに本部を置く民間のシンクタンク、
ローマ・クラブが発表したものでしたが、本書の著者、
ヨルゲン・ランダースさんは、その共著者の一人。

成長の限界』で未来について警告した点について、
この40年間で人類は十分に対処してこなかった。

そこでランダースさんは、2012年の時点で、
再び40年後の未来を予測し、私たちに警告を与えます。

だから、1972年+40年+40年で、2052年なのです。

本書が予測するのは、人口増加、食料不足、世界経済、
国家情勢、環境問題などの全体的な動向や趨勢。

そこには、持続可能な未来はあるのでしょうか?

ヨルゲン・ランダースさんが描く40年後の世界は、
決して明るいものではありません。

  ・世界の総人口は、予想よりも早い2040年直後に
   81億人でピークを迎え、その後減少。

  ・世界全体のGDPは予想された成長より遅いが、
   2050年には現在の2.2倍に達する。

  ・資源と気候の問題は2052年までは壊滅的なレベルに達しないが、
   気候変動は歯止めが効かず、人類は大いに苦しむ。

  ・世界中でますます都市化が進み、生物多様性は損なわれる。

  ・世界のほとんどの地域で消費の成長は鈍り、
   社会の緊張が高まり、紛争は増える。

  ・経済的に予想外の敗者になるのは米国で、勝者は中国。

これらの予測は、データに基づくシナリオ分析で
未来の姿を映し出したものです。

ランダースさんが、本書を発表した目的は、
いたずらに恐怖心を煽ることではなく、
私たちに未来に投資する決心をさせ、行動を促すことです。

ですから、行動に移すための「20の個人的アドバイス」も
掲載されています。

この中で私が驚いたのは、4番目のアドバイス。

  「子どもたちに無垢の自然を愛することを教えない」

社会が急速に変化する時代に、親の価値観を子どもに教え込むと、
救いがたい不幸な状況に陥れることもあると。

  「自分の子どもがコンピュータの前に座っているのを見て、
  自然の中でキャンプファイヤーでもして楽しめばいいのに
  と思っても、それを口にするのはよそう。(中略)

  なぜなら、やがてその子は80億人の人間が住みGDPが
  現在の2倍となる世界で生活する。
  その時、手つかずの自然は残っていないからだ。
  常に音楽が流れている巨大都市の慌ただしい生活の中で、
  平和と平穏と喜びを見つけられるように育てたほうが、
  子どもにとってはずっと幸せである。」

ランダースさんの言いたいこともわかりますが、
このアドバイスは、あまりにも悲しすぎます。

この本から何を活かすか?

  成長(グロース)と減少(デクライン)が同居する
  「グロークライン」の進行。

人口の減少が始まると、それに伴い労働人口も減少します。

一方、サービスや介護の現場にロボットが導入されるなど、
生産性は今後も少しずつ向上します。

このようにGDPは減少するものの、1人当りの所得は
成長する状態を「グロークライン」と呼ぶそうです。

解説の竹中平蔵さんは、日本はグロークラインの先進国として
世界に手本を示すべきと書いていますね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 社会・国家・国際情勢 | 10:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

年収1000万円の貧乏人 年収300万円のお金持ち

年収1000万円の貧乏人 年収300万円のお金持ち年収1000万円の貧乏人 年収300万円のお金持ち
(2013/02/09)
伊藤 邦生

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:20

お金の流れには、「ダム」を挟んで6本の「川」があります。

1本目は「給料の川」。

この川はダムの上流にあって、毎月、ダムにお金を注ぎます。

2~4本目は、ダムの下流にある、
「衣の川」、「食の川」、「住の川」です。

いくら給料の川が太くても、同じく衣食住の川も太ければ、
ダムの中には水(資産)は溜まりません。

最初の一歩として必要なのは、衣食住の川をしっかり
コントロールして、着実にダムに水を貯めること。

更に、お金持ちになるには、これら4本の川に加えて、
あと2本の重要な川が必要です。

1つ目は、給料の川と同じくダムに水をもたらす「不労所得の川」。

いわゆる金利、配当、家賃収入などの働かなくても
入ってくるお金の流れです。

そしてもう1つは、最初はダムから水が出て行きますが、
いずれ不労所得の川の源泉となってダムに帰ってくる、
「資産の川」です。

こちらは、株式、債券、不動産、事業などへの投資を指します。

不労所得の川と資産の川は、上流と下流という違いはあっても、
「ゴールドリバー」として1つの流れにつながっています。

本書では、これら6本の川のコントロールについて語られます。

年収300万円しかなくても、衣食住の川を絞って、
更にゴールドリバーの流れを少しずつでも作っていけば、
将来的にはお金持ちになるという話です。

著者の伊藤邦生さんは、金融機関で債券トレーダーとして
働いた後、退職して、不動産投資で月200万円もの
ゴールドリバーを作った方。

そのため、本書では不動産投資の例が多くなっていますが、
自分の得意な投資分野を探して「優位性」を作り、
その分野に徹して投資を行うことが重要と述べられています。

本書で語られる「お金持ちになる法則」はとてもシンプル。
次の2つの法則からなっています。

  法則1 自分のために働き、自分のお金をつくる
  法則2 自分のお金を働かせて、お金を生ませる

この法則を実践するまでを、6ステージに分けて解説しています。

  1. アリのステージ(資産家の奴隷)
   貯金がまったくなくて、その日暮らしの生活になっている

  2. カモのステージ(投資ビジネスの餌食)
   投資する習慣はできたが、さまざまな投資に目移りしてしまい、
   全然お金を増やすことができない

  3. カメのステージ(国家の従順な下僕)
   投資をしても儲からないから、全額を銀行に貯金している

  4. ヒヨコのステージ(赤ちゃん投資家)
   投資のことを少しずつ学びながら成長を始める

  5. スワンのステージ(自立した投資家)
   どれが優良案件なのか投資判断できるようになる

  6. ゴールドスワンのステージ(お金のマスター)
   何もせずとも優先的によい投資案件が流れ込んでくる

本書は、このような例え話がうまく、初めてお金について
真剣に考える人でも、すっと理解できる内容になっています。

この本から何を活かすか?

本書の中に登場する投資の名著。

  ・マーケットの魔術師
  ・新マーケットの魔術師
  ・魔術師たちの心理学

伊藤さんは、現在は不動産投資を中心に行なっていますが、
これらの本から投資についての考えを学んだようです。

いずれ劣らぬ名著なので、私も大いに推薦します。
未読の方は、ぜひこの機会にお読みください。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 投資 | 07:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

何が、会社の目的を妨げるのか

エリヤフ・ゴールドラット 何が、会社の目的を妨げるのかエリヤフ・ゴールドラット 何が、会社の目的を妨げるのか
(2013/02/22)
ラミ・ゴールドラット/岸良 裕司(監修)

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:22

  「日本人はおそらく他の惑星からやってきたに違いない」

これは、人と人の関係を大切にし、「和」を大切にする
日本文化に対して、エリヤフ・ゴールドラット博士がいった言葉。

ゴールドラット博士は、制約理論(TOC)の提唱者として知られる方。

TOCの理論をわかりやすく小説化した 『ザ・ゴール』は、
米国で出版された後、15年以上も日本語版での出版が
許可されませんでした。

それは、ゴールドラット博士が、当時の日本の製造業を
脅威と感じていたからです。

  「もし、日本の企業経営者たちが私の理論を学んだとしたら、
  日本の貿易黒字は二倍に拡大するだろうと予測しました。
  そうなれば、欧米経済のみならず日本経済も大打撃を
  被ることになる。そんな懸念があって、許可しなかったのです。」

しかし、2001年に『ザ・ゴール』日本語版の出版が許可されます。

それは、ゴールドラット博士から見て、
欧米企業と日本企業の差がなくなってきたと感じたからです。

その理由は、欧米企業がトヨタ生産方式(TPS)を学んだ
ということもありますが、それよりも大きな理由は、
日本企業が欧米のカルチャーに染まって、
「和」の心を失ってしまったから。

他の惑星からきた日本人も、長い間地球にいることで、
すっかり自分の惑星の文化を忘れ、
馴染んでしまったということなのでしょう。

そんな経緯で、日本でも『ザ・ゴール』のシリーズが
刊行され、ベストセラーになりました。

  ・『ザ・ゴール』 (2001年5月)
  ・『ザ・ゴール 2』 (2002年2月)
  ・『チェンジ・ザ・ルール!』 (2002年10月)
  ・『クリティカルチェーン』 (2003年10月)
  ・『ザ・チョイス』 (2008年11月)
  ・『ザ・クリスタルボール』 (2009年11月)

残念なことに、ゴールドラット博士は2011年に肺がんで
亡くなってしまったので、もう新作が出ることはありません。

本書は、今までのゴールドラット博士の理論をまとめた本。

「Part1 言行編」と「Part2 論文・著作編」の
2部構成になっています。

「言行編」は、主に生前のインタビュー記事を集めたもの。

「論文・著作編」は、ゴールドラット博士さんが尊敬する
トヨタ生産方式の生みの親、大野耐一さんについて書かれた
論文も掲載されています。

ゴールドラット博士は、近代のものづくりは、
2人の偉大な思想家によって原型がつくられたと考えています。

1人はヘンリー・フォードさん、そしてもう1人が大野耐一さんです。

  「大野はフォードに学び、そしてフォードの流れ作業方式を
  超えるトヨタ生産方式をつくり上げた。大野が生きていれば、
   “まだ完成していない” と言うだろうが、
  少なくとも20世紀における一大発明であることは間違いない。
  私は大野耐一という巨人の肩に乗ることで、制約理論(TOC)を
  生み出すことができた。」

また、本書は『ザ・ゴール』シリーズ翻訳者、
三本木亮さんが厳選する50の至言がまとめられていますから、
本書はシリーズの総集編としても読むことができます。

この本から何を活かすか?

  「博士は、自身にとって最も重要な著作は何かと質問されると、
  迷うことなく “ザ・チョイス” だと常に答えていた。」

個人的には、『ザ・ゴール 2』のインパクトが強く、
『ザ・チョイス』はそれほど印象深くはありませんでした。

ゴールドラット博士は、『ザ・チョイス』を長く読んでほしい作品と
考えていたようなので、再度、読んでみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 経営・戦略 | 06:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

スミスの本棚 新しい自分が見つかる読書

スミスの本棚 新しい自分が見つかる読書スミスの本棚 新しい自分が見つかる読書
(2013/03/14)
テレビ東京報道局

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:20

テレビ東京のワールド・ビジネス・サテライトで放送される
人気コーナー「スミスの本棚」の書籍化、第2弾。

スミスの本棚は、ゲストの著名人が「オススメの一冊」を紹介する
隔週水曜日に放送される5分間のコーナーです。

本当のところは、このコーナーの人気があるのかどうか、
私にはわかりませんが、2010年から続いていますし、
本書が2冊めの書籍化なので、きっと人気があるのだと思います。

このコーナーを担当するのは、森本智子アナウンサー。

本書に登場するゲストは、池上彰さん、遠藤保仁さん、
小林武史さん、ジェームス三木さん、みうらじゅんさんなど36名です。

放送日では2011年8月10日放送の山田五郎さんの回から、
2012年10月10日放送の倉持裕さんまでの回から選ばれています。

番組のゲストはリレー形式(いいとも!形式)で
次回のゲストを紹介するようになっています。

第1弾の本では、あえて放送順に関係なくテーマ別に
まとめていました。

第2弾の本書は、テーマ別構成をやめ、
完全ではありませんが、およそ放送順に掲載されています。

比べてみると、こちらの放送順掲載の方が
人のつながりも見えて、流れとしてもいい感じがします。

  「 “スミスの本棚” のコーナーでは、毎回紹介された本を
  必ず読んでインタビューに臨みます。大好きな作家のときは、
  あっという間に読んでしまいます。ただ、中には私にとって
  とても難しい本である場合もあって、そのときは本当に
  徹夜して読むこともあります。
  これまで、一番読むのが大変だったのは、山田五郎さんお薦めの
  『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』でした。」

読むのが本当に辛いときもあるようですが、
このコーナーを担当することで、自分が成長できると
森本アナはわかっているのでしょう。

このコーナーが長く続いているのは、森本アナがこのように
まじめに取り組んで取材を続けているおかげです。

本書にはゲストのインタビューはもちろん、
「森本アナの取材メモ」と「森本アナの読書メモ」も掲載。

「読書メモ」では難易度、お役立ち度、共感度の3つの視点と、
森本アナの一言コメントも添えられています。

本書で紹介されている本は、ゲストの推薦本であると同時に、
森本アナに何かしらのインパクトを与えた本ということになります。

つまり、ゲストと森本アナの2人のフィルターを通った
本が紹介されているというわけです。

本書は、成毛眞さんのような1人の読書家が
紹介する読書本と比べると、かなりバラエティに富んでいます。

個性豊かな36人がそれぞれ挙げる推薦本には、
全く予想もできないところからタマが飛んでくる
といった感じの本もありますね。

サンボマスターのボーカル山口隆さんが選んだ
ラジカセのデザイン!』や
人気ブックデザイナーの名久井直子さんが選んだ絵本、
ネジマキ草と銅の城』などは、かなり想定外の本でした。

本書は36人分の目を持つような、
読書の視野を広げてくれる一冊です。

この本から何を活かすか?

昨日紹介した岡田斗司夫さんと内田樹さんの、
評価と贈与の経済学』の中では、
これから「迷える人はみな仏教へ行く」と書かれていました。

本書に登場するゲストの中で、仏教といえば、
みうらじゅんさんが『マイ仏教』という本を出しています。

仏教に興味があっても、あまり本格的な仏教本は
ハードルが高そうなので、マイブームの延長線上で書かれた、
このくらいの本から入るのが丁度いいかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 読書法・速読術 | 07:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

評価と贈与の経済学

評価と贈与の経済学 (徳間ポケット)評価と贈与の経済学 (徳間ポケット)
(2013/02/23)
内田樹、岡田斗司夫 FREEex 他

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:22

本書の表紙の写真、何という魚かわかりますか?

そう、この魚はイワシ。

なぜイワシの写真が使われているかと言うと、
岡田斗司夫さんが、現代の日本を「イワシ化」した社会と
言っているからです。

  「イワシって小さい魚だから、普段は巨大な群れになって
  泳いでいる。どこにも中心がないんだけども、
  うまくまとまっている。自由に泳いでいる。
  これは見事に、今の日本人なのではないかと。
  そのときの流行りとか、その場限りの流れだけがあって、
  評価の中心みたいなものがなくなっているんじゃないかと
  思いますね。」

みんなの流行りに何となく乗り、何かがバッシングされだすと、
同じようにバッシングする。

一見まとまっているように見えて、何かが起こると、
バラバラになって逃げていく。

イワシ化社会とは、実にうまい形容ですね。

では、現在はイワシ化した社会だとして、
今後の私たちの社会はどのように変わっていくのでしょうか?

本書はその答えを探るための対談本。

岡田さんが提唱するのは、「評価経済社会」。

この考えは、以前このブログでも紹介した『評価経済社会』で
詳しく解説されていますが、貨幣ではなく「評価」を仲介にして、
「モノ」や「サービス」、そして「カネ」が交換される
社会です。

一方、対談相手の内田樹さんが提唱するのが、「贈与経済社会」。

贈与経済社会については、本書で次のように説明されています。

  「あっちからパスが来たら、次の人にパスする、そうすると
  また次のパスが来る。そういうふうに流れているんですよ。
  パス出さないで持っていると、次のパスが来ない。
  来たらすぐにワンタッチでパスを出すようなプレイヤーの
  ところに選択的にパスが集まる。そういうものなんですよ。」

要するに、自分のところに来たものは持ったままでいないで、
次に「パス」することで経済を回す社会。

回すものは、モノじゃなくてもサービスでも、
ちょとした親切や手伝いだっていい。

本書の対談の大きなテーマは2つあります。

1つは、評価経済や贈与経済に見られるような、
財貨・サービス・知識・情報の「新しい交易」のかたちについて。

もう1つのテーマは、その新しい交易を行ううえでの、
「新しい共同体」のありかたです。

ここでは、暴力系ではない文系のヤクザのような、
「拡張家族」という概念が、岡田さんから提示されていました。

世代やモノの見方が違うお二人ですが、
見えている未来はかなり近いものがありました。

最初は岡田さんがハイテンションで前半から飛ばし気味で、
内田さんは岡田さんの若者学などを吸収しながら、
後半から徐々にアクセルを踏み込んでいく印象です。

いずれにせよ、お二人の考えが化学反応を起こして、
より高い次元に入っていくような感じがある対談本です。

この本から何を活かすか?

岡田さんの会社「FREEex」のシステム。

社員に給料を払う代わりに、社員が毎月1万円を払って、
岡田さんに仕事をする権利をもらいます。

岡田さんは社員から給料をもらう代わりに、
著書の印税、講演や授業を行った講師料などはもらわずに
働く契約になっているそうです。

と言っても、社員になる人は別に本業があって
もともと食べていくには困らない人ばかりで、
あの堀江貴文さんも社員になっているそうです。

以前、このシステムのことを聞いてもピンときませんでしたが、
これって中世の芸術を支えていたパトロンの制度を
小口化したイメージなんですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 社会・国家・国際情勢 | 07:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル

日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル
(2013/03/15)
橘 玲

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:24

橘玲さんのプロフィールを見ると、2002年、金融小説
マネーロンダリング』でデビューとあります。

しかし、ファンには有名な話ですが、
このプロフィールの前に、橘さんが創設に関わり、
何冊もの本を刊行していたグループがありました。

そのグループが、「海外投資を楽しむ会(aic)」。
刊行されていた本が「ゴミ投資家」シリーズです。

  「私は1990年代後半から、海外市場での資産運用に興味を持って、
  あれこれ調べたことを本に書いて読者に紹介してきました。
  その当時は “日本人なら日本株に投資するのが当たり前だ” とか、
   “海外投資なんてどうせ為替で大損するに決まっている” などど
  いうひとばかりで、自分はずっと投資の世界ではマイナーな存在
  だと思っていました。」

本書は国家破綻に備えて資産防衛するにも、
「海外投資はしなくていい」という主旨の本です。

なぜ、かつて海外投資を勧めていた橘さんが、
海外投資を否定する本を書くようになったのでしょうか?

  「それがいつの間にか、日本を代表する証券会社が海外投資を
  高齢者に勧める時代になっていたのです。(中略)
  私が強い違和感を持つのは、日本の高齢者(というかふつうの
  ひとたち)に資産運用の常識が欠けていることではなく、
  大手証券会社が、彼らの無知を知っていながら、それを利用して
  ハイリスクな金融商品を販売していることです。
  言葉は悪いですが、これでは “振り込め詐欺” と同類です。」

これが、橘さんが本書を執筆した動機のようです。

本書で橘さんは、今後の日本経済に3つのシナリオを用意します。

  1. 楽観シナリオ アベノミクスが成功して、経済成長が始まる
  2. 悲観シナリオ 金融緩和の効果はなく、円高デフレ不況が続く
  3. 破綻シナリオ 国債暴落と高インフレで日本経済は破綻

そして、仮に最悪の破綻シナリオになったとしても、
ある朝、目が覚めたら、いきなり国家破産しているのではなく、
3つのステージを経て段階的に破綻が進むことを想定しています。

本書では、それぞれのシナリオ、それぞれのステージで、
どのように自分の資産を守るべきかを指南します。

さすがに破綻シナリオの最終ステージになると、
海外投資に頼らざるを得ませんが、その前の段階までは、
国内で買える金融商品で資産を守ります。

全シナリオで主役になるのが、「普通預金」。

破綻シナリオの第2ステージに進んではじめて、
「日本国債ベアファンド」、「外貨預金・外貨MMF」、
「物価連動国債」などが紹介されています。

また、上級編のリスクを奇跡に変える方法では、
FX投資、株の空売り、オプション取引などの解説もあります。

本書は類書に見られるような、国家破綻を煽るような内容ではなく、
わずかでも可能性のあるリスクに対し、冷静かつ経済合理的に、
どのように備えるかについて述べられた本です。

私がよく通る道に消防署があり、いつも消防隊員の方々が、
万事に備えて訓練をしている様子を見かけます。

火事の時は、訓練を積んだ彼らがやってきて
助けてくれるかもしれませんが、
金融危機の時は誰も助けにきてくれません。

あくまで自分の身を守るのは自分です。

本書を読むと、イザという時にすぐに動けるよう、
消防隊員のように普段から準備と訓練(少額の取引)が
必要だと感じました。

この本から何を活かすか?

久しぶりに「海外投資を楽しむ会」のサイトを覗いてみると、
「ゴミ投資家」シリーズが電子書籍として、復刻していました。

初々しい、橘さんらしき文体も読むことができます。
メジャーになってから橘さんを知った方には、新鮮に映るでしょう。

サンプル版もダウンロードすることができるので、
興味のある方は、そちらだけでもどうぞ。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 投資 | 07:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?

なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?
(2013/03/08)
山口 揚平

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:24

生前のパブロ・ピカソさんは日常生活での支払は、
それが少額であっても、好んで小切手を使ったそうです。

なぜ、ピカソさんは、小切手を使ったのでしょうか?

それは、ピカソさんがお金の本質を理解していたから。

実は、ピカソさんが小切手を使って得たメリットは、
私たち一般人は得られません。

ピカソさんが小切手を使う背景には、2つの条件がありました。

1つは、ピカソさんが世紀の天才画家であること。

そしてもう1つは、ピカソさんが天才画家であることを
誰もが知っていること。

想像してみてください。

ピカソさんが買い物で使った小切手を受け取った
商店主がそれをどのように扱うかを。

例えば、1000円分の小切手受け取った場合、
銀行に持ち込むと、当然、現金1000円へ換金できます。

しかし、その小切手を世界的な画家ピカソさんの
「直筆のサイン」と考えると、1000円と換金せずに、
額に入れて飾っておく方が価値があるかもしれません。

つまり、ピカソさんは買い物の支払で小切手を使うと、
あまり現金化されず、実質的にタダで買い物が
できることがあったということです。

お金は信用に支えられた紙切れですが、
自分の名声は、政府が保証する信用さえも
上回る価値があると分かっていたんですね。

さて、ここでピカソさんのエピソードの1つを紹介しましたが、
本書はピカソさんやゴッホさんの本ではありません。

  「この本は、お金をめぐる僕の思索と実践、
  それからお金の歴史と進化を踏まえて、
  これからの時代を幸せで自由に生きる方法を
  伝えたいと願い、書いたものだ。」

著者は、かなり以前に
デューデリジェンスのプロが教える企業分析力養成講座
を以前に紹介したことがある山口揚平さん。

山口さんは、「お金のピラミッド」というフレームワークを使って、
お金の変遷を振り返り、これからの信用経済を見据え、
幸せに生きていく方法を考察します。

ハーバードビジネススクール出身者が、
成功する理由が「信用」がベースにあることを指摘したり、
ユニクロを「衣のインフラ」と定義するなどユニークな
考えも紹介されています。

山口さんが、そんな視点を持てるのは、
ものごとの現象を見るのではなく、
目に見えない本質に注目しているからなのでしょう。

昨日のブログ記事で紹介した、松本大さんの
お金という人生の呪縛について』では、
タイトルにあるほど、お金の呪縛と人生について
語られていませんでした。

その代わりと言ってはなんですが、たまたま選んだ本書には、
お金の呪縛と人生についてたっぷりと書かれていました。

  「お金は強力だが、絶対的なコミュニケーション・ツールではない。
  それを理解しているだけで、僕たちはお金の呪縛から放たれ、
  お金に対する偏見から少し距離を置いて、冷静な目でそれを
  捉え直せるよになる。」

この本から何を活かすか?

  「僕たちはみな、 “上場” している」

山口さんは、マネタイズの源泉、個人の信用を計量化する
指標として、次のような項目を挙げています。

  ・書いているブログの読者の量と質
  ・本を出していることと、そのアマゾンのレビュー
  ・グーグルのページランク
  ・ツイッターのフォロアー数
  ・フェイスブックの「いいね!」の数

これらは可視化されて評価を受けますから、
個人の信用も、上場した「株価」と同様の自覚が必要なんですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| マネー一般 | 07:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

お金という人生の呪縛について

お金という人生の呪縛についてお金という人生の呪縛について
(2013/03/08)
松本 大

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:17

マネックス証券CEOの松本大さんと言えば、
2000年頃、「数十億円を捨てた男」として話題になりました。

松本さんは、1987年に東京大学法学部を卒業後、
まだ、日本では知名度のなかったソロモン・ブラザーズに就職します。

ソロモンでは、入社後の研修で抜群の成績を収め、
当時伝説的だったジョン・メリウェザーさんのチームに配属。

そこで、数学的才能を活かし、債券トレーダーとして
めきめきと頭角を現し、会社に多額の利益をもたらします。

その実績を引っさげて、1990年にゴールドマン・サックスへ移籍。

そこでもトレーディングで莫大な利益を上げ、1994年、
史上最年少、30歳の若さで同社の共同経営者に就任します。

松本さんは、ゴールドマンの共同経営者として、
会社の株式を保有していましたが、あと数ヶ月待てば
株式が公開され、数十億円を手にできるタイミングで
同社を辞めてしまいます。

数十億円をふいにしてまで、立ち上げたのがマネックス証券。

今でこそ、マネックスの成功で数十億円以上の価値を
得ていることがわかりますが、当時はもったいない話として
かなり話題になっていました。

松本さんが、そんな行動ができたのは、「お金の呪縛」から
解き放たれていたからです。

それは、松本さんの大学時代の原体験によるもの。

松本さんは、大学生時代、裕福な家の友人と一緒に暮らし、
塾を経営していました。

大学3年のときに、その友人のお母さんに言われました。

  「オオキちゃん、アメリカへいってらっしゃいよ」

当時、航空運賃はまだまだ高額な時代で、
アメリカまでのチケットは30万円くらいしましたが、
その友人のお母さんは、ポンと出してくれるというのです。

この一言で、松本さんの考え方が変わりました。

  「ああ、人は自分の持っているものを伸ばせばいいんだ。
  お金がある人、人脈がある人、知恵を出す人、
  いろんな人が集まって分業すればいいんだ」

松本さんは、このように思えるようになり、
お金の呪縛から解き放たれそうです。

それから松本さんは、安定した道を選ぶのではなく、
エキサイティングな人生を歩む選択をするようになりました。

松本さんが、マネックスを設立したときにも、
ジョージ・ソロスさん、ジョン・メリウェザーさん、
明神茂さん、出井伸之さんらのそうそうたる顔ぶれから
出資をしてもらっていますから、より刺激的な道を選べば、
考えに賛同してくれる人が出てくるということなのでしょう。

本書は、そんな人生を歩む松本さんの日々の考えをまとめたもの。

ブログ記事がベースになっていますから、
あまりテーマが絞られていません。

思考がいろんなところに飛び、仕事のことから、
海外出張、時間活用、自己改革、マーケットへの参加など、
様々なテーマについて思いつくまま語っています。

松本さんの考え方は、非常に面白いものがありますが、
仕事に優先順位をつけず、シーケンシャル(直列)にこなすなど、
凡人にはマネできないようなことも書いてあります。

本書は、実用的なことを求めて読むより、
思考の幅を広げるために読んだ方がよさそうです。

この本から何を活かすか?

  「優秀なトレーダーは、決して後を振り向きません。」

松本さんの中には、常に「優秀なトレーダーなら・・・」という
発想があります。

今は松本さん自身がトレードをする機会はないと思いますが、
根っからのトレーダーなのかもしれません。

常に変化するマーケットと向きあうためには、
過去の成功を振り返らず、未来に目を向ける必要があるので、
松本さんの言葉を、肝に銘じておきたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| マネー一般 | 07:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

悩めるリーダーの羅針盤

悩めるリーダーの羅針盤 (ハヤカワ・ノンフィクション)悩めるリーダーの羅針盤 (ハヤカワ・ノンフィクション)
(2013/04/10)
美崎栄一郎

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:20

早川書房の岩崎さんから献本頂きました。ありがとうございます。

昔からリーダーには、「悩み」は尽きないものでした。

しかし、時代の変化と共に、リーダーの悩みの中身も
少しずつ変わってきています。

例えば、リーダーとしてソーシャルメディアは
どのように活用すべきでしょうか?

昔のリーダーには、こんな悩みはありませんでした。

ウチの会社はSNSを積極的に使っていないから、
個人のフェイスブックの利用と、会社の仕事は関係ない。

もし、あなたが今でもこんなふうに考えているなら、
美崎栄一郎さんの次の言葉に耳を傾けてください。

  「パソコンやメールを使えないリーダーがいたときに、
  残念な感じを受けたかもしれませんが、他人ごとではありません。
  これからの時代では、 “ソーシャルメディア” というツールを
  使えないだけで、残念だと思われることになるのです。」

かつてPCが使えない上司を見て、声には出さなくても、
「こんなものも使えないのかよ」と思ったはずです。

SNSを当たり前のように使えないと、若い世代の部下からは、
同じように思われ、舌打ちされているのかもしれません。

それでは、今すぐフェイスブックを始めて、
会社の部下に友達申請をすればよいのでしょうか?

慌てずに、本書で新しい時代のリーダーの作法を学んでください。

  「ここで私がいいたいことは、 “部下にソーシャルメディア上で
  友達申請をするのはやめましょう” ということ。
  もちろん、部下からの友達申請を受けたときは承認すればよい
  のですが、自分から部下への友達申請は避けてください。」

なぜなら、上司からの友達申請は無理強いと同じだから。

では、リーダーは一体、どのようにフェイスブックを
利用すべきなのでしょうか?

美崎さんは、リーダーのフェイスブック利用のポイントを
次のように説明します。

  「フェイスブックでリーダーとして大事なことは、
   “仕事をやっている姿” と “素の自分” の両方を見せること。」

上司の行動する背中を、上手に見せるイメージです。

ここでは、本書のフェイスブックの利用法について
紹介しましたが、美崎さんが悩めるリーダーに示す指針は、
ソーシャルメディア関連のことだけではありません。

妬みや嫉妬を回避する方法、決断力を鍛えるコツ、
メンバーでの情報共有方法、年上部下への接し方、
部下の不満への対処法、相談しない部下への対応方法・・・・

今も昔も変わらずリーダーが持つ悩みに対しても、
本書では解決方法が示されています。

そして、美崎さんが本書を執筆する上で重視しているのが、
そのスキルの「再現性」。

いかにも、理系出身の美崎さんらしい表現ですね。

再現性があるとは、同じ人が何度も繰り返すことが
できるだけでなく、別の人がやっても同じ手順で行うなら、
同じ結果が得られることを意味します。

つまり、汎用性の高いスキルが紹介されているということです。

本書は、今どきのリーダーに必要な知恵の詰まった一冊です。

この本から何を活かすか?

  メールでアポ取りをする時は「3択」で

アポだけでなく、メールで予定を決める際も、
一往復のやり取りで予定を決めなければ、
ただただ時間だけがかかってしまいます。

最初のメールから、選択肢を3つに絞って提示しておけば、
余程のことがない限り、1度の返信で予定を決めることができ、
お互いのストレスを減らすことができます。

言われてみれば、当たり前のことですが、
実際に3択でアポ取りしてくる人は少ないですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| リーダーシップ | 06:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

価格の心理学

価格の心理学 なぜ、カフェのコーヒーは「高い」と思わないのか?価格の心理学 なぜ、カフェのコーヒーは「高い」と思わないのか?
(2013/02/15)
リー・コールドウェル

商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:25

あなたは、デジタルカメラを買うことになりました。

知人からのアドバイスで、メーカーはニコンかソニーの
どちらかに絞り込んでいます。

商品を買うために、近くのカメラ店に行ってみると、
次の2つの商品が並んでいました。

  ・ニコン バッテリー持続10時間、光学20倍ズーム、
       重さ600g、厚さ5cm、価格46,000円

  ・ソニー バッテリー持続5時間、光学16倍ズーム、
       重さ350g、厚さ2cm、価格39,800円

それぞれの長所があるので、どちらにするか決断できずにいると、
一人の店員がある行動を起こします。

すると、あなたは少し考えて、ニコンの購入を決めました。

さて、その店員は、どんな行動をとって、
あなたに利益率の高いニコンのデジカメを買わせたのでしょうか?

ちなみに、その店員は商品の説明やセールストークを
一切行なっていません。

その店員がとった行動とは、ある商品を倉庫に取りに行って、
先ほどの2つの商品の横に並べることでした。

並べた商品は、ニコンのデジカメの旧モデル。

  ・ニコン バッテリー持続9時間、光学18倍ズーム、
       重さ600g、厚さ5cm、価格47,400円

今まで性能も携帯性も価格も違った2つの商品で、
優劣がつけられなかった状況でしたが、この旧モデルの登場により、
ニコンの商品同士では、優位性がハッキリしました。

どう間違っても、性能が劣り価格が高い
ニコンの旧モデルを買うことはあり得ません。

言ってしまえば、倉庫から持ってきた旧モデルは
単なる「おとり」ですが、効果は抜群。

この店員は、倉庫で眠っていた旧モデルを
ただ並べただけで、あたながニコンの新モデルを買うように
無言の説得をしたのでした。

これを専門用語で「非対称の優位性」と呼ぶようです。

その商品の価格が高く感じるか、安く感じるかは、
何と比較するかで全く違う印象になってしまします。

  「本書は、価格に対する顧客心理をビジネスに活かす方法を、
  手順ごとにわかりやすく伝える解説書である。
  どんな商品やサービスを販売する業種であっても、
  顧客が個人であっても法人であっても、
  あるいは行政機関であっても、役に立つ内容になっている。」

著者は、英国の価格リサーチの専門家で、
認知・行動経済学者で数学者でもあるリー・コールドウェルさん。

本書では、「チョコレートティーポット」という
架空の商品とそれを販売する架空の企業を登場させ、
ストーリーで追いながら、価格戦略を解説します。

価格戦略は企業にとっては死活問題。

原価に利益を上乗せしたり、競合商品の価格に合わせるだけの
従来の価格の決め方だけでは、利益を上げにくい時代になりました。

最初のデジカメの例でもわかるように、
顧客は意外と不合理な商品の選択をしてしまいます。

本書は、購買心理学と行動経済学の観点から考える
新しい「価格戦略」の教科書。

実際に使える価格決定のためのフォーマット付録や、
参考文献や引用資料などについても詳しく掲載された、
信頼できそうな一冊です。

この本から何を活かすか?

本書の内容の大半は、大手企業の幹部やコンサルタント、
シンクタンクの研究員用のマニュアルとして、
当初は21,700円で販売されていたそうです。

その後キャンペーンのため、価格を4,690円に大幅値下げして、
規模の小さな企業に販売。

さらに書籍化して一般向けに1,600円で販売したのが本書です。

どの価格で本書の内容を学んだ人も、
コールドウェルさんの価格戦略に、
うまく乗せられたということなのでしょう。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 経営・戦略 | 07:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

お金が教えてくれること

お金が教えてくれること  ~マイクロ起業で自由に生きる~お金が教えてくれること ~マイクロ起業で自由に生きる~
(2013/02/16)
家入 一真

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:18

成功して10億円以上の大金を手に入れる人は少ない。
それをたった2年で使い果たしてしまう人は、もっと少ない。

本書は、そんな滅多にできない経験が詰まったお金の本。

著者は、レンタルサーバーの「ロリポップ!」の成功で、
史上最年少29歳でジャスダック上場を果たした家入一真さん。

家入さんは、「ロリポップ!」の事業で成功した会社を
GMOインターナショナルにバイアウトして、
10数億円を手に入れました。

その後、その資金を元手にカフェ事業に進出。

そして、毎月の飲み代に2000万円を使い続け、
手にした10数億円を、わずか2年で使い果たしてしまいます。

手元に残ったのは、得がたい「経験」でした。

  「結果的に僕の元には上場後のような大金はなくなったが、
  周りに必要最低限のものだけが残った。
  だから僕がお金がないというのは、ほんとうの話。
  これはそんな僕の経験を通じてみんなに伝えたいお金の本だ。
  (中略)
  お金はあなたにとってどんなものなのか。
  お金は一体何を与えてくれるのか。お金は何を奪ってしまうのか。
  お金とどう付き合えばいいのか。
  まだまだ僕も勉強中の身だけど、一緒に勉強する気持ちで、
  読み進めながらお金について考えてみてほしい。」

もちろん、家入さんは現在でもその経験を生かして、
モノづくり集団Livertyを主宰し、ベンチャー投資や
カフェ運営などで活躍を続けています。

本書の後半では、お金との付き合い方から、
マイクロ起業で自由にやっていく働き方についての話へ、
テーマを移していきます。

それは、お金の呪縛から解放された後の、
自分にしかできないことを思う存分やっていく生き方。

  第1章 お金との付き合い方 ~お金に「思考」を奪われない
  第2章 お金の使い方~キャリアの借金
  第3章 給料に依存しない働き方
     ~最大のリスクは「何もしない」こと
  第4章 お金の稼ぎ方~小さく始めて小さく稼ぐマイクロ起業
  第5章 ビジネスの描き方~ストーリーを売る
  第6章 人生の転がり方~失敗しても、最悪死なない

家入さんは、お金がゼロになるよりも、
ツイッターのフォロアーがゼロになることの方が
圧倒的に怖いと言います。

そして、驚くべき実験を、ツイッター上でやっています。

  「実際、この前 “ビール代がないからビール代入れてください”
  って口座番号をツイッターに書いておいたら、
  知らない人たちからお金がどんどん振り込まれて、
  最終的に数時間で2万円近く入ったことがあった。」

家入さんは、お金はゲームセンターのコインのようなもので、
それを貯めることが大切なのではなく、
それを使って勝負をすることが重要なのだと説きます。

その考えを反映して、本書の表紙は、
「マリオ」に出てくるコインのデザイン。

確かに、マリオでも冒険をすることが真の目的で、
コインを集めることがゲームの目的ではありませんね。

この本から何を活かすか?

  「人のつながりは、ストックじゃなくてフロー」

この家入さんの考え方は、新鮮。

私は、人脈が流れていくフローだなんて、
考えたこともありませんでした。

  「じゃんじゃん流して、つながってもらって、
  いつかまた出会いたい。」

本書の中で、私の固定観念を崩す一言でした。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| マネー一般 | 07:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

面白い本

面白い本 (岩波新書)面白い本 (岩波新書)
(2013/01/23)
成毛 眞

商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:23

あなたは、「20万円」あったら何に使うでしょうか?
貯金や投資に回さず、全部使い切ると考えてください。

昨日までの私なら、迷わず「旅行」に使うと即答していたでしょう。

しかし、今はもう一つ有力な候補が出てきて迷っています。

それは、本書で紹介されている100冊の本を全買いすること。

1日1冊のペースで読んでも100日は楽しめますし、
忙しく1ヶ月に1冊しか読めないなら、9年間も楽しめます。

本書は、書評サイト「HONZ」代表の成毛眞さんが、
最近20年に読んだ「これは面白い!」と思った
100冊のノンフィクションを紹介する至高のガイドブック。

本書では、成毛さんが「これだ!」と思った本を、
8つのテーマに分けて紹介します。

世の中に面白い本を紹介するガイドブックは多々ありますが、
本書はサイエンス系の本を多く紹介しているのが一つの特徴です。

では、サイエンス本を読んで、一体何かの足しになるのでしょうか?

  「ここで紹介する本もまた、日常生活を生きるうえで
  何の足しにもならないし、何の約にも立たないだろう。(中略)
  では、なぜ読むのか。
  面白いからだ。」

ただひたすら、自分の知識欲を満たすことに快感を覚えることが、
サイエンス本を読む理由。

読書は最高の道楽。

その中でも、ノンフィクションを読むことは、
他の道楽からは超越した、究極の道楽だと成毛さんは言います。

成毛さんの本といえば、過去に当ブログでも何冊も
紹介していますが、独特の視点を持って極端な発言をしますから、
かなり毒気を含んでいます。

  ・このムダな努力をやめなさい
  ・勉強上手
  ・日本人の9割に英語はいらない

あえて敵をつくるような、挑発的な言い回しをするので、
ちょっとそれが苦手な人もいるでしょう。

しかし、成毛さんの好きな本だけを紹介する本書は、
いつもの毒気がありません。

他の本を「黒成毛さん」とすると、
本書は「白成毛さん」と言っていいくらいの変わり様。

それは、本当にノンフィクション本を読むことが、
楽しくて楽しくてしょうがないからなのでしょう。

では、毒気のない成毛さんの語りは、面白くないのか?

そんな心配は、全く無用。

面白い本を嬉々として語る成毛さんの語りは、
まさに凄腕のテレビショッピングの実演販売者が、
見る者を魅了し、気がついたら商品が欲しくなっているように、
読者をノンフィクションの世界に引きずり込みます。

ただし、テレビショッピングと違って、その魔法がとけても、
「あれ、何でこんなもの買ったんだっけ?」ということには
なりません。

きっと素晴らしい本を紹介してくれた成毛さんには、
感謝しか残らないでしょう。

この本から何を活かすか?

本書で紹介されている本すべてを買うために、
20万円も用意できない人は、
本書を片手に、図書館に行きましょう。

人気の最新刊が紹介されているわけではないので、
図書館で借りられる本が多いはず。

ひょっとすると、本書も図書館にあるかもしれないので、
すべて図書館だけで事足りるのかもしれません。

しかし、この本だけは、手元に置いておいて、
次に読む本のことを考えて楽しむことができますから、
買ってもいいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 読書法・速読術 | 07:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

仕事の答えは、すべて「童話」が教えてくれる。

仕事の答えは、すべて「童話」が教えてくれる。仕事の答えは、すべて「童話」が教えてくれる。
(2013/02/20)
千田琢哉

商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:22

  「 “もうダメだ” と思ったら、
  図書館の児童書コーナーに籠もろう。」

なぜなら、児童書コーナーの「童話」の中には、
厳しい現代社会を生き抜いていくための知恵があるから。

本書は、誰もが知る20の「童話」を超解釈して、
ビジネスや人生のヒントとする本です。

著者は、多作家で知られる千田琢哉さん。

よくもまあ、そんな解釈が思いつくものだと感心します。

例えば、ロシアの童話である『おおきなかぶ』。

おじいさんは、大きなカブを抜こうとしても、
なかなか抜けないので、おばあさん、孫、犬、猫、ねずみを
呼んできて、「うんとこしょ、どっこいしょ」という掛け声で、
協力してカブを抜くというお話です。

この話を、千田さんは、みんなで力を合わせることの大切さを
伝えるのではなく、「リーダシップの極意」を説いていると解釈。

そもそもおじいさんは、最初から力を入れて、
カブを抜こうとしていなかった。

  「おばあさんが助けに孫を呼んでくる間、リーダーである
  おじいさんがかぶの前でしゃがみこんでいるのは演技だ。
  さらに言っておくと、孫が犬を連れてくる間にサブリーダーである 
  おばあさんも一緒になって座っているのも見事な演技だ。」

なぜ、おじいさんとおばあさんは、そんなことをしたかというと、
孫(部下)が将来、同じような困難な状況になったときに、
自分だけが一生懸命になっても、どうにもならないという
気づきを与えるため。

更に、あえて困った状況を見せることで、孫(部下)の
モチベーションを上げるための行動だったと解釈しています。

また、『白雪姫』からは、したたかに生きる術を学びます。

実は、白雪姫は毒リンゴを食べておらず、深い眠りについたのも、
王子様をものにするするための狸寝入りだった。

  「老婆が毒リンゴを運んできた時、森の動物たちの知らせで
  白雪姫はその情報をいち早くゲット。
  戦略家だった白雪姫は、これはチャンスだと直感した。(中略)
  もし本気でチャンスを掴みたいのなら、このくらいの芝居を
  やっても神様は許してくれるのだ。」

白雪姫は、7人の小人たちにもひと役買ってもらい、
戦略的に王子様と結婚するという目的を達成した。

千田さんの想像力の豊かさに、ただただ脱帽です。

そして、本書では童話を新解釈するだけでなく、
そこから一度、モノごとの本質を抽象化して抜き出し、
再度、ビジネスシーンなどに落とし込んで、
具体化しているのが素晴らしい。

先日紹介したアート・マークマンさんの
スマート・シンキング』では、「ことわざ」を使って、
モノごとの本質をつかむ訓練をすることが推奨されていましたが、
本書ではそれを童話で行った感じがしますね。

また、本書の20の童話には、それぞれの話をモチーフにした、
スカイエマさんによる描き下ろしイラストが挿入されています。

このイラストがまた素敵。

スカイエマさんは、千田とは別の角度で童話の本質を捉え、
イラスト化しているので、これだけでも一見の価値あり。

この本から何を活かすか?


『さるかに合戦』から、本書で学ぶのは、

  「復讐や争いは、一人も勝者のいない憎しみ無限増幅装置」

ということ。

ここでは、芥川龍之介さんが書いた、『さるかに合戦』の
続編小説『猿蟹合戦』も紹介されています。

その話では、猿に復讐を果たした主犯格の蟹は死刑になり、
蜂や臼などの協力者たちも無期懲役に処されるようです。

この小説、著作権が切れているので、青空文庫
AmazonのKindle版で無料で読むことができます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| ビジネス一般・ストーリー | 07:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

無限の力 ビジネス呼吸法

無限の力 ビジネス呼吸法無限の力 ビジネス呼吸法
(2013/04/09)
高岡英夫

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:20

さくら舎さんより献本いただきました。ありがとうございます。

あなたは、長時間の「クソ会議」に参加したことがありますか?

本当は顧客のところを回ったり、データを整理したり、
提案書を作ったりと、他にやるべきことが山積みなのに、
どうでもいいようなことを延々と議論するクソ会議。

そんな会議に1時間も出席させられたら、イライラして
ストレスが溜まり、1日分の疲れがどっと生じてしまうでしょう。

でも、そんな拘禁状態のクソ会議を、あなたの1日の中の
ゴールデンタイムに変える方法があります。

それは、「呼吸法」のトレーニングの場にすること。

呼吸法のトレーニングには、拘禁状態こそ適しています。

ですから、ビジネスパーソンにとってはクソ会議以外でも、
通勤電車の中なども最適なトレーニングの場になるようです。

そして、呼吸法のトレーニングは、周りの人にバレずに
行えるのが大きなポイント。

1時間のクソ会議すべてとはいかなくても、半分の時間でも
呼吸法のトレーニングに当てると、インナーマッスルが鍛えられます。

そうすると今までストレスの発生源だったクソ会議が、
疲労を回復させ、集中力を高めるための場に生まれ変わります。

本書は、そんな呼吸法のトレーニングを紹介する本です。

著者は高齢者に好評の「ゆる体操」の考案者である
高岡英夫さん。

高岡さんは、研究開発した数々の呼吸法の中から、
ビジネスパーソンがクソ会議や通勤電車の中で実践できる
簡単にして効果絶大な呼吸法を紹介します。

ところで、呼吸法のトレーニングを行うと、
本当に体感できるような効果があるのでしょうか?

本書では、高岡さんの驚くべき実験例が紹介されています。

高岡さんが行った実験は、アルコールを摂取したときに
呼吸法でどの程度コントロールできるかというもの。

90分の間に、ビール3本、ワイン3本、ウイスキー1本を飲み干し、
その直後に飲酒運転の取締などで使用される
アルコールチェッカーで、呼気アルコール濃度を測定する
実験を行ったそうです。

検知器を3台用して、測定した結果、
3台ともランプの色はグリーン。

つまり、呼気1リットル中のアルコール濃度は0.15ミリグラム以下。

更に10メートルの細い白線の上を歩く実験でも、
アルコールを摂取していない人と遜色ないバランスと直進性で
白線を歩ききることができたそうです。

高岡さんクラスの呼吸法の上級者になると、
相当な量のお酒を飲んでも、現行法の警察庁が行う飲酒運転の
取り調べでは、酒気帯びでないという判定にできるということ。

もちろん、これは呼吸法の悪用を促すものではなく、
純粋な実験として行われたもの。

あくまでも、呼吸法のトレーニングをしていくと、
こんなことまで可能になるという一例です。

この本から何を活かすか?

  はじまりにして究極の呼吸法「ベース」

本書で紹介されている「ベース1の呼吸体操」です。

  座り方:イスに奥深く座るのではなく、イスの先端に坐骨で
      立つように座り、身体の中央を上下に貫くラインである
      センターが立ち上がるように感じます。

  1. 鼻から息を吸って、主に口から吐く。
   それを何度か繰り返した後、息をゆったりと吸い込み、
   身体に空気を100%吸い込んだ状態(残気10)にする。
  2. 息を7割吐きだして、残気3で息を止める。
  3. 残気を胸・脇・背中に引き上げる(腹がへこむ)。
  4. 残気を腹・腰に下ろす(腹がふくらむ)。
  3~4を3回繰り返す。

本書には、初心者は「手を添えながら行うとわかりやすい」と
トレーニングするときのコツが書かれていますが、
それをやるとクソ会議ではバレてしまうので、ご注意を!

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 自己啓発・セルフマネジメント | 06:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

伝え方が9割

伝え方が9割伝え方が9割
(2013/03/01)
佐々木 圭一

商品詳細を見る

満足度★★★★★
付箋数:25

ここだけの話ですが、本書はスゴイ本です。

読んでいて、その効果に、うぶ毛が逆立つほどの衝撃を感じました。

それでいて、使い方はカンタン、カンタン。

他人には絶対に読ませたくないと思うほど、読んでよかった。

よし!すぐに使ってみよう。

本書は、コピーライターの佐々木圭一さんによる
伝わるコトバのつくり方を公開する「レシピ本」。

本書の手順通りにコトバをつくれば、伝え方が苦手だったあなたも、
一瞬でプロに近い味を出すことができます。

本書には2本の柱があります。

1つ目は、「ノー」を「イエス」に変える技術。

この技術は、次の3つのステップでコトバをつくります。

  ステップ1 自分の頭の中をそのままコトバにしない
  ステップ2 相手の頭の中を想像する
  ステップ3 相手のメリットと一致するお願いをつくる

例えば、デートに誘いたい相手に対し、
自分の頭の中をそのままコトバにして、
ストレートに「デートしてください」と言ってはいけません。

相手の頭の中を想像して、何が好きかを思い出します。

もし、「初めてのもの」や「イタリアン」が好きという
情報があれば、相手のメリットと一致するお願いに変える。

  「驚くほど旨いパスタの店があるんだけど、行かない?」

こう誘うことで、相手が行っていいかもと思う確率は、
グンと上がります。

本書が伝えるもう1つの技術は、「強いコトバ」のつくり方。

「強いコトバ」とは、人の感情を動かすエネルギーのあるコトバ。
コトバに高低差をつけて、エネルギーを生み出します。

実は、紹介されていた5つの技術をこの記事の冒頭の
5行で使ってみました。

1行目 クライマックス法
「ここだけの話ですが、本書はスゴイ本です。」
伝えたい内容の前に、クライマックスワードを入れます。

2行目 赤裸裸法
「読んでいて、その効果に、うぶ毛が逆立つほどの衝撃を感じました。」
自分のカラダの反応を示す赤裸裸なコトバを挿入します。

3行目 リピート法
「それでいて、使い方はカンタン、カンタン。」
伝えたいコトバを単純に繰り返し、エネルギーをアップ。

4行目 ギャップ法
「他人には絶対に読ませたくないと思うほど、読んでよかった。」
伝えたいコトバの正反対のワードを、あえて前半に入れます。

5行目 サプライズ法
「よし!すぐに使ってみよう。」
「!」や驚きを表すサプライズワードを入れる。

佐々木さんは、読んだその瞬間から技術として使えることを
目指して本書を書いたそうですが、
実際に私もすぐに使うことができました。

本書の内容はシンプルで簡単に使えるものばかりですが、
世の中の9割の人は使いこなせていない技術だと思います。

たった1時間で読めるのに、
これからずっと、あなたの人生を変えられます!

この本から何を活かすか?

  「あなたはまだふせんが持つ可能性の10%しか使っていない」

本書は、コトバの本ですが、効果的な「ふせん」の
使い方がコラムの中で紹介されていました。

その方法は、「立てる」、「やぶる」、「隠す」。

ふせんを「糊」のついた「紙」と考えるだけで、
ずいぶんユニークな使い方ができるものですね。

これらも本当に簡単なことですが、ふせんを破いて使うのは、
私にとっては、まさに目から鱗の使い方でした。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 交渉術・伝える力・論理・人脈 | 06:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

竹中流「世界人」のススメ

竹中流「世界人」のススメ 日本人が世界に飛び出すための条件 (PHPビジネス新書)竹中流「世界人」のススメ 日本人が世界に飛び出すための条件 (PHPビジネス新書)
(2013/02/20)
竹中 平蔵

商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:25

  「本書を手に取ってくれた方には、 “世界で活躍したい” という
  夢を持つ人もいれば、 “世界で通用する力を身につけなければ、
  生きていけない” という危機感を持つ人もいるだろう。
  どちらの人に対しても最初にお伝えしたいのは、
   “世界は広い、世界を目指すことは楽しい” ということである。
  そうしたマインドを持つことが、何より重要なのだ。」

本書は、日本人が世界へ飛び出すために、
竹中平蔵さんが熱いメッセージを語る本です。

「世界を目指せ」という本は、昔からよくあり、
最近この分野で目立つのは、田村耕太郎さんの本です。

特に田村さんの本は、タイトルからして扇動的。

  ・君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?
  ・君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?

一方、竹中さんの本はタイトルこそ大人の雰囲気があるものの、
中身は田村さんの本以上に勢いがあり、読者をアジテートします。

竹中さんといえば、小泉政権時代に大臣を務めたときの、
腹の据え方が半端なかったことが思い出されますが、
本書でもその揺るぎない信念を感じ取ることができます。

更に、竹中さんには実際に世界のトップや要人と会い、
国内では修羅場をくぐってきた経験がありますから、
勢いだけでなく、言葉の1つ1つに重みもあります。

竹中さんが本書で伝えるのは、大きく分けて3つ。

1つ目は、「世界と戦う覚悟」を持つことについて。

グローバル人材になるためには、マインドを持つことが
すべての始まりなので、本書ではこの点が最も力の入った
説明となっています。

2つ目は、「世界を知る」ということ。

アメリカ、中国、韓国、ブラジルなどの実例を上げ、
どのような視点で世界各国を見ればいいのかについて、
そのポイントにつて説明されています。

3つ目は、「世界で戦うための力を身につける」こと。

何不自由なく英語を使っているように見える竹中さんも、
本当に英語力を身につけたのは、30代になってからのようです。

本書では英語やコミュニケーション、リーダシップなど、
世界で戦うために身に付けるべき武器についても、
その身につけ方が具体的に紹介されています。

ただし、グローバル化をはじめ、本書で語られる内容は、
初めて聞くような目新しいものではありません。

しかし、たとえ語り尽くされた内容であっても、
竹中さんの言葉には、それをメッセージとして伝えて、
人を動かすだけの力があります。

それは、本書に込められた竹中さんの想いが、物凄いものだから。

世界に飛び出せと聞くと、若者向けのメッセージのように
聞こえますが、本書は30代、40代、50代、60代の人にも、
世界に出て行く熱い気持ちを奮い立たせてくれます。

この本から何を活かすか?

本書では、リーダシップ論で知られるハーバード大学教授、
ロナルド・A・ハイフェッツさんの2つの言葉が紹介されていました。

1つは、「背景に流れる歌を聴け」。

これは、表面的な動きや言葉だけで物事を判断せず、
その背後にどんなストーリーがあるか想像をめぐらせ、
真の要因の探りなさいという意味の言葉。

もう1つは、「バルコニーに駆け上がれ」。

ダンスパーティーで周りが盛り上がったときのように、
すべてが順調に進んでいるように感じられるときこそ、
バルコニーを駆け上がって、全体を見渡してみろというもの。

先日紹介したアート・マークマンさんの『スマート・シンキング
では、「ことわざ」を使って物事の本質を見極める訓練が
ススメられていましたが、ハイフェッツさんの言葉も、
そのエクササイズで使えそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 社会・国家・国際情勢 | 06:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

知的生産のための科学的仮説思考

知的生産のための科学的仮説思考知的生産のための科学的仮説思考
(2013/02/28)
竹内 薫

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:19

  「地球人、実はみんな火星人!?」

私たちは生命の起源について、教科書で次のように習いました。

太古の地球には、海の中に原子のスープがあり、
その中のメタンやアンモニアに雷が落ち、
その循環を繰り返すことで、生物の素となるアミノ酸が生まれた。

これは、1953年にシカゴ大学のスタンリー・ミラーさんらが行った
「ユーリー・ミラーの実験」として知られるものです。

しかし、現在、この仮説はひっくり返っています。

なぜなら、最近の科学的知見によると、太古の海には
そもそもメタンやアンモニアがなかったとする説が
有力になっているからです。

そこで登場したのが、米カリフォルニア工科大学教授、
ジョゼフ・カーシュビンクさんの「地球生命の火星起源説」です。

生命誕生に必要なDNA分子の長い鎖が発生するには、
海があるだけではだめで、乾燥地帯である陸地が必要です。

しかし、生命が誕生したとされる40億年前の地球には、
海だけしかなく、陸地はありませんでした。

一方、同じ頃の火星には海と陸の両方があり、
生命の誕生に必要な環境が整っていました。

そこで火星で生まれたバクテリアが隕石に付着し、
地球に飛来したとするのが、カーシュビンクさんの仮説です。

もし、この仮説が正しければ、
私たちの起源は火星人にあったということになるのです。

竹内薫さんが、この驚くべき仮説を紹介しているのは、
次のよう理由からです。

  ・常識とされる仮説でも、覆される可能性があること。
  ・独創的な仮説は思考の幅を広げ、人を魅了する力があること。

本書で竹内さんが解説するのは理系的発想の根幹にある
「仮説思考」です。

仮説思考とは、いろいろな可能性に思いを巡らせる思考法で、
科学の世界では立てられた仮説の中で、
どれが正しいのかを実験・検証していきます。

この科学的思考法を、ビジネスへ応用するのが本書の目的。

本書では次の5ステップで、仮説思考を解説します。

  ステップ1. 仮説の構築
  ステップ2. 仮説の検証
  ステップ3. 仮説の修正
  ステップ4. 仮説の整理
  ステップ5. 仮説の選択、そして決断

仮説も一度立てて、検証して終わりではなく、
PDCAサイクルのように修正しながら回していくことが、
精度の高い仮説思考をするためのコツ。

また、最初の仮説構築の段階で、いかに思い込みを捨てて、
常識にとらわれない仮説を立てられるかが一つのポイントですね。

本書では、科学的事例とビジネスの事例を織り交ぜて
解説していますが、これが純粋な文系の人には、
わかりやすいのかどうか、微妙な感じがしました。

また、本書には他の本に見られるような、
竹内さんらしい毒気のある独自の視点がなかったことが、
私には、少し物足りませんでした。

この本から何を活かすか?

本書では、思い込みを捨てて仮説を立てるための
トレーニング方法が3つ紹介されてたので、
試してみるといいかもしれません。

  1. サブ・ターゲット仮説
   ビジネスにおけるメイン・ターゲットをあえて外して、
   サブ・ターゲットを意識して企業戦略上の仮説を立てる。

  2. 素朴な疑問会議
   素人目線で誰もが思っている素朴な疑問をどんどん挙げて、
   そこに隠される重要な要素を拾い出す。

  3. SF設定会議
   一度現実から離れた仮想の世界であらゆる仮説を立て、
   そこから現実の世界に落とし込んでいく。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 06:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

スマート・シンキング

スマート・シンキング    記憶の質を高め、必要なときにとり出す思考の技術スマート・シンキング 記憶の質を高め、必要なときにとり出す思考の技術
(2013/02/28)
アート・マークマン

商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:26

  「リー医師は問題を抱えていた。患者の胃に腫瘍が見つかり、
  悪性の可能性が高い。運悪く、腫瘍は手術で切除できない場所に
  できている。そうなると、とれる処置は放射線治療だけだ。
  ところが、唯一のその処置にも問題があった。癌細胞を殺せるほどの
  強力な放射線を照射すれば、周辺の健康な組織まで殺して
  回復不能な損傷を与え、患者の命を危険にさらすことになる。
  治療を成功させるために、リー医師はどうすればいいのだろう?
  
  少し時間をかけてこの問題を考えてみよう。」

これは心理学者カール・ダンカーさんが、洞察力を測るために
考案した問題で、本書の第5章(180ページ)に掲載されていました。

実はこの問題を解くヒントが、本書の24ページにありました。

それは、工場での焼き切れたフィラメント修理をする
キース・コウさんのエピソードです。

ここで問題なのは、私が著者のアート・マークマンさんから、
「24ページのエピソードをヒントに答えを類推しよう」
と言われなければ、そのケースを応用できることに
気がつかなかったこと。

もし、この問題の直前に工場のエピソードが掲載されていれば、
私をはじめ、多くの人はその話を応用すれば良いと気付くでしょう。

しかし、100ページ以上も離れたところに載っていたエピソードが、
応用できると気付くのは、簡単なことではありません。

  「キース・コウの物語は、リー医師の問題を解決するのに応用できる。
  だが普通の人は、この問題を一度読んだだけでキース・コウのことを
  思い浮かべることはできない。本書をはじめからきちんと読んでいても、
  この話が出てきたのは第1章である。たとえ新しい問題の解決に
  有用だとしても、あなたはあの物語を思い出しはしなかっただろう。」

問題解決の一つの有効な方法は、既知の知識を応用すること。

でも実際には、知っている情報と関連付けて、
必要なときに記憶から知識を引き出すことは意外と難しい。

マークマンさんが、この問題を解くために必要な要素として
挙げるのが、問題を見直してその「本質」を見極める力。

この力を高めるには、「ことわざ」による訓練が効果的なようです。

ことわざには、短い言葉の中に、
意味として深い知恵が込められています。

ですから、ことわざを、一度より抽象的な言葉に言い換え、
頭に浮かんだ別の状況を当てはめるエクササイズが有効。

本書でマークマンさんが説明するスマート・シンキングは、
IQのような知能とは異なります。

それは、ジェームズ・ダイソンさんが、
製材所にあったサイクロン式集塵装置をヒントに、
新型の掃除機を開発したような発想法です。

スマート・シンキングに必要なスキルは、次の3つ。

  1. 質の高い知識を獲得する
  2. 賢い習慣を身につける
  3. その知識を応用する

本書では、スマート・シンキングに、この3要素が欠かせない
科学的根拠を示し、同時にこれらをを身につける訓練方法も
提供します。

本書は、最先端の認知心理学の知識と、
実用的な内容のバランスがとれた一冊です。

この本から何を活かすか?

本書の24ページに掲載される、キース・コウさんのエピソードです。

  「キース・コウは工場で導入していた照明のフィラメントが
  非常に高価だったので、焼き切れてしまったときに、
  新しいものを買わずになんとか照明を治す方法はないかと考えた。
  工場にレーザーがあったので、彼はそれを使ってフィラメントを
  修理しようとした。薄い電球のガラスを傷つけないよう、
  微弱なレーザーをフィラメントの焼き切れた部分に
  さまざまな方向から照射する。弱いレーザーを何度も同じ場所に
  当てることにより、フィラメントが溶け、
  元どおりに修復することができた。」

つまり、リー医師は弱い放射線をさまざまな方向から何度も
腫瘍に向けて放射し、腫瘍を死滅させることができるというわけです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| アイディア・発想法・企画 | 06:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

本を読んだら、自分を読め

本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする〝読自〟の技術本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする〝読自〟の技術
(2013/02/20)
小飼 弾

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:23

  「残念ながら本を読むだけで自分を変えられたり、
  ましてや永久に悩まなくなったりすることは、ありません。
  なぜなら、 “本” は、決して人を助けてはくれないからです。」

本書はアルファブロガーで、年に100万ページの本を読む
小飼弾さんが、自身の経験を交えて読書論を語る本。

本を読んで救われたとか、人生が変わったという話を
よく聞きますが、実際には少し違うようです。

自分を救ったのも、人生を変えたのも、
あくまでそれは自分自身がやったこと。

つまり、本を読んでできることは、
「自分を救える自分になること」のようです。

本は自分の脳みそを耕すための、鋤や鍬だと考えます。

小飼さんは、本書の中で
「僕の人生の9割は本によってつくられてきた」
と書いていますが、これも正確に書くと、
「僕は人生の9割を本によってつくってきた」
という表現になるということでしょう。

また、本は他人の考えを読むものではなく、
あくまで自分自身を読むものだと、小飼さんは言います。

本の中に書かれていた内容が知識としては、
自分の中になかったとしても、それにどう反応するかは、
本人次第だからなのでしょう。

本書で伝えるられるのは、「読自」という技術。

この造語には、小飼さんの2つの思いが込められています。

  1. 自分を読む。すなわち、本を通して、
   今まで気づかなかった自分の可能性(あるいは限界)を
   発見し、突破していく鍵を得ること。

  2. そして、その方法は、きみ自身が見つけ出す、
   “独自” のものでなければならない。

結局、本書の内容も一度自分の中に落とし込んだ上で、
自分と向き合って独自の読書活用方法を
作り上げていくことが必要なのでしょう。

本書の中で、私が共感したのは、次の一節です。

  「もしその人のすごさを知りたかったら、自伝ではなく、
  第三者による伝記を買うべきです。」

これは、私もハッキリと言葉にしたことはありませんでしたが、
ぼんやりとそう考えていたことでした。

小飼さんは、スティーブ・ジョブズさんが自分で自伝を書かずに、
ウォルター・アイザックソンさんに伝記を書かせたことは、
一流の人らしい好例だと書いています。

確かに、オマハの賢人、ウォーレン・バフェットさんも、
本を書きませんから、自分が何をすべきで、何をすべきでなかを
ちゃんと分かっているということなのでしょう。

また、私は佐野眞一さんが書いた孫正義さんの伝記
あんぽん』が面白かったことも、
これに当てはまる例として、思い当たりました。

  「自己啓発本を読む暇があったら、もっと伝記を読みなさい」

小飼さんは、伝記を読むこと自体を勧めていますから、
今後は、第三者が書いた伝記かどうかを、
本を選ぶ時の一つのポイントにしたいですね。

この本から何を活かすか?

  「 “今日は書店だけにいる” と決めて実行するのは、
  かなり有意義な休日の過ごし方でしょう。」

本当に1日中本屋さんにいるのは幸せなことです。
私も今日の予定を決めました。

10:00~13:00 図書館
13:00~14:00 ランチ
14:00~18:00 大型書店

こう決めただけでも、ワクワクしてきました。
有意義な一日になりそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 読書法・速読術 | 07:16 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ニコラ・テスラ 秘密の告白

ニコラ・テスラ 秘密の告白  世界システム=私の履歴書 フリーエネルギー=真空中の宇宙ニコラ・テスラ 秘密の告白 世界システム=私の履歴書 フリーエネルギー=真空中の宇宙
(2013/01/16)
ニコラ・テスラ

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:21

歴史に名を残す発明家としては、白熱電球の発明で知られる
トーマス・エジソンさんが最も有名です。

しかし、そのエジソンさんを超える発明の天才がいました。

もちろんドクター中松さんのことではありません。

その発明家は、エジソンさんと同時代に生きたニコラ・テスラさん。
(1856年7月10日-1943年1月7日)

テスラさん発明の、交流誘導モーターは現在でも使われています。

このモーターのおかげで、電気を世界中に送り、
供給することが可能になり、私たちもその恩恵を受けています。

テスラさんは、エジソンさんとの電流戦争で直接対決しました。

エジソンさんは直流での送電システムを主張し、
テスラさんは交流での送電システムを主張。

どちらの方式が主流になるかは、当時、ナイアガラの滝で
進行中の発電プロジェクトの受注で決着がつきました。

電流戦争の結果は、現在の私たちの家庭への送電が、
交流で行われていることからもわかるとおり、
ステラさんとウエスティングハウス社の勝利となりました。

その他にも、高圧変圧器、無線通信などの発明に貢献し、
磁束密度の単位に「テスラ」としてその名を残しています。

また、1912年にはエジソンさんと共に、ノーベル物理学賞の
候補にもあがりましたが、お互いに同時受賞を嫌がったため、
受賞を逃したというエピソードもあります。

それでは、なぜ、数多くの実績を残すテスラさんが、
その実績ほどに有名ではないのか?

それは正当科学史から、抹殺された一面があるからです。

テスラさんには、実用的な発明もさることながら、
それを上回るエキセントリックな実験や言動があります。

高電圧を放電させる実験の様子は、
小説や映画に登場するマッドサイエンティストそのもの。

ちなみに、2006年公開の映画『プレステージ』では、
デヴィッド・ボウイさんがテスラさんを演じていました。

地球からエネルギーを取り出し無線送電する世界システム。

そして、人工地震実験や地球二分割発言などにより、
テスラさんの異端のイメージは、一層強烈なものになりました。

テスラさんの死後、その膨大な研究資料は
FBIにより押収されたとも言われています。

天才発明家なのか?それとも狂気の発明家なのか?

本書は、奇妙なタイトルになっていますが、
テスラさん本人の著作の邦訳本。

第1部は、発明家としての人生の回顧録
「My Inventions : The Autobiography of Nikola Tesla」。

第2部は、フリーエネルギーに関する論考
「The Problem of Increasing Human Energy」。

実際に読んでみると、研究への姿勢や考え方が
まじめに述べられていて、エネルギーにこだわった
非常にマジメな発明家という印象です。

常人を超える発想はあるものの、さほどオカルトチックではなく、
世界平和を願う純粋な科学者といってもいいでしょう。

あれだけ確執のあった、エジソンさんについても
思ったほど非難を書いているわけではありません。

本書を読む限り、テスラさんが名声を残せなかったのは、
異端というより、運がなかっただけなのかもしれません。

この本から何を活かすか?

なぜ、今、テスラさんが注目されているのか?

それは、福島第一原子力発電所の原発事故があったから。

テスラさんは、1919年の段階で原子力エネルギーが
人類にとって不幸になりかねないと言及しています。

そして、太陽や地球から得られるエネルギーについても
本書の中で考察してます。

テスラさんの死から70年以上経って、
無線送電に関する科学技術が進歩していますから、
近い将来、世界システムが実現するかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 科学・生活 | 08:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

心が思い通りになる技術

心が思い通りになる技術: NLP:神経言語プログラミング心が思い通りになる技術: NLP:神経言語プログラミング
(2013/03/25)
原田 幸治

商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:28

春秋社の江坂さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

私たちは、「できない」という言葉をよく使います。

簡単な言葉なので、細かく区別せず使っていますが、
ここにはいくつもの意味が含まれています。

まずは、「やりたくない」ので、できない場合。

しかし、この場合はやりたいと思っていませんから、
できないことが精神的には望ましい状態のはずです。

問題なのは、「やりたい」気持ちがあるのにできない場合。

この場合の「できない」は、更に3つに分けることができます。

  1. 知らないから、できない(知識不足)
  2. 上手くないから、できない(技術不足)
  3. 分かっているのに、なぜかできない

この内、1番と2番の解決法は明快です。

知識がなければ、情報を仕入れ、
技術が足りなければ、トレーニングを積む必要があります。

では、「分かっているのに、なぜかできない」場合は、
一体、どのように解決したら良いのでしょうか?

「なんとなく」気がついたら、できていないことも多いでしょう。

この場合、必要なのが「プログラム」を変えることです。

プログラムとは、頭と体に染み込んでいる、
自然にやってしまうクセ。

でも、これって無意識にやってしまうことなので、
変えようと思っても、なかなか変えることができません。

そこで登場するのが、神経言語プログラミング(NLP)。

NLPでは、人の行動や考え、感情的な反応を
「~すると、・・・になる」という反応のパターンで考えます。

プログラムとは、この反応のパターンの組み合わせ。

人の中にあるプログラムは、体験によって作られ、
状況によって動き始めるものです。

NLPとは、気持ちや行動が起きる理由を「仕組み」として
理解し、できなかったことをプログラムを変えることで、
できるように変える方法論。

本書は、NLPを基礎からしっかり理解して学ぶための本です。

最近、書店にはNLP関連本が数多く並んでいますが、
その多くはNLPの雰囲気だけが分かる程度の内容です。

一方、本書ではかなりガッチリとNLPを学ぶことができます。

ステップ・バイ・ステップで手抜きなし。

それでいて、1つ1つは平易な文章とわかりやすい図解で
説明されていますから、読んでいて難しく感じることはありません。

きっちりと論理的に説明されているのは、著者の原田幸治さんが、
理系出身のNLPトレーナーだからなのでしょう。

たまに理系チックな例え話が出てくる部分があって、
ひょっとすると文系の方にはピンと来ない箇所かもしれませんが、
個人的には腹に落ちる感じの説明でした。

人はどのようにプログラムされ、
それをどのように変えていくのか。

なにごとも基本をしっかり身につけることが大事なので、
これからNLPを学びたい人にはオススメの一冊です。

この本から何を活かすか?

NLPでは、プログラムを構成する要素を
「サブモダリティ」と呼ぶそうです。

例えば「犬を見たら恐怖感が沸く」という反応。

この中の「犬」という情報も、五感で区別される
いくつもの要素から構成されています。

犬に恐怖を感じる人は、その中の特定のサブモダリティが
強調され、イメージされるフレームが歪んで、
怖いという反応が引き出されていると考えるようです。

何事も構成要素に分けて考えることが大切なんですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 自己啓発・セルフマネジメント | 07:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

キーメッセージのつくり方

キーメッセージのつくり方キーメッセージのつくり方
(2013/02/16)
高橋 宣行

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:22

  「言葉」には人を動かす力がある。

頭の中にあるイメージは、言葉化されてはじめて、
人との共有ができるようになります。

人と人をつなぐのは「言葉」です。

企業も個人も「想い」を、言葉にすることでリアルに伝わる。

では、「想い」や「志」をどのようにして言葉化するのか?

本書は、博報堂の元制作部長だった高橋宣行が伝える、
「キーメッセージ」の作り方を伝える本です。

  「アメリカは、10年以内に月に立つ」

これは、本書の冒頭で紹介されていた、
ケネディ大統領の1961年の就任当時の宣言です。

人類が月に行くことは、遠い夢でしかないと
誰もが考えていた時代でした。

しかし、ケネディ大統領は、このキーメッセージで
アメリカ国民を駆り立て、8年後にその夢を実現しました。

キーメッセージは、想いを言葉化したもので、
単なるキーワードではありません。

重要なカギを握り、本質を突き、新しい主義・主張があり、
ひと言でイメージさせることのできる言葉。

何を言いたいか(What)を突き詰め、
どのように伝える(How)を洗練して生まれた
言葉の結晶です。

本書の解説は、さすがに言葉のプロの高橋さんという感じで、
短い説明の中でも端的に、キーメッセージ作りの真髄が
伝わってくるように書かれています。

高橋さんが、本書の最終章で紹介する
「キーメッセージの作法」(考え方・作り方)は次の通りです。

  作法1 相手を「想う」ことから始まる
  作法2 その「想い」にタイトルをつける
  作法3 キーメッセージは「想い」×「言葉化」
  作法4 「言葉の感度」を高める
  作法5 頭の中に「映像」を残す
  作法6 すべての「構想」の核とする
  作法7 大切なのは「知る」ことより「感じる」こと
  作法8 手で考える・書くことで考える
  作法9 「人を巻き込む」キーメッセージとする

言葉化する過程ももちろん大事ですが、
何よりも最初に、どれだけの「想い」があるかが、
伝わるキーメッセージになるかどうかを左右します。

本書では、ところどころに例として散りばめられた、
有名企業や著名人のキーメッセージが、
かなりイイ感じで効いています。

古いものから最近のものまで、
本書で紹介されるキーメッセージは約150本。

高橋さんは、量を読ませて、視点の置き方を
自然と身につけることも狙っているようです。

高橋さんの本の特徴でもありますが、
本書で紹介されるキーメッセージは、
すべて高橋さんの手書き文字。

これがまた活字と違い味があって、
キーメッセージのメッセージ性を、
より引き立てている感じがします。

この本から何を活かすか?

  キーメッセージの4点チェック

  ・強い意志はあるか?
  ・方向性は見えるか?
  ・映像は思い浮かぶか?
  ・ストーリー展開は読めるか?

キーメッセージは、思想にタイトルをつけること。

短い言葉にした中にも、上記の4点が入っていなければ、
人を動かすキーメッセージにはならないようです。

私は、本書を読んでキーメッセージの作り方が
わかったというより、作ることの難しさを実感したというのが
正直なところです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 広告・PR | 06:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

世界基準で夢をかなえる私の勉強法

世界基準で夢をかなえる私の勉強法世界基準で夢をかなえる私の勉強法
(2013/02/14)
北川 智子

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:19

  「勉強とは、つまるところ、経験の意味を深め、
  約束を果たすために大事なツール。
  そして全人格を形づくるもの。一生続くマラソンだ。
  そして、勉強の成果とは、自分が社会に伝えたいメッセージ
  なのだと思う。学ぶ人はみな、どんな分野でも、
  現状からよりよい未来へ、有用に使える知識の生産を
  行なっているのだと思う。」

本書は、『ハーバード白熱日本史教室』で話題になった
北川智子さんが、自らの学歴と勉強法について語る本です。

北川さんは高校時代は理系女子として過ごし、卒業後に留学した
カナダのブリティッシュ・コロンビア大で数学と生命科学を専攻。
同大学院で歴史を学び、米・プリンストン大で博士号を取得。

その後、ハーバード大で歴史を教え、現在は英ケンブリッジ大で
数学史を研究しているという、めずらしい学歴をお持ちの方。

本書もその学習歴に沿い、北川さんの半生記にもなっています。

  第1部 大きな壁は回り道をして超える
    ~カナダ・ホームステイ・英語編~
  第2部 カジュアルに、エンドレスに勉強する
    ~カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学・留学編~
  第3部 24時間を144時間の濃さにする
    ~米国・プリンストン大学・大学院編~
  第4部 結果を出すには準備がすべて
    ~米国・ハーバード大学・先生編~
  第5部 勉強は「約束」を果たすために
    ~英国・ケンブリッジ・飛躍編~

北川さんの経歴の中でも、特に注目されたのは29歳の若さで
ハーバード大の教壇に立ち、人気講師になったことでした。

ハーバードのカレッジ・フェローとして採用され、
1年目は数十人だった受講生が、ユニークな授業が好評を得て、
3年目には受講生が250名を超えるほどの人気になり、
同大学の「思い出に残る教授」賞にも選出されました。

勉強法を語る本は、星の数ほどありますが、
北川さんの場合、日本での勉強法ではなく、
海外に出てからの15年間の勉強方法を紹介している点が、
ユニークです。

細かなノウハウよりも、何を目指してどういうマインドで
勉強すべきかのメンタル面の話が多くなっています。

海外で勉強するうえで突き当たる壁や、
窮地に追い込まれるような苦労もありますが、
常にポジティブに勉強しているので悲壮感はありません。

むしろ読んでいて、爽やかな感じさえする本です。

北川さんが本書で伝えたかったのは、
海外での勉強方法ではなく、どこにいてもワクワクするような
学び方ができるということだと思います。

  「日本でも世界でも楽しく勉強する方法はどこにでもある。
  独自の勉強法をうまく習慣化する方法をつかみ取ることで、
  誰もが “できる自分” に必ずなれる。夢が現実のものになる。
  自分に合った勉強法を編み出し、失敗を客観的に分析し、
  周囲の意見から学んでいくことで、
  さらに難しいチャレンジにも向かっていける。」

この本から何を活かすか?

  「読むスピードを上げるために、指で文字を追うことも試されたい。
  読むラインに手を当てて、読みたいスピードで指を動かす。
  すると、目で追いながら読むよりも、はるかに速いスピードで
  本が読める。目の動きを、指の動きの速さに合わせて動かせるよう、
  実際にチャレンジしてみてほしい。」

英文を読む時は、格段にスピードが落ちてしまうので、
この方法はいいかもしれません。

横書きの英文では、指を左から右へスライドさせるので、
文字が指の影にかからず、動かせるのも良さそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 勉強法 | 06:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

貧乏人が激怒する 新しいお金の常識

貧乏人が激怒する 新しいお金の常識 あなたが貧しくなる理由と40の処方箋貧乏人が激怒する 新しいお金の常識 あなたが貧しくなる理由と40の処方箋
(2013/02/16)
午堂 登紀雄

商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:24

あなたは、日本の財政が破綻すると思いますか?
それとも、日本の財政はぜんぜん大丈夫だと思いますか?

日本財政破綻派、大丈夫派の両方の主張が、
様々なメディアを通じて伝えられています。

本書の著者、午堂登紀雄さんの主張は、
この単純な二元論に陥るのではなく、自分の頭で考え、
いかなる事態が起こっても、なんとか対応できるように
準備しておくことです。

  「日本破綻論と日本大丈夫論。
  この2つの主張への考察には、矛盾を感じるでしょう。
  しかし、私たちには、財政破綻への備えが必要なのと同程度に、
   “何も起こらない” 場合への備えも必要です。」

午堂さんのアドバイスは、常識に縛られていませんが、
非常に現実的。

それは、机上の空論で言っているのではなく、
午堂さん自身が現役の実践者として語っているからです。

  「本書は、節約や貯蓄、投資などの方法を紹介する
  ノウハウ本ではなく、お金に関する “パラダイムシフト”
  を提案する本です。言い換えると、長い時間をかけて
  あなたの頭にインプットされてきた “お金に関する古い常識”
  を削除して、新しい常識をインストールするための本です。」

午堂さんは、本書で私たちがよく耳にする
40個の古くて間違った常識を挙げ、富裕層になるためには、
どのように考えればよいのかを解説します。

例えば、次のような常識です。

  旧常識06 「老後までに1億円貯めなきゃいけない?」

よく、マネーリテラシーの低い人に
「いくらお金があったら老後は安心?」
と聞くと、かえってくる回答が「1億円」。

きちんと計算することなく、漠然と1億円あれば安泰と
考えているのでしょう。

また、マネー雑誌では、ファイナンシャルプランナーなどの
計算を基に「1億円」という額をはじき出していることがあります。

しかし、午堂さんは、この問題を考えるときに、
2つの前提条件から疑ってかかる必要があると説明します。

1つ目は、65歳で定年退職した後、まったく働かないのか?
2つ目は、老後の生活コスト、毎月33万円は妥当なのか?

老後にいくら必要なのかは、その人の生活スタイルで
変わってきますから、一概に「1億円」必要とは言えません。

そして、もっとも大切なことを午堂さんは述べています。

  「貯金額にこだわるのではなく、絶え間ない収入の流れを
  つくるほうが、精神的にも余裕が生まれます。」

本書で、午堂さんが説明する内容は、至極真っ当です。

私は、タイトルにあるように、本書を読んで
「貧乏人が激怒する」ようなことはないと思います。

なぜなら、貧乏人はそこまでお金のことを
真剣に考えていないからです。

この本から何を活かすか?

  「WNCの発想でお金を使おう」

これは、無駄な支出を減らし、すべての支出が投資になり、
つねに支出を上回るリターンを得るように発想を変える方法として
本書で紹介されていました。

  W=お金の貯まらない人は「欲しいもの(WANT)」にお金を使う。
  N=お金の貯まる人は「必要なもの(NEED)」にお金を使う。
  C=お金が増える人は「変化を起こすもの(CHANGE)」にお金を使う。

例えば、ノートパソコンが欲しい(W)と思った時点では買わず、
それが必要な理由(N)と、それを自身の変化に(C)つなげられると
確認できた時点で、投資と考えて購入決めます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| マネー一般 | 07:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |