活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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運命を変える心とからだの磨き方

運命を変える心とからだの磨き方運命を変える心とからだの磨き方
(2013/03/04)
久住眞理

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満足度★★★
付箋数:20

人間総合科学大学の井上さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

本書の著者、久住眞理さんは同大学の学長を務める方。

  「この本は、人間を科学的に見るという目を持って書かれています。
  人間の本質を見ることは、あなた自身がより良く生きるための
  合理的なヒントを与えてくれます。
  私の様々な経験を通して感じてきた実感をお伝えすることで、
  あなた自身の迷いや不安をどう理解し、解釈し、どう処理していくか、
  そのヒントをお渡しできれば嬉しいと思っています。」

本書は、より良く生きるための自己啓発書。

気軽に読めるエッセイの形式をとりながら、
そのベースに科学知識があるところが特徴的。

バックボーンに医学がある、久住さんならではです。

事例としては久住さん個人の経験を通して書かれていても、
科学的知見が根底にあるので、かなり説得力があります。

そして本書で語られるメッセージは、
楽に生きるための小手先のテクニックではなく、本質論。

ですから、本書を読んで、あなたの抱えている問題が
すぐに解決されることはないかもしれません。

その代わり、メッセージがじわじわと染みこんできます。

本書の冒頭で江戸時代の儒学者、佐藤一斎さんの
『言志晩録』から引用の言葉がありました。

  「一燈下げて暗夜を行く。
  暗夜を憂うることなかれ。
  ただ一燈を頼め」

佐藤さんの『言志晩録』を含む4つの書『言志四録』は、
西郷隆盛さんの愛読書だったことで知られています。

久住さんは、闇夜のような人生を歩むための「一燈」は、
「いのちが自分に発する声」であると解説。

  「それは、細胞に刻まれた生きる意味と意欲、
  これまで育まれてきた心情、知らず知らずに培ってきた
  自分という存在、人のなかで生きる喜びや悲しみであり、
  自分の人生をかけ貫く何かでもあります。」

最初にこの説明を読んだ時は、正直、あまりピンとこなく、
本書が暗闇を照らす「一燈」になるのかな、
ぐらいにしか思えませんでした。

しかし、久住さんのメッセージをよく読んでみると、
「一燈」は他人から与えられるものではなく、
あくまで内なる自分声であることがわかります。

本書はそれに自分で気づくための
手助けをするために書かれています。

本書は、基本的に女性に向けの本です。

「女性」が凛として生きる、しなやかに生きる
ためのメッセージがいくつかあります。

しかし、ほとんどの内容は、
男性が読んでも、それほど違和感がありません。

人が本質的により良く生きるためには、
女性だから、男性だからといった性別による違いは、
それほどないのだと思います。

この本から何を活かすか?

  「人間は言葉を持つことによって、人としての特徴を
  発達させることになったのですが、その言語の起源については、
  いくつかの説が出されています。
  この仮説の一つが身振りによるコミュニケーションというもの、
  もう一つが音声によるコミュニケーションというものです。
  そのなかで “言葉は歌から生まれた” という仮説が
  有力だということが最近発表されました。」

これは、昨日、当ブログで紹介した
岡ノ谷 一夫さんの『「つながり」の進化生物学』に
書かれていた「相互分節化説」のことですね。

偶然ですが、つながっています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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