活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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一目惚れの科学

一目惚れの科学 (ディスカヴァー携書)一目惚れの科学 (ディスカヴァー携書)
(2012/12/26)
森川 友義

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満足度★★★★
付箋数:24

  「 “恋愛感情” とはつまるところ、女性の持つ卵子と
  男性の持つ精子を引き合わせて子どもを産ませるための
  情動ですが、どんな女性でも、優秀な精子と結合したいと思い、
  またどんな男性でも、優秀な卵子と結合したいと願います。
  両者とも、よりよい卵子や精子を求めて、
  相手を選ぼうとするわけです。」

本書は、進化生物学、進化心理学、進化政治学の立場から
恋愛を解き明かす本です。

著者は早稲田大学国際教養学部教授の森川友義さん。

私たちは優良な遺伝子を残すために、
視覚、臭覚、聴覚、味覚、触覚の五感を最大限に駆使して
理想的なパートナーを探しているという話です。

本書では、人が異性に惹かれる恋愛感情を、
遺伝子が生き残るための戦略として捉え、
五感にどのように訴えるかを詳細に説明します。

五感の中でも、特に重要なが、「視覚」と「臭覚」。

人を好きになる場合、一目惚れなどの、
見た目から入ることも多いでしょうから、
視覚が重要視されるのは十分に納得できます。

では、どのような見た目が異性に魅力的に映るのか?

それは、シンメトリー(左右対称)であること。

顔にしても体型にしても、シンメトリーだと、
異性から魅力的に感じられるようです。

  シンメトリーな人ほど、
   ・異性の目には魅力的とうつる。つまりモテる。
   ・過去の恋人の数が多く、性体験が豊富。
   ・風邪をひきにくく、喘息にもなりにくい。
   ・体脂肪率が低い
   ・よいにおいを発する

そして、恋人の資質として、視覚の情報と同じくらい
重要視されるのが臭覚。

本書で言及されているのは、私たちが無意識のうちに
感じとる「においの相性」である「HLA」。

HLAとは、Human Leukocyte Antigen(ヒト白血球抗原)
のことで、白血球のタンパク質をつくる遺伝子の複合体。

いわゆるABO型の血液型は、赤血球の血液型ですが、
HLAは白血球の血液型で、6つのタイプ(座)、
12の組み合わせに分けられます。

ABO型の血液型による性格診断が、科学的根拠がないと
言われているのに対し、HLAには科学的根拠があります。

男女間では、HLAが近いほど臭いと感じ、
HLAが異なるほど良いニオイと感じるようです。

本書は、ノウハウ本でないので、読んだからといって
恋愛が成功するわけではありません。

努力で変えられる点では、せいぜい五感に訴える言葉を発し、
ユーモアのセンスを磨き、音楽の素養を持つことぐらいです。

しかし、知的好奇心は十分に満たしてくれる一冊です。

また、一部の章末にあるQ&Aのコーナーは、真面目なのか
不真面目なのかよくわかりませんが、けっこう笑えます。

この本から何を活かすか?

では、私のツボにハマった、
Q&Aコーナーの森川さんの回答をいくつか紹介します。

  Q1. よく「2番めに好きな人とか、ほどほどに好きな人と
   結婚すべき」「美人と結婚しても飽きる」などどいわれています。
   真偽のほどはどうでしょうか?

  A1. うそです。こうした格言は自分に都合のよいように
   つくられたものです。(中略)2番めに好きな人と結婚して
   良いことはありません。「美人と結婚しても飽きる」、
   これも意味がわかりません。「美人でない人と結婚したら
   もっと飽きる」でしょう。

  Q2. 私の彼は、煙草を吸います。どうしたらよいでようか?

  A2. 次の恋人は、吸わないようにしましょう。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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