活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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恐慌前夜

恐慌前夜 日本経済は急浮上する!恐慌前夜 日本経済は急浮上する!
(2012/12/07)
松藤民輔

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満足度★★
付箋数:17

  「さて、これからアメリカ経済は日本よりも
  悪くなるでしょうか?
  実は、悪くなるかどうかではなく、とっくの昔から
  日本よりはるかに悪いのです。」

このように説くのは、ミスター金山こと松藤民輔さん。
いろいろな数字の解釈の仕方があるものです。

本書は、今度こそ本当に「オオカミ=恐慌」がやって来るが、
日本は安泰だと力説する本。

物事を人とは違った見方ができる松藤さんらしい、
ユニークな見解が、様々な分野について語られています。

  第1章 日本は現場力で動いている!
     ― リーダー不在が日本の理想的リーダー
  第2章 悪あがきするアメリカ、ユーロ、中国!
     ― 今度こそ狼=恐慌がやってくる!
  第3章 財務省とマスメディアのウソ!
     ― 「日本の未来は暗い」なんて誰がいった?
  第4章 世界がうらやむ国!
     ― ほんとうはこんなにすごい日本!
  第5章 あっ、そうだったのか?
     ― 世界経済危機を勝ち抜く法則

アメリカの衰退は止まらず、ユーロは破綻し、
中国のバブルも崩壊する。

しかし、これからは日本の時代なので大丈夫。

なぜなら、日本はリーダーがダメな分、国民が利口になったから。

  「ボクはこう思います。こんなリーダーしかいないから
  国民は賢くなったんだ、自分たちで行動して考えなくちゃ、
  と思うようになったのだ、と。」

そして、いつものようにペーパーマネーの時代は終わり、
これから「金(きん)」の時代ががやってくると、
松藤さんの自説は続きます。

  「来るべき恐慌を前にして、世界はやはり最終的には
  金本位体制に落ち着かざるをえないのではないか、
  と考えています。」

金は、1トロイオンス2468ドルまで高騰する余地があり、
60年に1度のチャンス。

金は、これからの投資商品の中心になると。

確かに、ここ10年の金価格は上昇の一途を辿っています。

10 year gold

1トロイオンス1800ドル前後まで上昇していますが、
松藤さんの予測が正しければ、
まだ上値余地があることになりますね。

私も2008年に松藤さんの本、
マネーの未来、あるいは恐慌という錬金術」を読んでから、
東証に上場した金ETFに注目していますが、
こちらのチャートを見ても、一貫して上昇傾向です。

金ETF5年

この本から何を活かすか?

だからと言って、松藤さんの会社、
株式会社ジパング(2684)に投資をするのは危険です。

こちらの会社は、大証により「実質的存続性の喪失
(不適当な合併等)」の猶予期間入り銘柄に指定され、
上場廃止予定です。

また、2011年には松藤さんががジパング株を担保にした
投機で失敗し、担保株の強制処分が行われました。

他にも、いろいとと問題のある会社のようですから要注意です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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